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【1本で16度!?おいしい2000円】KZ Castor レビュー!

今回は、KZ-Castor をレビュー!
このイヤホンには銀色(normal)と黒色(improved bass)の二種類があるのですが、今回は黒色版のレビューとなります

基本的には2500円ほどで販売されていますが、今回はセールにより1400円ほどで購入
6月17日から行われるアリエクスプレスサマーセールやなど、今後のセール状況によれば1000円前半になってしまうコスパイヤホン!恐ろしい値段、、、


外装・付属品など



外装や付属品はいつものKZらしい、白い外装に本体、ケーブル、イヤーピース
特徴として、後述するスイッチを操作するためのsimピンが追加されています
本体以外は力を入れない姿勢が安さにつながってるのかな?
ケーブルは前回のEDX PRO Xと同じ、銅ケーブルが入っていました


本体は着用時見える部分にすべて金属プレートを使用しているため、高級感がある仕様、これが最安時1000円でいいのか…?
下部に大きな穴が開いていて、これによってある程度音を逃がすことでスッキリした音にしようとしているのかなと想像

スイッチシステムについて

これが目玉
このイヤホンには2種類×2の4つのスイッチが搭載されていて、各スイッチのオンオフで音を変化させることができます

左二つと右二つの二種類スイッチ

左2つはスイッチ1つごとに低音を1db強化するスイッチ
右2つはスイッチ1つごとに中高音を1db強化するスイッチ
となっていて、すべてのスイッチをオンにすることで最もドンシャリな音になる…という使用になっています

公式サイトからの説明

この仕様により、全16段階の音を楽しめるようになっているのですが、
流石にすべてレビューするのは大変だし読むほうも長くなるし…ということで、4種類に絞ってレビューしようと思います

音質(スイッチごとに)

レビューにあたって使用したDACは「Fiio KA13」
使用した音源はいろいろなジャンルを混ぜて、
・「Moe Shop/WWW」
・「Polyphia/Champagne」
・「Bruno Mars/After Last Night」を使用
また、スイッチ表記は左からオンは1オフは0で「1111」や「1100」のように表記

0011(到着時デフォルト)

箱から出した状態ではこの状態でした
KZはこれをこのイヤホンでのノーマルと置いてるのかな?

まずはWWWから、ファーストインプレッションとしては、低音強めの楽しいイヤホンという感じ
今まで聞こえなかった低音のメロディが聞こえる一方、逆に低音が強すぎて潰れているように感じる部分もあります(特にキックとベースが重なる部分)

Champagneでは、キックやたむタムが相変わらず目立っている一方、シンバルが丁度よく目立ってくれている感じです
この曲は安いイヤホンで聞くとこもって聞こえる曲なので、クリアに聞こえるこのイヤホンはやはり質がいい…のかな?

After Last Nightでは、逆に低音がちょいと悪さをしているかも
この曲は声によるハーモニーがオシャレでカッコいい曲なのに、ベースとドラムが前面に出て、その次にボーカルが来てしまっているように感じます
ただ、全然好みの問題の範囲で、「聞けたもんじゃない!」というわけではない、味付けの範囲だと思います

1100(低音最高強化)

低音が強すぎて何が何だかわからないwwwwwww
聞いた瞬間、今まで聞いたことないバランスの低音が襲い掛かってきた
大きなホールでのライブへ行ったことある人なら、巨大なスピーカーから流れる低音で会場ごと震える感覚がわかるはず
大き目の音量で聞けば、あれをイヤホンで感じることができちゃいます(なんなら足が少しビリビリしたかも)

一方で副作用とも言うべきデメリットも存在
WWWではキックの瞬間にすべての音が消え去ってキックのみになる
低音が強すぎてほかの音を寄せ付けなくなってしまう
更に、低音自身が自重で押しつぶされて、低音の細かい部分が表現できなくなってしまう、これはちょっと残念

Champagneでは、ライブの時のあの音に一番似た音になったので、お気に入りのアーティストのライブを思い出したいときにはこの設定が一番だと個人的に決定

0000(完全フラット)

1100を聞いてしまった後だと味気なく感じる部分はあるものの、十分すぎるほど低音は出ていて、曲によっては丁度よく感じる部分も

WWWでは、先ほどはつぶれていた低音のディティールが出るようになっていてうれしい
一方で、低音が控えめになったことで、逆に高音が物足りなく感じるように
高音が少ないことで相対的に低音が際立っている…ような印象

Champagneは先ほどのようなライブ感は無くなったものの、「イヤホンで聞いたいい音」を出してくれるような印象に変化
低音マシマシであることに変わりはないので注意

After Last Nightがまさかの残念なことになっていて、低音が落ちたことでキックが落ち着くのではなく全体的にボワつくようになった
自分がスッキリした音が好きであることと感じ方と表現が悪いだけで、「包み込むような空気感のあるサウンド」と捉えることもできる

1011(最もオススメ)

これが一番いい!!!比較してもらうのが早いとは思うけど、低音と高音の折り合いが一番ついているバランス

WWWでは、低音マシマシながらキラキラしていて、電子音楽との相性が抜群
ただ、曲によっては少し低音が強すぎると感じる人もいるかもしれない程度に低音が強い

Champagneでもキラキラ感が強いのは同様で、それがシンバルの音に直結しているイメージ、1100と比べるとシンバルの音が高くなったように聞こえる
主張も強くなっているので、ドラマーの自分には楽しいバランス

After Last Nightが本当にいい!!!!
高音域担当の楽器が控えめなハイハットくらいしかないのでどうなるかと思ったら、ボーカルが豊かになっている
結果としてコード感が強調されて、心を揺さぶられる曲になった!!!

まとめ

結論としては
・低音マシマシ~キラキラまで行ける16面相イヤホン
・個人的には1011設定がおススメ
・楽しく聞けるコスパ最高イヤホン

余談として、このイヤホンでILLITのMagneticを聞いてみたところ、全く気付かなかったぶっといベースに気付けたので、オススメしておく!!

サマーセールでイヤホンをまた買い込んでしまいそうで、積みイヤホンが増えていきそう…
またこんど!

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