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"ケージの更新" など、ヘビにとっての "劇的な環境変化" につながることを避けるべき時期

生涯に渡ってサイズがあまり大きくならない種のヘビを除けば、生涯に1つのケージだけで飼育できるケースというのはありません。
ヘビの成長とともに、それに応じたサイズのケージへと更新する必要が出てまいります。

ではどのようなタイミングで "そろそろケージを入れ替えた方が良い" という判断をするべきなのでしょうか。

いうまでもなくヘビのサイズが大きくなってきたら、というのはもちろんその通りなのですが、逆に"こういうタイミングではケージの更新などの劇的な環境変化はしない方がいい" という条件もあります。

具体的には、

1.気温の低い時期
2.脱皮の前後
3.餌を与えてから1週間から10日
4.産卵あるいは妊娠前

などです。これらの時期は個体が普段よりもよりストレスを感じやすい状態であることから、ケージの更新などが健康に大きなダメージを与えるリスクがあります。
ひどい場合には、こうした時期にケージの更新を行ったことが原因でその後長期間にわたって拒食が起きたりするケースもあるようです。


長く同じヘビを飼育していると、個体の "個性" とも言うべきストレス耐性や(種によってだけでなく個体によってもストレス耐性は異なります)、年間を通しての脱皮の頻度、休眠期などがわかるようになってくることでしょう。

その中で、特に飼育しているヘビがストレスを感じやすい時期には、ケージの更新などの "劇的な環境変化" につながることはできるだけ避けるようにする必要があります。
そうした配慮をしてあげることが、飼育個体の寿命延長につながるのだということをご承知おきいただくとよいでしょう。

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