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職を捨てて旅へ出よ

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旅の孤独な時間も愛するようになった先に待っていたものとは。 erakkoのコンセプトをじっくり掘り下げていきます。 少しでもみなさまのこれからの人生の過ごし方の参考になると幸いで… もっと読む
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記事一覧

漁師さんに拾ってもらう

自転車が走行不能になった。 雨の中数キロ先にあるという自転車屋さんを目指して歩いている。 …

職人の日記
2週間前
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クッチャロ湖の夕陽

宗谷岬を越えてクッチャロ湖畔のキャンプ場に着いてしばらくすると、それまで降っていた雨が止…

職人の日記
3週間前
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宗谷岬のあたり

北海道は広い。 町と町のあいだの何も無い区間も長い。 道端に自転車を止め、おもむろに食パン…

職人の日記
3週間前
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肉はギリギリが一番うまい

「クッサ!!生臭っ!!」 夕食の支度をしようとリュックを開けたとたん、とんでもない生臭さ…

職人の日記
4週間前
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甘えび丼とキャンプ

2014年6月 北海道の北部までやってきた。 この日は楽しみにしていた羽幌町の「北のにしん屋…

職人の日記
1か月前
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道北に向かう

喜茂別町の宿から最北端の宗谷岬方面に向けて走りだす。 田んぼを見ると本州を思い出す。 畑…

職人の日記
1か月前
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北海道で一番好きになった宿

2014年5月23日 洞爺湖のキャンプ場にて、野暮用のある一週間後まで楽しく滞在できる場所を地図で探していた。 すると廃校を改装したライダーハウス(バイク乗りを中心とした旅人のための安宿)があると知り、そこに決めた。 素敵そうな場所なので、滞っていたブログを書いて文豪気分でも味わおうと思うと胸も高鳴る。 キャンプ道具を撤収し、地図で見た「雪月花廊」という宿に向かう。 昼過ぎに雪月花廊に到着。 この宿でのことは連載させていただいているWEBマガジンでも記事にさせていた

洞爺湖で読みふける『旅をする木』

2014年5月22日 洞爺湖キャンプにて連泊をする。 富山でお世話になったKさんから一冊の本をも…

職人の日記
1か月前
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究極の豚丼にたどり着く

移動して喜茂別のライダーハウスでも鶏肉で十勝豚丼の修行。 私はこの時に初めて、あらかじめ…

職人の日記
1か月前
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キャンプ場で十勝豚丼修行

2014年5月 北海道の長万部にあるスーパーでフライパンを買った。 おいしい十勝豚丼を作ろうと…

職人の日記
1か月前
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旅人達の天国、北海道に上陸

2014年5月18日 野宿テントの中できりたんぽを食べた翌日、青森港からフェリーで函館へと渡る…

職人の日記
1か月前
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リフレインするきりたんぽ

2014年5月17日 ひと月ほど前、福井の道の駅で知り合った青年が言っていた。 「はやくきりた…

職人の日記
1か月前
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十六羅漢像を見ながら飲むコーヒー

2014年5月14日 秋田県の十六羅漢像前にて。 海岸に降りて「どこにあるんだろう?」と思ってい…

職人の日記
1か月前
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オッサンになってから来るはずだった道

2014年5月12日 新潟を出て山形方面へと自転車を漕いでいると、4年前の記憶が蘇る。 4年前、就職も決まった大学生最後の夏休みに思い立ち、バイクで下道を走って北海道へ向かった。 私は全財産である5万円と北海道への憧れ、それと若干の経済的心許なさを胸に抱いてバイクのエンジンを始動させた。 あの朝、北海道へ向けて琵琶湖沿いを走っていた私の心は三ツ矢サイダー並みに澄みきっていたといえる。 「無計画こそ、未知の出来事に出会う旅の楽しみ方である。」 当時の私は、そのような持