仕事の原点 2008年度講師時代12 6年生相手の授業

日記から引用してきました。

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金曜日、仲良くしている6年生の担任の先生が一日出張。補欠を色々な先生にお願いしていた。

6時間目、教務の先生が本来なら入るところなのだが、仲良くしているのもあって、
「一回やってみる?」

といわれた。

おそらく一年前、半年前、3ヶ月前なら間違いなく断っていた。
自分に自信がないから。
自分に力がないから。

でも、今尊敬をしている鉄人の先生からのご指導で、そして追試をするおかげで、成功体験を積んでいる。
自分に自身をつけ始めることができている。

今の自分なら…と思うことがしばしばある。

実際、クラブ活動や通学団会議などで6年生を見ているが、
そんな言うほど手を焼く子どもたちはいない。
みんないい子どもたちである。みんなかわいい。

だから、試してみたかった。
今の自分でどこまで通じるか。

木曜日、お決まりのダンスの習い事も急遽休み、授業研究。
どうせやるなら…心に残る授業をしたい。
6年生の担任にはそこまでしなくても…という気持ちはあったと思う。
でも、自分はそれで満足しなかったので、教材研究を重ねた。
録音してあったテープ起こしで原稿を作り、教材を決め、寝たのは3時45分。もちろん朝方である。

ふらふらになりながら、2年生の授業を終え、気持ちを高めて6時間目に挑む。

やりたいことの7~8割くらいしかできなかった。
ほとんど初めて話す子どもが多数。
どんな反応をするのか本当に怖くもあり、楽しみでもあった。
漢字10文を色々な読み方で読む。
とても熱中してくれた。
うれしかった。
自分を表現することができた。
それを子どもたちは受け止めて、笑顔を見せてくれた。
最初「国語~ぉ、え~」
と言っていた女の子が目の色を変えて、読んでいる姿に感動した。
「はいっ!」と大きな声で速く読めたことを知らせてくれる姿に感動した。
やってよかった。またやりたい。
もっともっと子どもの能力を高めてやりたい。
これが高学年の一つの楽しみであると思った。

「ねらいはまだまだ分かりにくかったけど、集中力とあの大きい声は流石だなと思ったよ」
と視察に来た教務の先生にお褒めの言葉を頂いた。
もっと頑張りたい。

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まだまだ実践者の真似をして悦に浸っている感じですね。

そのようなことも当時の自分は気付いていませんが。。。

高学年の女子をやる気にさせたのは良いこと。

難しい年代なので、自分でも何が良かったのかは自分なりに、今振り返って分析しておきたいです。

おそらく「速読」の授業をしたのだと思います。

列ごと

一人一人

全体

いろいろな分け方をして、文の速読をさせたのだと思います。

教材は、

一文の中に漢字が入っているものを20こ。

繰り返せるが、

読む人数を小刻みに変え、飽きさせない工夫をしたのだと思います。

繰り返すうちにはじめ読めなかった子が読めるようになってくる。

その気になる。

全体が読めるようになってくれば、女の子もがんばろうとします。

『声に出させる』こと。

学習の基本だなと思います。

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