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7/10-17

7/10 晴れ
7時半起床。昨日寝たのが25時半くらいだったので起きるのがつらい。パンを買い忘れたのでホットケーキを焼いて支度。いつもと違うのは、昨日の彼らに陽の光を与えなければと日が入る場所が変わるたびに鉢を少しずつ移動させていたこと。ゴムの木は葉が青々と茂って幹がぐねんと勢いよく曲がっているからか"彼"と呼ぶほうがしっくりきて、もうひとつのシェフレラはすらっと細くて色味も淡い雰囲気で"彼女"と呼びたくなる佇まい。
午前中は定例mtgのため本社出勤。PCがまともに作動せず今日もイライラ。現場に戻り、お昼ごはんを食べながらTwitterを眺めていると、なんと新曲のカップリングに初のソロ曲収録が発表されている……!しかもメンバーのコメントを読んだら、6人全員がいまやりたいことを叶えられていて…それに至るまでの彼らの努力と周りのサポートを思うと泣けてきた。こんな素晴らしいものを届けてくれてありがとう。8月がほんとうに楽しみです。そしてもうひとつ、しいたけ占いが復活した。歓喜。
帰宅後、シャワーを浴びる前にとうもろこしごはんの準備。夜ごはんはなすと素麺。炊き上がったとうもろこしごはんは、土鍋の蓋を開けた瞬間からとうもろこしの甘い香りがぶわぁっと広がる。いよいよこの季節がやってきた、と嬉しくなる。今日はこの日記を"彼"のとなりに座って書いている。

7/11 晴れ
7時半起床。だらだらと準備をしていたら家を出る間際でいつもの電車に間に合うかぎりぎりになってしまい、一本遅いのに乗ることにする。
学校へ到着すると、中休みの時間なのにだれも校庭で遊んでいない。熱中症警戒アラートが出たらしい。わたしが小学生の頃は「危険な暑さなので外遊びは中止です」なんて言われたことがなかったなぁとぼんやり考える。
スタッフ会議も滞りなく終わり、彼とも1週間ぶりにきちんと話すことができた。夕方、江戸川乱歩なんて渋いものを読んでいた。お迎えのとき、笑顔で送り出すこともできた。19時に「わたしたちも上がりましょう!」と声をかけて退勤。気になっていたワンピースをみにルミネに寄る。最初お店を間違えたけど無事購入することができた。週末の旅行でおろすのが楽しみ。
帰宅してAぇチューブを観ながら夜ごはん。みなさんの日記を読みながら、まだ蝉の声は聞いていないなと思う。普段外を歩くときは音楽を聴いているから聞こえていないだけなのだろうか。『ひとりになること 花をおくるよ』ももうすぐ読み終わる。

7/12 晴れ
7時すぎ起床。ここ数日で、起きてすぐエアコンをつけるようになった。週末家を4日も空けるので、洗濯するタイミングや冷蔵庫の食材をどうにかせねばとそわそわしている。
通勤電車、最寄りの地下鉄ユーザーは満員電車に慣れていないのだろうか。もっと内側に寄れば問題なく乗れるのに、ドア付近で止まる人が多いからとても窮屈。空いている号車に変えればいいのだけど2駅だしと面倒くさがってその車両に乗るわたしもわたし。
午前中は打ち合わせが2つ。現場のOさんとは伝達事項もそこそこに、共通の上長の愚痴や現場での悩みを相談。これまで話してみたいと思っていたもののその機会がなかったのでうれしい。夏が開けたら飲みにいきましょうと、それまでネタを集めておきますねと笑い合って終わった。
夜、暑さにやられたのか退勤する頃にはどっと疲れていた。眠いし体が重たい。まいばすで素麺を買って帰宅。最寄りに着いたときにはぱらぱらと雨が降っていた。
部屋に入ってゴムの木から実がポロリと落ちているのを発見。なにかよくなかったかな!?とすぐに検索するものの、参考になりそうなページは出てこない。育てるからには枯らしたくないし大事にしたいけれど、わからないことが多すぎて不安。実のことは一旦あきらめてシャワーを浴びて、イキすぎさんを観ながら夜ごはん。素麺と、納豆と大葉と梅を乗せた冷奴。冷奴を食べた時点でけっこうおなかいっぱいになった。『ひとりになること 花をおくるよ』のあと20ページくらいをソファでうとうと、同じページの同じ行を行ったり来たりしながら1時間ほどかけて読み終わり、つぎの本に『そもそも交換日記』を選ぶ。

