見出し画像

【ツクツクインタビュー#4】コミュニティの活動を後押しする

こんにちは!今回はツクマルに関わってくれる方々のインタビューです。ツクマルをツクる人第4回は、神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室コミュニティ活性化グループ、鈴木さんにお話を伺いました。

ツクマルと関わるようになったきっかけ
 ツクマルさんの“かながわボランタリー活動推進基金21”(以下、基金21)受賞をきっかけに活動を知って、こちらからお声がけしたのが最初です。ツクマルさんが津久井浜団地でオープンしてから、基金21に応募されて、見事受賞されたんですね。これを受賞すると全庁に「どういう団体が受かってどんなことされますよ」と周知されるのですが、団地のコミュニティの活性化をテーマに受賞したと知って、コミュニティ活性化グループとして何かできるのではないかと思い、清水さんの後に合流しました。
 私のいるいのち・未来戦略本部室は、知事が特に力を入れて実現したい政策に取り組む部署で、知事の「これからはコミュニティを活性化しなくてはいけない」という強い思いの下、活動しています。とは言っても、地域コミュニティに最前線で向き合っているのは市町村なので、部署としてどんな活動をしていくかと考えた時に「既存のコミュニティが活性化していく後押しが県の仕事ではないか」という結論に至りました。活動当初は市町村の後押しとして自治会さんの応援から始めて、次第にNPOさんや社協さんにも協力してもらいながら、コミュニティ活性化のために動いています。

私のツクマルとの関わり方
 県ができることとして、県内には33の市町村があるんですが、各地での活動の情報共有だったり、民間企業や団体と県の関わり合いを地域の活性化に繋げたりしています。ツクマルさんの場合は“かながわ人生100歳時代ネットワーク”という行政、大学、企業、NPOが集まるプラットフォームに加入してもらって、事業者同士の情報共有や協業のマッチングの場として活用してもらっています。また、別の取り組みとして、今度の3月と4月にツクマルでスマホ教室を開催します。県のモデル事業として企業の方に無償で来てもらうことで、地域の方も「何か売りつけられるのかな」という不安を持たずに参加できるのではないかなと考えています。県としては、様々な組織の間を繋ぐ役割を担っています。

災害に不可欠なインフラ“スマホ”の使い方教室を開催

ツクマルに関わってよかったこと
 ツクマルさんと関わるようになってから、県営団地というアプローチ先が広がったというか。それまでは私たちは自治会や市町村の職員と何か取り組むということが多かったのですが、ツクマルさんをきっかけにダイレクトに現場と関われるようになりました。いい事例があれば、間を挟まずに直接聞きに行くようになって、直接コミュニティにアプローチするハードルが下がりましたね。

ツクマルに期待すること
 高齢者の方など、これまで県としてなかなかアプローチできていなかった方たち、お部屋から出ずに過ごしている方や出ようとしても一歩踏み出せない方へのアプローチを期待しています。神奈川県で取り組む“未病対策”では、高齢になっても健康な状態で生活できるよう未病改善を推進していて、改善の柱には“食・運動・社会参加”があります。特に高齢の方にとって社会参加は、加齢による心身の活力の低下を防ぐことが期待できます。キーになってくるのは子どもなのかなと思います。ツクマルさんが持つ子ども支援のノウハウを生かして、ぜひ高齢者向けの取り組みにも活かしていただければと思います。

右)コミュニティ活性化グループの鈴木さん


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?