うちの胡蝶蘭を見てください
広島の叔母が開業して、そのときに彼女はたくさんのお花をもらった。著者と同居している祖母、つまり彼女の母親が胡蝶蘭が大好きなので、叔母はそれを実家に郵送してきた。祖母は大喜びで、「こんな美しいものを独り占めするのは忍びない」と言って、ご近所さんを呼んで滅多にしないお茶をした。そのときお茶うけで出そうとしたGODIVAのチョコはすべて孫が平らげていたので、大笑いされたらしい。はじめて招き入れた人もいて、「家をぐるっと回って見てもいいか」と興味津々に庭を一周していった。祖母はそれで