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【D-23】人生は暇。CDショップのバイトはエモい

いま0:26ですが、日付を越えても何を書くか決まってませんでした。
お笑いライブのない日のわたしなんてただ暇つぶしに生きてるだけの肉です。「人生暇つぶし」を自分の身を持って証明しています。

昔から暇すぎてめちゃくちゃ音楽聴いてたし、暇すぎてテレビ見て暇すぎて本読んで暇すぎて映画観て暇すぎて携帯で自分のホームページとブログ作ってました。
学生時代は部活してない時期ないしバイトもしてたけど、かなり暇でした。なんで?

人生暇なのがデフォルトなので、バイトとかも穏やかな仕事しかできなくなりました。めちゃくちゃ忙しかったモノマネのショーパブは半年ぐらいで辞めちゃって、家から2分のブックオフは1週間で辞めました。

その代わりCDショップは大学卒業までずっとやってました。CDショップのバイトは暇でした。

1個目のCDショップは所沢にある全然知らねー名前の店でした。ダサすぎてウケるぐらい真っ青のベストを着用させられていました。

所沢でCDを買う人間なんていないので本当に暇でした。毎日POPを作ってました。買う人がいないのに店内は賑やかでした。(視覚的に)

CDショップには、基本的に「穏やかで変なやつ」しか働いていません。居心地よすぎ。暇なのでバイト仲間とめちゃくちゃ喋りました。視聴機のヘッドフォンをつけて奇声を上げている常連客がいても無視して喋ってました。所沢ってそういうところです。

年下のサブカル丸出し大学生が新しく入ってきました。マッシュルームヘアが似合ってて可愛かったので特によく話しかけました。仲良くなって飲みに行きました。彼女いるって言ってたのに、部屋に上げてくれました。可愛い顔してめちゃくちゃ女好きな人でした。将来のひそかな夢は自宅にエロい回転木馬を置くことだと言っていました。浅野いにおが好きな男ってこんなやつばっかりなのかなと思いました。

2つ目のCDショップはタワレコです。真っ青のベストを脱ぎ捨てて、黒のエプロンを着けました。バイト受かったときは本当にうれしかったです。憧れのタワレコ店員になれたこと、面接でわざわざ平和島とかいう訳分からん駅まで行った労力が報われたことどちらの意味でも喜ばしかったです。

タワレコは所沢に比べたら遥かに忙しかったです。その上、歴が長いバイトとかがいっぱいいるので「穏やかで変なやつ」に加えて「威圧的で変なやつ」もいました。

最初にわたしの研修担当になった金髪の無口な女は後者でした。正直そいつのせいで1ヶ月で辞めそうでした。ノーベンバーズのファンだったのもなんか嫌すぎて、しばらくノーベンバーズ聴かなかったです。
でも、そいつが「来月辞めるからなぁ」と休憩室で話してるのを聴いた瞬間、生きる力がみなぎってきました。よく考えたら、そいつ以外は基本優しい人ばっかりでした。

わたしが配属されたのが特に忙しいフロア(嵐のCD発売日はレジ待ちの列がフロアを1周していたぐらい)だったので、ある程度1人で動けるようになると、もう周りの人が怖いとか優しいとか感じてる場合ではなかったです。

とはいえ、CDというのは毎日売れるわけではありません。平日の夜シフト、日曜の朝シフトはめちゃくちゃ暇でした。暇なのでまたスタッフとたくさん喋りました。

CDショップあるあるかもですが、年齢よりも先に「普段なに聴いてるんですか?」って聞かれます。そこで趣味が合えばもちろん盛り上がるし、知らないジャンルのファンでも興味津々で聞いてられます。今思えば本当に天職(天国のような職場)でしたね。

平日夜のシフト仲間が他の大学でバンドをやってる人たちで、そこが中心になって一度だけタワレコバイトのメンツでライブをやったことがあります。
話の流れでわたしも出る側で誘われました。

バンド組んでるわけじゃなかったので、1人でアコギ持って出ました。新宿店だったので、新宿にちなんで「歌舞伎町の女王」とか歌いました。思い出すと痺れるぐらいかっこいいですねわたし。

今やどっちの店の誰とも関わりがないですが、なんかそういう刹那的な交わり方も含めてCDショップのバイトって最高でしたね。

みんな元気に過ごしてるといいな〜。

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