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我が家のレシピ:具沢山は正義なジャガイモ料理。カラブリア州のガトー(Gateau di patate)

具沢山なお料理が大好きなカラブリア州で、ジャガイモのオーブン料理と言ったらガトー、正式にはガトー ディ パターテ(Gateau di patate)だと思います。

大きく作って主菜にしても良いし、小さく切り分けて副菜にも使えます。常温でも美味しくいただけるので、パーティーの際は前菜に使うこともある万能選手なレシピです。美味しいジャガイモが手に入ったら是非お試しを。

材料
・じゃがいも
・具材とする物…サラミ、茹で卵、チーズ(カッチョカバッロチーズ推奨)など
・にんにく 1片
・バターや牛乳 お好みで
・イタリアンパセリ お好みで
・塩、こしょう
・型に塗るバター 

ガトーとお洒落な名前が付いていますが、要するにマッシュポテトを作って具材を挟んで焼く田舎レシピですw
それでは、作り方!

1)ジャガイモは皮ごと茹でてマッシュします

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ジャガイモは皮ごと茹でた方が絶対美味しいので、時間があったら是非皮ごと茹でてから作業してみてください。なお、マッシュの仕方はこちらで生地にしました。

マッシュしたら、バターを加えてジャガイモの余熱で溶かし、牛乳を加えて練ります。バターや牛乳はお好みなので…加えなくてもOKですが、少し牛乳は入っていた方が練りやすいと思います。
練りあがったな?といった頃にみじん切りのイタリアンパセリも加えます。イタパセの保存方法はこちらをどうぞ。

冷凍したまま指先でしゃりしゃりと砕いてジャガイモに加えれば、余熱で解凍できます。

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出来上がりはだいたいこんなカンジ。
牛乳を加えすぎるとびちょびちょになるのでご注意くださいね。

2)具材を用意する!

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カラブリアのオーブン料理にはいつも同じ具材が入っているんじゃないか疑惑が出るほど、いつものメンバーが並んでおりますw
本日の具材は角切りのカッチョカバッロチーズ、茹で卵、自家製サラミですね。購入したサラミを使う場合は、黒コショウやパプリカなどが入っている、少し味の強い物が良いと思います。

3)組み立てる

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耐熱容器にバターをたっぷり塗ったら、ジャガイモの2/5程度の量を敷き詰めます。半量ずつにすると「蓋」を仕切れないので、蓋部分になるジャガイモを少し多めに残しておくのがコツ。

4)オーブンで焼き上げる

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残りのジャガイモで蓋をしたら、これはほんっとーにお好みなんですが、バターを小さくちぎって表面に乗せてから180℃~200℃のオーブンで焼き上げます。
表面がカリカリになったら出来上がり。

5)出来た!

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見事に表面がかりっかりになりました♡
オーブン内で少し休ませてからサーブします。アツアツよりも、少し温度が落ち着いてからの方が美味しいですよ。

6)頂きます!

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夜の写真で写りが悪くてすいません…
外はカリカリ、中はふっくら♡なガトーでございます。この日はプリモとしてサーブしまして、みんなでワイワイ頂きました。

カラブリア州ではピクニックにもって行くお料理の定番でもありますが、ジャガイモなので出来上がりを冷凍したり冷蔵して翌日頂く…というのはお勧めしません。作ったら、その日のうちに食べきってしまうのが吉、でございます。

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