記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

Identity V STAGE Episode4 『Phantom of The Monochrome』ハンター公演 感想(2024/06/09 12:30 配信)

舞台 Identity V STAGE Episode4 『Phantom of The Monochrome』(第五舞台 Ep4)ハンター公演千秋楽を配信で見ました。
配信時間は約2時間10分でした。

あまりに酷くてイチから感想を書く気にもなれないので、感想を書くのをAIに手伝ってもらいました。

以下、AIにどこがダメだったかインタビューされ作ってもらった文章に加筆したネタバレありの感想です。


本作については発表当初から期待を持てなかったので、チケットは取らず配信で見ました。しかし、残念ながら想像以上に出来が悪かったです。

観終わった後に「こんなものに4020円払って2時間強拘束されたのか」とげんなりしました。体調が悪くてベッドに横たわって見ていましたが、その時間寝ていた方がよほど有意義だったと思っています。
アーカイブ配信も見れるのですが、今のところ「もう一度観たい」という気に全くなりません。本作の出来が良ければサバイバー公演、特別公演の配信も買おうと思っていましたが、多分買わないと思います。

好きになれなかった点

まず、最も大きな問題は「誰にも感情移入できなかった」ことです。
舞台等の作品を見る際、私は「感情移入して見る」ことにさほどこだわりはありません。ですが、本作についてはお当番3人(白無常・黒無常・囚人)をはじめ、どのキャラクターにも全く共感することができず、物語に引き込まれることがありませんでした。
まずキャラクターの厚みを感じさせるエピソードがお当番3人以外は劇中ほとんどなかったと思いますし、その3人のエピソードも荘園に来る前の話と本作の劇中で起こった出来事に対する反応しかなく、正直キャラクターを感じさせるには弱かったと思います。

次に「サバイバーたちが全員卑怯者である」と暴かれるシーン。
ハンター公演では、「卑怯者である」という具体的なエピソードは囚人以外描かれず、更に彼らの名誉は回復されることなく終わってしまい、ただ不快な気持ちだけが残りました。

そして、私の推しである成松さんが演じるリッパーのキャラクターについては多くの不満があります。

まず、リッパーの「紳士で殺人狂」という二面性が過去作に比べ大幅にオミットされており、キャラクターの魅力が大きく損なわれていました。Ep2 B公演で推しの声色や足音で2つの相反する特性を感じさせる名演を見ているだけに非常に残念です。
次に、荘園を出てみたいと言うシーンも違和感がありました。リッパーは荘園でのゲームを大層楽しんでいるはずなのに、なぜそんなことを言い出すのか理解できませんでした。
そして、リッパーが最後に毒入りの食事を食べて倒れるシーンでは、彼の狡猾さが全く描かれておらず、不満が一層強まりました。

この舞台の脚本家について、過去に2作脚本・演出の作品を見ています。2作とも私はあまり好きではありませんでしたが、成松さんが演じる役やセリフについては割と良かったので、そこを期待して見ました。
しかし、本作ではリッパーのキャラクターが過去作に比べて単調で、魅力が大幅に減少していました。

あと、途中で入る2曲の歌(アイドル風の曲と扇子をディスコ風に振る和風の曲)は、本編の雰囲気に全く合っておらず、ストーリーの流れを壊していました。

特に不満を感じたシーン

ラストシーンが最も不満でした。
毒入りの食事を食べたキャラクターたちが倒れ、全員の記憶がなくなり、最初の状態に戻るという展開は、非常に不愉快でした。
キャラクターたちの成長や物語の進展が全て無意味になり、ただただ時間を無駄にしたという気持ちになりました。

期待とのギャップ

今回の舞台に対する期待は、原作のキャラクターのイメージを損なわず、話が展開されること、そしてキャラクターの魅力を深掘りしてくれることでした。
しかし、実際には原作のキャラクターのイメージは損なわれ、物語も結局何も進まないまま「最初に戻る」手前で終わるという、非常に残念な結果でした。

一番失望したのは、総合プロデューサーが脚本家に「20回以上台本を書き直してもらった」とXに投稿していたことです。私はこの発言から、本作は原作と台本との乖離は少なく、質が保証されていると思っていました。
しかし、実際には誰にも感情移入できず、多くのキャラクターのイメージを損なう内容でした。
本作の問題は脚本家だけでなく総合プロデューサーにもあると思います。

絶望の続編発表

さらに追い打ちをかけるように、今回の舞台の総合プロデューサー、脚本家と推しが続投する続編が発表されました。このニュースには本当に絶望しました。
キャストの変更や降板が相次ぎ、第1弾から5作連続で出演しているのが推しを含めてわずか3人となったのも辛いです。
長年続いているシリーズの一貫性が失われ、作品全体のクオリティが低下しているように感じられます。

最後に

今回の舞台は、期待を大きく裏切るものでした。
キャストの演技は悪くなく、衣装やセットなどもまあよかったのに、ストーリーがダメで、キャラクターの魅力や物語を楽しみにしていたファンとしては、とても残念でした。
次回以降の公演では、より原作に忠実で、キャラクターの魅力を深く掘り下げる作品を期待しています。


「絶望の続編発表」という見出しはAIが考えてくれました。笑いました(笑えない)。

【追記】
AIに提出したインタビューの回答:約1000字(この記事トップの画像)
AIが返してくれたこの感想の原文:約1600字
感想の文字数:約1900字
結構私書いてますね。

この記事が参加している募集