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点と点が繋がって、癒される
コーチングを受け続けていると、急に「うわぁ、、点と、点が繋がっていく」という感覚になることが時々ある。
毎回のセッションで出会う。というよりも、普通に日常に戻って、ぼーっとしている時とかに、「あ」と、突然くる。
なんとも言えず目頭が熱くなるし、これまでのどの経験も、どのセッションが欠けていても、今この感情になることは無いんだろうな。という壮大な気持ちになる。
また、大切なことに出会った、そんな体験をしたので、抽象的で、取り止めのない感じだけど、クライアント体験を書き残しておこうと思う。
見つからないように
ここ数ヶ月のセッションや日常生活で「隠れている」というキーワードが何度か出てきた。本当はもっと前から出ていたかもしれない。
何かから、隠れている。
見つからないように。
何かどこか、おそるおそる存在している私がいた。
先日、大きな未完了を完了した時に感じたことも、「もう隠れないでいいんだ。見つかっても大丈夫」そんなことだった。
ずっと何かに覆われているような感覚もあって。
その範囲内で精一杯、伸びをしている。そんな風に言ったこともあった。そして、私は今それを窮屈に感じているとも。
「けいちゃん、隠れてるんだね。出たらどうなるの?」という問いをもらった。
私の回答は、「分からない。だって、出たことがないから」
こう、正直に口にしてから、そうだよね。「私、出たことないよね。」と納得した。
気づいた時から、ずっと何かを恐れて、見つからないように、危ない目に遭わないように。そんな風に生きてきた。
文字通り、出たら、見つかったら、取って食われてしまう!みたいなそんなイメージが浮かぶ。
安全・安心な場所
また別のセッションでは、改めて、私がコーチングをしている意味みたいなことを考えてみた。
その中で、「安全・安心」ということが私にとって、本当に大切なことだと気がついた。ここでいう、安全や安心は、物理的というよりも精神的な意味。「評価・判断がされない場所」と同義ともいえる。
正直、「安全・安心」が守られているとは思えない世の中だ。
一見、何か目標に向かって一生懸命頑張ったり、結果を出している人たちも、実は動機は「恐怖や不安」からだったりする。
何かに怯えて、怖がって、そこから出てくる行動のエネルギー。
かつての私もそうだった。
将来が不安だから、勉強をする。
一人ぼっちは怖いから、社交的になる。
だけど、コーチングに出会って、私は、評価・判断されないということ、精神的な「安全・安心」を手に入れた。
しばらくは、その「安全・安心」に浸っていた。
だけど自然と最近は、「安心」だからこそ!と、「こんなことやってみたい!」と自然にエネルギーが湧いてくるようになった。
おんなじエネルギーで、使う時間がかかってもも質感が全然違うな。と思う。
こうして、「挑戦できるから、安全安心が大切」と言っていると、
「けいちゃんは、「挑戦」が大切なんだね。」とコーチから一言。
そこで湧いてきたのは、そうだな。という気持ちと、あ!でも誤解しないで!「挑戦」って何も、めっちゃ大きい挑戦じゃなくて良いんだよ!!いつもは何も言い返せない人に、「ちょっとだけ自分の気持ちを伝えてみる」とか、そんなことでよくって。と話してた。
そこで、セッションが終わってから、ふと思った。
「私は、今思えばちっさく感じる挑戦も、これまでできない人生だったんだな。」と
話す相手、関わる相手によって、言うことの範囲を調整する。
この人にはここまでOK、あの人には全部NG。
ほとんど無意識に小さい頃から、何を基準にしていたのか自分の中で決めていた。
そして親に確認もしていた。「今日会う人には、〇〇の話題は言わない方がいいよね?」と、本当によく確認していたな。とおもう。
「口は災いの元」
そんな風にもよく言われたなあ。と思い出す。
いろんなことを外に出す、「自分を知られる」ことは、危険な行為だと思ってきた。
一方、自分とは違う振る舞いをする人、発言をする人をみると、イライラもするし、「怖い」と感じてきた。
きっと、なんて危険なことをする人なんだ。と思っていたんだと思う。
それと同時に、どこか、そんな風に自由に、空気を読まずに発言できて、羨ましいな。とそんな風に感じたこともあった気がする。
嫌な思いを感じたら、そう感じる自分が悪いと責めてきた。
自分の意見を言えない自分が、行動できない自分がダメだと思ってきた。
色んなことが頭をぐるぐるするけど、ただただシンプルに、いた環境が「安全安心」な場じゃなかったんだなぁ。
そうだよね、ずっとずっと、危険な場所で身を潜めるように。だけどその中で精一杯楽しくなるように。そんな風に生きてきた。
光と影
私にとって、1番実現したいことのひとつが、「私が私を知ること」。
そして、その先で、「私を知ってもらうこと」なんだと思う。
そして、1番恐れていることも「私を知られてしまうこと」なんだ。
そして、評価判断される世界で生きてきた私は、やっぱり色々なことを評価判断してきた。
評価判断を手放せるコーチングの世界は、癒しなんだ。
私は、この隠れた場所から、出る方法も、出た後のことも知らない。
だけど、「安全・安心な場所がある」という確信は持つことができた。
だから、全然分からないけど、手探りで、きっと少しずつ這いつくばりながら、出ていけるんだと思う。もう、その強さと勇気を私は持っている。そんな風に感じる。
そそして、何かあったら、帰ることができる、安全安心な場所があるとそう思えるから。
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