7/13 曇り
7時すぎ起床。葉水をやるとき今日も実が落ちていて悲しい。別の検索方法で調べたら生育には問題ない?らしいけれども。曇っていたので部屋も薄暗く、きょうは陽を当てられなくてごめんねと思う。
家を出ると昨日までの刺すような暑さはないけれど雨が降り出しそう。イヤホン越しから蝉の声のようなものが聞こえて、外すとやっぱり鳴いていた。今年はじめて蝉の声が聞こえた。でも、蝉といえば茹だるような暑さのイメージだし、なんとなくきょうじゃない気がするなぁなんて思う。鳴き方もどこか控えめな気がした。
日中はなにがあったかあまり覚えていないけれど、なんとなくここで来年も働いていられる気がしないなぁなんて考えた。
仕事を終えて家に帰って、22時に更新されたWESTube(照史くんと神ちゃんの食べっぷりに声を出して笑ってしまった)を観たあと明日からの旅行のパッキングをする。なんとなく荷物をまとめたものの、いま洗濯しているものも多いし、明日午前中の仕事が終わったら一度帰ってくるし…とそこそこに切り上げて24時ごろベッドに入る。

7/14 曇り 〈北海道0日目〉
6時半起床。支度を終えてパッキングを進めたけれど、帰りのお土産とかのことを考えたらボストンバッグよりキャリーのほうがいい?と迷い始め、結局荷物はバッグに収められないまま。とりあえず家を出なければいけない時間が近づいていたのでゴムくんたちに水をやって家を出る。
9時出勤、途中部会を挟んだり買い出しにいったりしたらあっという間に退勤時間。一度家に帰ってキャリーに荷物を詰め直し、軽く部屋の片付けをして再び家をでる。我が家の緑たちよ、どうかこの3日間元気で、枯れないでいてね。まだこれから旅行だという気がしていない。
15時半すぎにMと空港で落ち合い、お土産を買ったりスタバでピーチフラペチーノを飲みながら出発時刻まで待つ。普段ANAを使うことが多いので、JAL方面のお土産屋さんや搭乗口までの雰囲気が珍しく感じた。定刻より少し遅れて出発、離陸まで待たずにいつの間にか寝ていた。19:20新千歳空港着。
札幌へ向かう間も、外は暗いしまだ建物に囲まれていたのでここが北海道という気はまるで湧かなかったけれど、マスクを外して空気を吸ってはじめてちがう土地に来たことをすこしだけ感じる。リムジンバスに乗ってホテルがあるすすきのへ1時間ほど。窓の外は暗くてほとんどなにも見えなかったけれど、ときどき浮気調査しますという探偵事務所の看板が目に入る。バスを降りた場所は繁華街の真ん中で、街中がピカピカに光っていた。
滞在予定のホテルはゲストハウスのような仕様で、個室ではあるものの部屋の出入口はカーテンで仕切られているだけで、そのなかもダブルベッドが占領しており閉じままのキャリーと靴を置くだけのスペースしかなかった。すこし心もとない気もするけれど、こんな場所で寝起きすることも滅多にないのでうきうきした気持ち。
22時、Kおすすめの居酒屋さんで夜ごはん。2合のおぼろづきを頼み、ふたりではんぶんこ。お腹はいっぱいだったし外は寒かったけれどアイスの誘惑に負けてとうきびモナカを買って食べる。25時半ごろ寝。

