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ポジティブ心理学が教えてくれる「ほんものの幸せ」の見つけ方 について Part1

この本は、ポジティブ心理学提唱者のマーティン・セリグマンさんの書籍で、内容はほぼ「世界で一つだけの幸せ」だそうです。

※「子どもの強み診断テスト」と「付録ー用語と理論」などが追加翻訳されているとのこと。

心理学は心の不調を扱うことが殆どですが、ポジティブ心理学は「幸せ(happiness)」と「ウェルビーイング(Wellbeing)」を扱います。

※ウェルビーイングとは、あまり聞き慣れませんが、身体的、精神的、社会的に良好な状態の事だそうです。幸せを持続させるバックボーンのような物でしょうか。

ポジティブ感情は個人差がある

この本で面白かったのは、マーティン・セリグマンさんは「学習性無力感」の提唱者でもありますが、

学習性無力感の研究の中で、無力感を学習していなくても無気力な人がいることに気づき、マイナスからゼロを目指す従来の心理学では不足している事に気が付いたそうです。

その後の研究で、人は生まれ持った(遺伝的要因)ポジティブ感情が多いか少ないかの度合いがあること、(宝くじで大当たりするなどで)一時的に気持ちがポジティブになっても時間が経つと元に戻ろうとすることを見つけたそうです。

また、マーティン・セリグマンさん自身もあまりポジティブ感情を感じない人なので、元々ポジティブな人の水準を目指すことは諦めて、自分なりのポジティブを増やす(ポジティブ感情になれる行動をする)ことにしたとのこと。

自分なりの幸せを目指すには

幸せとは良い人間関係に恵まれて、良い気分沢山感じて長生きすることと定義すると、ポジティブ感情を感じる場面を増やすことは重要です。

自分には幸せな人生を送っている人のイメージが無いのも問題だと思います。幸せな人生は退屈で間延びしたものに思えているからです。

ゼロサムゲームが普通の環境だと、いかにネガティブ感情を利用して強くなるかという事しか考えられなくなりますが、それは身近な人間を傷つける残念な生き方だという事も分かっています。

映画やアニメに出てくるモンスターの生き残りのようですねw
(端的に言えばグリンチ!w)

ともあれ良く分からないのであれば、学んで体験してみたいと思いました。


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