「とりあえずジェスドロ30日」をお絵描き初心者が3周やってみた
この記事ではお絵描き初心者の私が、株式会社ボーンデジタルさんのLiveUPショップで6月1日から販売された動画講座「とりあえずジェスドロ30日」を発売日に買い、30日描き続けて1周目を6月30日に、9月30日に3周目を完走した経験を共有したいと思います。
この講座は私にとって、絵を描く楽しさを再発見させてくました。
その楽しさを皆さんにもお伝えしたいです。
まず、「『ジェスドロ』『ジェスチャードローイング』ってなに?」という方にはふるりさんが書かれたこちらのnoteをお勧めします。
「とりあえずジェスドロ 30日」ってどんな講座?
「とりあえずジェスドロ30日」については佐藤ふくろう先生ご本人による内容の紹介動画があるので、それを見ていただくのが一番早いと思います。
動画のサムネイルにも書いてありますが、この講座の目標は主に以下の3つです。
特に何回も仰ってらっしゃる「(全体を)描くクセをつける」、「息をするように描く」、「人体を描いているのではなく、印象を描く」というのがポイントだと思います。
ただ、砂糖先生が描いてくださるのでそれを見ればなんとなくどうすればいいかはわかるのですが、動画本編ではジェスドロの各ステップの詳細な描き方についてそこまで詳しくは教えてくださりません。YouTubeにもいくつか動画が上がっていますが、できれば砂糖先生が描かれた以下の2冊の本を読まれることをおすすめします。
動画講座の「とりあえずジェスドロ」はこの2冊の本を読んだけれど、どう実践すればいいかわからない方にめちゃくちゃおすすめです。
1周目の振り返り
初めての1周目では、私はほぼ初心者で、全身の絵を描いた経験がほとんどありませんでした。そんな私が講座を受講しながら描いた人体(ラインオブアクションという線一本も1体として数えます)を振り返ってみます。各ステップについては、同じリファレンスを見ながら描いたものを選んでいます。
Step1 ラインオブアクション(LoA)
Step2 Step1+○三つ(豆もやし)
Step3 Step2+腕・足
Step4 腕・脚を円柱に
Step5 単純化
Step6 ビッグシェイプ
Step7 着衣
30日続けて私が感じたこと
この講座を30日間続けて、絵を描く楽しさを再発見しました。
その中で特に以下のポイントが印象的でした。
「失敗してもOK」が気楽
この講座の一番の魅力は、「失敗してもOK」という点です。
絵を描くときは完璧さにこだわりがちですが、ジェスチャードローイングではそれが必要ありません。失敗から学ぶことができ、それが楽しいです。
「線1本でも1体」が気楽
線1本でも1体の人物としてカウントすることも魅力です。
この方法は非常にシンプルで、初心者でもすぐに取り組めます。特別な道具や技術が不要で、誰でも始めやすいのが素晴らしい点です。
1体1,2分で描ける
ジェスチャードローイングでは、1体を1〜2分で描くことが推奨されています。
これは非常に効率的で、忙しい日常生活の中でも取り組みやすいと感じました。
短い時間で絵を描くことで、日々の成長を実感できるのは素晴らしいことです。
1日5,6分描ければいい
さらに、この動画は1日に約5〜6分程度の時間見るだけで3〜5体の全身の絵を描くことができます。
忙しいスケジュールの中でも続けられるため、かなりハードルが低いです。
私は毎日のルーティン(主に夕食後)に組み込み、楽しみながら続けることができました。
SNSで他の受講者の方と一緒に楽しむことができる
SNSでハッシュタグ #とりあえずジェスドロ を使ってSNSを見ると、他の人たちが同じ講座に取り組んでいることがわかります。
これによって絵を描くことが孤独な作業ではなく、コミュニティと一緒に楽しむ感覚が生まれました。他の受講者の皆さん(私よりずっと上手い人が多いです)から刺激を受けることができるのは素晴らしいことだと思っています。
毎日描いているうちに私は、絵を描くということに対して無駄にハードルを上げていたんだな、と思いました。
複数周やるとさらに面白い
更にとりあえずジェスドロを複数周周回することで、明らかな上達を実感しました。複数周することで徐々にコツをつかむことができました。
練習を続けることで、自分の描く線がどんどん洗練され、表現力が向上していく様子が非常に楽しいものでした。
過去と現在の作品の比較が楽しい
複数周動画講座を周回することによって、過去と現在の作品を比較することができるのも面白いポイントです。
1周目の絵と3周目の絵を見比べると、良くなっています。
これはモチベーションを高め、練習を続ける原動力となりました。
人体を描くことの楽しさを再発見できる
さらに、複数回の実践を通じて、人体を描くことの楽しさを再発見しました。
線を描く行為そのものが、クリエイティブなプロセスで、それをどんどん楽しく感じられました。
失敗や成功にこだわることなく、ただ描くこと自体を楽しむことができるのが素晴らしいと思います。
結論
ジェスチャードローイングの動画講座を複数回繰り返すことで、明らかな上達と絵を描くことの楽しさを実感しました。過去と現在の作品を比較することで成長を感じ、アートの世界に新たな魅力を見出しました。
この練習法は、繰り返し行う価値があります。
2023.09.29 「とりあえずジェスドロ30日! ツー(2)」発売開始!
ただ、流石に3周もすると「ちょっと飽きてきたな」と思っていました。
するとこのタイミングで続編の「とりあえずジェスドロ30日! ツー(2)」が発売されました。
7ステップで人体を描いていくという手順はそのままにリファレンスとなる写真が変わるようです(映像は見ていないのですが「ちょっと布が多くなった」と聞いています)。10月からはこのとりドロ2を毎日やっていきたいと思います。
おまけ:くるっぷとTumblrに載せている記録
私はとりあえずジェスドロで描いた絵をくるっぷに載せています。
クリップボードという機能で各周まとめています。
1周目のクリップボード
2周目のクリップボード(1〜4日目なし)
3周目のクリップボード
とりあえずジェスドロ30日! 2 1周目のクリップボード
Tumblr
Tumblrにはこれまで描いたジェスドロほぼ全て載せています。