見出し画像

ルーブル美術館地下ダンジョン(レビュー:『岸辺露伴ルーヴルへ行く』)

オススメ度:★★★★☆

> 人の記憶を本のようにして読む特殊能力を持つ漫画家・岸辺露伴(高橋一生)。新作を執筆する過程で、青年時代(17歳の露伴/長尾謙杜)に淡い思いを抱いた女性・奈々瀬(木村文乃)に聞いたこの世で最も「黒い絵」のことを思い出した露伴は、現在その絵がフランス・ルーヴル美術館に保管されていることを知る。「黒い絵」―それは、この世に存在しえない黒で描かれた、この世で最も「邪悪な絵」。その絵にまつわる奇妙な事件に興味を持った露伴は、取材とかつての微かな慕情のために担当編集・泉京香(飯豊まりえ)とパリへ向かう。

 評価の難しい作品。★3寄りの4といったところか。なお、原作は未読。

ここから先は

1,952字
この記事のみ ¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?