#49 桃を煮る人


題名:桃を煮る人
著者:くどうれいん
発行所:株式会社ミシマ社

【概要】
衝撃のデビュー作『わたしを空腹にしないほうがいい』から5年。
小説、エッセイ、絵本、児童書、歌集…多方面で活躍する気鋭の作家が、
満を持して、2作目の「食エッセイ集」を解禁。

日経新聞「プロムナード」(2022年7月〜12月)に掲載されたエッセイに、
書き下ろしをたっぷり加えた、珠玉の41編。

【感想】
前々から気になっており、本屋で見かけたため手に取った。
日々の生活において「食」は最も身近で、かつ当たり前すぎて気にかけない限りは腹を満たすだけのルーティンになってしまうと思う。
自身は社会人になってから、より食への思い入れが強くなった自覚がある。
そのためか、当エッセイのようにある食べ物や食事によって思い起こされる、思い出のようなものが、社会人になってから急激に増えた気がしている。
おそらく、この先も自身の食の好みが変わって、初めて口にする食事も出てくると思うが、その時を楽しみたいと思う。

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