#48 有頂天家族 二代目の帰朝

題名:有頂天家族
著者:森見 登美彦
発行所:株式会社幻冬社

【概要】
狸の名門・下鴨家の矢三郎は、親譲りの無鉄砲で子狸の頃から顰蹙ばかり買っている。皆が恐れる天狗や人間にもちょっかいばかり。そんなある日、老いぼれ天狗・赤玉先生の跡継ぎ〝二代目〟が英国より帰朝し、狸界は大困惑。人間の悪食集団「金曜俱楽部」は、恒例の狸鍋の具を探しているし、平和な日々はどこへやら……。矢三郎の「阿呆の血」が騒ぐ!

【感想】
前作も相まって、先が気になりすぎて終始ワクワクしたまま一気に読み進めてしまった。
今回、この二作目を読み終えると同時にアニメの方も一気に視聴した。
小説で読んだ場面が絵として浮かび上がるので、また違った面白さがあった。(記憶が正しければアニメについては特に話の割愛などは無く、小説の内容にそって忠実に制作されていた)
あまり、ネタバレ的なことを書きたくないが、配慮して書くならば「夷川早雲恐るべし」。
そして、気になるところは最後の終わり方が、含みがあるような内容と自身は感じ、未だにどういう気持ちで涙を流していたのか理解できていないので、いずれ2周目に突入することになると思う。

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