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現実逃避のエッセイ

12/6に開催されるオンライン同人誌即売会イベントに9/1に申し込んでから、二ヶ月と一週間が過ぎました。
イベントは下記。

四年前に思いついたアイディアを一ヶ月かけてプロットにして、十月に入ってから本文を書き始めました。
この調子で書き上げれば余裕を持って印刷所に入稿してイベントに参加できるぞ、と思っていたのですが、三万字書いたところで
「これは二次創作同人誌としては構成に問題があるのでは」
と気付いてしまいました。

二次創作に読み手が求めてるのって、掲げられているカップリングや扱っているキャラクターに、掲げられているストーリー展開が起こることだと思っています。
今回の新刊は「燭さに嫉妬本(たぶん年齢制限かかる)を出します!」と言って申込みました。
つまり、この情報を出されて新刊を購入してくれる想定の同志は「燭台切光忠と女審神者の恋愛もので嫉妬するどちらかを楽しめ、かつ年齢制限展開もある」ことを期待するわけです。たぶん。

ところが、一番最初にまとめたプロットでは、光忠も審神者も別の相手との濡れ場はあるのに下手すると最後までそういう展開がありませんでした。
書いてるうちに、女審神者の人生に比重を置きすぎて、メインのはずの光忠と審神者の関係性と置き換わってしまっていたことが原因でした。

メインは光忠と審神者の物語! と自分に言い聞かせながらプロットを直し始めると、なんで彼らがお互いを意識するのか、何があって、何がなくて、どう感じて何を考えて…全然なんにもわかってませんでした。
話の展開としてのプロット(点)を作ったとしても、その展開でメインのキャラクターそれぞれが何を思ってどう変化するのか、という観点で考え直すことにしました。

最初のプロットはまるっとボツです。
ただ、最初のプロットをまとめるにあたって世界観の解像度が上がったのは大きな収穫です。
無駄なことはない、頑張ってる、だいじょうぶちゃんと着地できる、と自分を励ましながら二つ目のプロットを考え、うーん違う、と三つ目に着手し、これもちょっとここんとこで解釈違い…となって、四つ目を書き、五つ目でちょっと見えてきた気がしつつ六つ目に至り…。

七つ目の構成がなんとかまとまったのが11/1のことでした。
待って! 印刷所の入稿予約は11/21なんだけど! あと三週間しかないんだけど!!

構成からシーンリストを書き出して、プロットが完成したのが11/4、なんとか本文を書き始めたものの1204字しか書けない。やばい待って助けて。
あげく、11/5-11/6は無駄に仕事が忙しく、疲れがきてしまって夜はそのまま寝てしまう始末。土曜日も頭痛くて寝ちゃったし…。

ということで今朝からやばいやばい言いながら本文と格闘中なのですが、なかなか進まず現実逃避にこのnoteを書いているのでした。

ただ、この二ヶ月で自分が小説を書くに際して必要としているスキルが何なのか、分かってきたような気もしているので、それをメモしておこう、と思っています。

まず、絶対的に不足しているのが経験値。
アイディアから実際に小説としてオチまで書き上げたことがあるのは、人のプロットで書いたものを含めても五つしかありません。
そのうち、プロットらしきものを作って書き上げたものは一つだけです。
今年に入ってから、プロットの作り方や脚本術関係の本を読んで実践してみたり、小説を読んで展開に分けて構成を勉強してみたりしていたこともあって、今回の二次創作小説はその勉強したことを実践してみるいい機会になりました。
六回も同じネタでプロットを書くなんて初めてです。
今までアイディアを思いついてオチまで書ききれなかったのは、アイディアとキャラの力に頼ってまったくプロットを練っていなかったからだとわかりました。

プロットらしきものを作ってみても、プロット(出来事)とキャラクターのストーリー(人生)がどう重なるかを理解できていなければ、キャラクターが何を選択し、何を思い考え、何を口に出して会話をするのかがわかりません。
そうすると白紙を文字で埋めることができず、ストーリーが進まず、先に書き手であるわたしの心が折れて書くのをやめてしまう。

なんて悪循環。
そりゃどれだけ書き始めても最後まで書けないはずだわ〜。

プロットの段階でどこまで固めないといけないか、まだわたしは掴めていません。
ただ、お話の最初から終わりまでを見通す練習は少しだけできたなと思っています。
喩えるなら、地図を広げて、現在地と行先を決めて、進む方向はこっち、とわかるようにはなった感じ。
ただこれだと、どの道を通るかはわかっていません。
そのため、行き止まりにぶつかってしまったり、何度も同じ道を通ってしまったり、どっちに行けば進む方向に合流できるのかがわからず疲れてしまいます。
ルートを確定して、そのルートを通りながら周りの景色を楽しむ、という書き方ができればいいのですが、ルートを確定する、がどこまで書いたらできるのかがわからない…というのが現状です。
二区画分直進したら、Aという目印を確認して右折、Bという目印が見えるのでそこの手前のCという目印まで進む、途中カーブになっていて目印を見失うけど気にせず行くべし、みたいなことがわかるところまでアウトラインを書けば、たぶん、今よりもスイスイ書けるんじゃないかな、と予想しています。

で、自分的にはそのレベルまで書いたつもりのアウトラインをもとに本文書き始めたのに全然そんなことなかったよー!!!

というのが今ここ。

次の作品の準備でこの反省は活かしたいです。。

よし、本文書く作業に戻ります!
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