7/15 雨 〈北海道1日目 23℃〉
7時ごろに目が覚める。とろとろ準備をして9時ごろホテルを出発、雨のなかKの家へと歩いて向かう。キャリーを引きながら傘をさして知らない街を進んでいくのは想像よりも大変だったし、なにより真夏の格好をしていたので寒さが身に染みた。あともうすこしというところで、見覚えのあるシルエットがみえてそれがKだった。
Kの案内で、荷物を置かせてもらい札幌経由で小樽に行く。小樽はこれまで何度か行ったことがあるけれど、中学生の頃の家族旅行は吹雪、高校の卒業旅行も覚えていないけれど雨が降っていたらしい。そしてきょうもつめたい雨。いつも天候に恵まれない小樽観光。
三角市場内で海鮮丼を食べ、その後堺町通りを散策。北一硝子ではAへのお土産でネイビーのグラスと、自分用にお皿とグラスを購入。どれもほんとうに可愛くて迷ったし、ここでお土産を買えたというだけで小樽に来てよかったなぁと思えたほど。ほかにもお菓子屋さんやオルゴール館を回って南小樽から札幌へ戻る。
夜はKが予約してくれたすすきのの居酒屋さん。好みの日本酒を見つけられてうれしい。何度か8月の武蔵の同窓会の話題になり、ふたりは「自分のことは言いたくないけどみんながいまどうしているのか気になるよね」「いろんなことをしているひとがいるだろうから、情報収集の場として使いたい」なんて話をしていた。何度か誘われもしたけれど、中学高校にあまり良い感情を抱いていないので頑なに断っていた。あの時代それなりに濃い時間を過ごせたと思っているし楽しいこともたくさんあったけれど、武蔵のことを思い出すたび劣等感とか薄暗い感情がどうしても絡みついて離れない。Eのように「興味ないから行かない」とばっさり言えてしまうほど割り切れてはいないしみんながどうしているのか気にならないわけではないけれど、それ以上に行く選択をしたあとの惨めな気持ちとか後悔とかを簡単に想像できてしまうから、それならいっそ忘れ去られた存在でいいとまで思う。それがとてもさびしいことだとはわかっているけれど。どこまでもひねくれている自分が嫌になる。

7/16 曇りときどき晴れ 〈北海道2日目 28℃〉
6時にアラームが鳴り、順番に洗面台を使いながら準備をして7時すぎにKの家を出る。8:41発富良野行きの特急に乗る予定だったけれど、発車直前で交通系ICでは入場できないことが判明。次の電車に乗るにしても10時集合のバスツアーに間に合わない…と諦めかけたけれど、ふたりの提案でなんとタクシーで2時間かけて向かうことに。運転手さんもとても親切な方で、戸惑いながらも嫌な顔ひとつせず連れていってくれた。おかげで回れた富良野のラベンダー畑や美瑛の広大な景色はほんとうにきれいだった。移動中はずっと寝ていた。
20時ごろに札幌へ戻ってきて、すみれで1時間ほど並んでラーメンを食べてアイスを食べながら帰宅。帰りながら、Kの残り少ない札幌生活のうち貴重な3連休をもらったことに対して、有難い気持ちとすこし申し訳なさを感じてしまい「まだ明日もあるけれど3日間もほんとうにありがとう」と伝える。Mがシャワーを浴びている間、Kが「札幌に来る前にもらった本、すごくよかったよ」と話してくれた。それを機に最近小説を読むようになったよ、とも。それを伝えてくれたのがとてもうれしかった。しばらくKの法律関連の本がずらりと並んだ本棚を眺めながら話した。この旅行中で一番楽しかった時間かもしれない。

7/17 曇りときどき雨 〈北海道3日目 26℃〉
すこし遅めに起きて、午前中の目的である円山動物園に歩いて向かう。動物園に行くのはすごく久しぶりで、中学の頃に行った井の頭動物園が最後だったかもしれない。想像していた以上にいろいろな動物がいてテンションが上がった。かっこよかった子たち:ユキヒョウ、オオカミ、トラ。園内を回る前に買った揚げたてポテトもとても美味しかった。
午前中のうちに歩いた距離は1万歩以上で、お昼を食べる頃にはヘトヘト。Kの家の近くのスープカレー屋さん、揚げ出し豆腐が入っている変わり種だったけれどとても美味しかった。野毛のほうにもあるみたいなので今度行こうかな。
16時ごろKとはお別れ。Mと一緒に新千歳空港まで向かってお土産探し。わたしのお土産袋はカルビー製品の箱でいっぱいになった。空の旅でもぐっすり眠り、22時半ごろ家到着。

ひとが書く旅行記はすきなのに、じぶんで書くのはすこし苦手。書きたいこと・書かなくていいことがこんがらがる。

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