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Aちゃんと初恋

「自分のこと」書く言うても広すぎて何書いたらええか分からんくなってきたんですが、まだ書いてない分野がありました。
今日は恋愛をテーマにしてみたいと思います。
今日書くのは小学生の時の初恋の話です。
題名的に「Aちゃん(名前を伏せるために名前とは関係ないアルファベットの最初の文字にしました)」が初恋の相手だと思うかもしれませんが、そうではありません。
ここからは初恋の相手のことを「その子」と称して話を進めたいと思います。



「Aちゃん」は苦手なことが人より少し多く生まれてきた子でした。
話すこと、運動すること、勉強すること。
「Aちゃん」は自分の幼馴染でもありました。
家が近くて、そこまで仲良くはなかったけどよく家の周りで会っていて、小さい頃から知っていたのです。
そんな「Aちゃん」はいつも同級生にからかわれていました。


「Aちゃん」をいつもからかっていたのは自分がとても仲のいい友達でした。
クラスでも人気のある面白くてスポーツが得意な子たちでした。
そして自分は、自分の友達が「Aちゃん」をからかっているのを見て見ぬふりしていました。
ダメなことだとは思いながらも、からかっている友達と友達でいられなくなるのはこわくて。
あまり仲良くない「Aちゃん」を守るより、今の友達関係を確実に守る方がその時の自分には大事に感じられたからです。


でも、「その子」は違いました。
「その子」はクラスの人気者の自分の友達とも戦っていました。

「やめなよ!」


時には強い口調でそう言い、からかうのをやめさせていました。
こんな風にからかうのをやめさせようとするのは「その子」だけでした。

「なんでこんなことができるんやろ」
自分はいつも「その子」に対してそう思っていました。
自分の友達はクラスでも人気のある子たちで、もし嫌われたら「その子」が標的になるのは目に見えていました。
それでも「その子」は止め続けていました。


ある日「Aちゃん」が1人で遊んでいる時、自分の友達は話すのが苦手な「Aちゃん」の言葉を真似してからかっていました。
その日は今まで見た中でも一番ひどいからかい方でした。
自分はその光景をいつも通り見ることしかできませんでした。

そんな自分の横に「その子」は現れました。
そして自分に向かってこう言いました。


「なんであんなことばっかやり続けるんやろ。Aちゃんやっていっぱいええとこあるのに。」


その言葉を聞いて自分はハッとしました。
自分たちは「Aちゃん」の苦手なところにしか目がいってなかったんだと。
話すこと、運動すること、勉強すること。
苦手なことばかりを見て「Aちゃん」ことを分かった気になっていました。
そんな中「その子」はいつもAちゃんの良いところを見ていました。
「Aちゃん」という人間を自分達より理解しようとしていました。


自分は、そんな心優しい「その子」に恋をしました。

その後の話はあんま覚えてないんですけど、「その子」に告白した気がせんでもないです。
もうちょっと何か書けたら良いんですけど記憶が曖昧で。


まあこれが初恋の話なのですが、自分は今でも「その子」のように心優しい人に惹かれている気がします。
もしかしたら「その子」のことが影響しているのかもしれません。
対して自分はあまり心優しい人間ではなく、いつも反省してばかりです。


んー、なんか恋愛の話って書くの難しいですね。
相手がいる話なので迷惑にならないように書くのがとんでもなく難しいです。
今後はあんまり書かない気がします。

今日は心優しい「その子」に恋をした昔話でした。


それでは、このへんで。

おおたにけいき

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