夢やぶれて夢開く
もう古い言葉ですが「脱サラ」して約10年の自営業です。
年は50代半ば。
今回のコロナ騒動で仕事はガタガタ。
夢破れてしまいました。
でも、夢破れて新たな夢が見つかりました。
それもこれもこの10年間仕事が順調で、サラリーマン時代に考えていた以上のことができたおかげです。
その夢の実現をこのブログで書いていこうと思います。
まずはこれまでのいきさつから。
学生時代からあまり勉強もせずアルバイトやコンパなど、あまり褒められた生活ではなく就職活動もいいかげん。
今は上場していますが、当時は今でいうブラック企業だったとある会社になりゆきで就職することに。
そのブラックでは上司や先輩に恵まれスキルは身に付けましたが、良い成績を上げるわけでもなく、かといって罵倒されるほど悪いこともなく10人中4番目位の中途半端な社員。
同期よりも昇進が1~2歩遅く、会社への執着心もないまま、このまま一生いる会社ではないのもあって5年ほどで転職しました。
転職先は規模は小さいながら居心地は良く最初の4年ほどは本気モードで、全力で仕事に集中し支店にいながら本社のプロジェクトにも呼ばれるくらいで名前も全社に浸透していました。
ところが5年目に自分を引き立ててくれていた上司が定年。
その後任が何かと前の上司のやり方を否定して、そのトバッチリでやることなすことケチを付けられ、若気のいたりもあって反抗し干されることに。
その上司の影響で冷や飯数年間で出世レースからも脱落。
挙句に会社が吸収合併でさらに組織の中に埋没。
おまけに地方に単身赴任で月に2日位しか家族と過ごせず。
努力不足や人間的に未熟なのが原因ですが、面白くないものは面白くない。
単身先では夜や休みの日に暇なもんで、以前からやっていた株取引に没頭し不労所得を夢見ていました。
ところが投資の才能も運も全くないのか、負けがだんだんおおきくなり投資サイトに頼るように。
ここで自分史上で最大の連敗を記録。
1つ1つの負けは大きくはありませんでしたが、あるサイトの手法で15連敗。
その後1分けを挟んでさらに4連敗。
負けようと思ってもここまで負け続けるのは無理なくらいで、やっと自分には向いていないことに気が付きました。
そういえばギャンブルも福引もまったくダメなことを思い出す。
家族に内緒でかなりマイナスなので、自分のダメ加減に相当落ち込みました。
唯一救いは勤務先の給与や賞与が世間的にはいい方だったことです。
ここでしばらくは普通に単身のサラリーマンとして生活することしましたが、やはり仕事以外は暇なことに変化はありません。
最初はTV・レンタルビデオで、でも数カ月飽きてしまいます。
そのままだったらお酒が増えて体を壊していたことでしょう。
たまたま本屋で見つけた小説を読みはじめ、いくつかのタイトルを制覇したあたりで本の中に今の仕事につながるヒントが隠れていました。
ビジネス書ではありません。
単なる小説です。
もし小説を読んでいただけなら気付けなかったと思いますが、たまたま見ていたネットのサイトと組み合わせると・・・
というか、たまたま組み合わさってヒラメクものが頭に浮かんできました。
それから仕事以外の時間のかなりを割いて、そのことを考えるように。
その次には少額を投資して副業的にその仕事を開始しました。
ただこの段階ではあくまでも小遣い稼ぎ程度でまさか本業にするとは考えてもいませんでした。
あるとき、その副業でちょっと失敗してしまい赤字をだしてしまうことに。
その赤字を埋めようと、方向転換と販路拡大したことが化けました。
一気に化けたわけではありませんが、今までにない感触が。
この感触を頼りに業務を少しづつ拡大し、2年後には本業の1/4位の収入になりました。
単純計算で1日2時間位で本業の1/4なら8時間やれば本業並みになると考え、このタイミングで会社を辞めることを決意。
実際には会社の組織のからみや準備等の時間も必要で、その2年後に退職して一本立ち。
ここからが仕事面では人生一番の成熟期に。
当初考えていた以上の販路の拡大や追い風もあり、順風満帆に収入もアップです。
最初の4年はガムシャラに働き、とにかく売り上げを伸ばすことだけを考えていました。
2年が過ぎ仕事上の蓄えも少しでできたころ、自営業だから会社員のように月~金曜日にきっちり勤務する必要はないことに気付きました。
でもまだこの時は今年は収入があっても、来年はなくなるかもとの思いもあり、生活をランクアップするようなことはなく、今まで通りの暮らしの中で時間的にゆとりのある生活を始めることに。
具体的にはそれまで会社員の癖で朝は始業前の8:30位からデスクに座り、夕方は必ず1時間位は残業するようにしていたのを、朝は散歩や見たい情報番組があれば9時以降にスタートしたり、夕方は4時頃に終わって町に出たりするようになりました。
更に2年後になり平日にたまに休みをとるように。
といっても携帯電話で仕事の連絡はあるので、完全オフではありませんが。
ここから今回敗れた夢を見るきっかけにつながっていくのですが、それはまた次回に。
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