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レイラック滋賀FC、GK寺沢優太に訪れた「年に1回あるかないかのチャンス」。“元同僚相手の2失点”に思うこと【よりぬきおとフト】

ゴールキーパーは因果な商売だと思います。

21日に行われたレイラック滋賀FC対アトレチコ鈴鹿クラブの試合で、ついに今季初先発を遂げたGK寺沢優太選手。今季ティアモ枚方から加入しましたが、伊東倖希選手のバックアップという立場が続いていました。

その中でもベンチから常に声を出し続ける姿、そしてSNSで積極的にメッセージを送る振る舞いが印象的でしたが、このタイミングでピッチに出る機会を手にしました。

ただ前半7分にはPKで失点。その後森本ヒマン選手のゴールで追いつきましたが、後半開始まもなく人見選手にこの日2点目を許してしまいます。

後に角田駿選手の同点ゴールで再び追いつくことに成功し、さらに押し込み続ける展開も作れましたが…勝利にまで持ち込むことはできませんでした。

試合後、寺沢優太選手は以下のように話していました。

「勝ち取ったとは1ミリも思っていない」

「今週の初めに利三さん(菊池利三監督)が解任されて、新しくチームも進んでいく第一歩の試合でした。そして僕もそれに抜擢されて出場したので、ここで勝ちたかったというのはありますね。複雑な結果です。

ただ、今日はかなり気温も上がった中で、自分たちのボールを大事にしていくという点に関してはうまくできたのかなと思っています。僕自身もビルドアップに参加して、味方との距離感もよかったので、やろうとしていることを悲観的には見ていないです。

(2点を決められてしまった)人見選手とは長野パルセイロのときにチームメイトでした。JFLでは今得点王になっているので警戒はしていましたし、特徴も把握していましたが、そこでやられてしまった。チームとしてディフェンスの仕方をすこし変えたほうが良かったのかな…とも思っています。

ゴールキーパーの世界では、チャンスというのは年に1回あるかないかくらいなんですよね。今日は正直、自分としては「勝ち取れなかった」という印象があります。これでスタメンをとったとは1ミリも思っていないので、この夏の中断期間でよりパワーアップして後期に臨みたいです。

サポーターのみなさんは常に背中を押してくれるような応援をしてくれていますし、どんなに苦しいときでも温かい声が選手に届いています。この応援を無駄にしないようにやっていきたいです」

今季ティアモ枚方から加入した寺沢優太選手。このアトレチコ鈴鹿戦ではビルドアップへの関与もあり、いくつかの見事なセーブもありましたが、自身の責任ではないような失点を2つ喫してしまいました。とても複雑な90分だったと思います。

フルインタビューのほうでは寺沢選手がドイツにいたころのエピソードや自身のプレースタイルについてもお話くださっていますので、ぜひFMおとくに「フットボールラウンジ」をお聞きください。

25日の20時半から放送です。リッスンラジオなら全国無料です。ポッドキャスト「関西フットボールラウンジ」も配信しますのでよろしくお願いします。


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