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息子のサポートの難しさは、だいたい自分のメンタル面が環境に左右されるところにある

今朝は息子がなかなか離れてくれず、結局1校時終了のチャイムが鳴って5分くらい経ってから、泣いているのを置いて教室を後にする羽目になった。

小学校に上がってから、最初の1ヶ月半は一人で登校していた息子が、登校付き添いがないと「お母さんも一緒に来てほしい」と家まで戻ってきてしまうようになった。
そこからずっと、一緒に登校するか、迎えに来るお友達と先に行かせて、教室に様子を見に行く、ということを続けている。

わたしは朝にはあまり強くなく、出来る限りギリギリまで寝ていたい人間だ。それでも、弁当の日など、ここで頑張らないと息子が困ってしまう、というような日は頑張って起きる。
ただ、それが毎日となるとしんどい。

母は、息子が学校で離れ渋りをした、という話をすると「もっと朝の時間に余裕を持つようにしないとね」という。
そんなのは分かっていて、朝食作りと自分の身支度を先に済ませた状態で息子を起こし、支度などなどサポートしてやって登校付き添い…というのが現状ではベストだ。
ただ、それはわたしの身体の生活リズムには合わない。
一時的にならできる。でも、毎日となると、難しい。
母の言っていることは正論ではあるけれど、自分には関係ないと思っているから言える正論だ。毎日毎朝自分が対応するとなったら、孫に八つ当たりをするようになるような負荷だということに気付いていない。
ちょっとわたしの出社が続いて、放課後の息子対応を頼んだ時、2日めには息子のやることなすことすべてにイライラして怒鳴っていたくせに、すぐ忘れて「自分とは関係ない世界」として見るようになる。
自分に置き換えて考えた時に「ちょっときついな」と感じることは、相手には言わない方がいいと思う。当人にとっては毎日続いている毎日頑張っている事柄なのに、そこに具体的解決策の伴わない精神論アドバイスは要らないのだ。

朝起きれなくて、対応が万全にはできなくて、その結果息子の渋りがひどかった時、一番「もっと早く起きればよかった」「あそこでもう少し、って眠気に負けなければ」と悔やんでいるのはわたしだ。
何も考えていないわけじゃないし、それをわざわざ言うほどあなたと普段コミュニケーションをとれているわけでもない(言ってもテレビ見てて聞いてないし、「聞いてる」とは言うけど、相槌も打ってくれない人相手に話そうと思う大人はいない)から、あなたは知らないだろうけど。
そして上で書いたようなことを伝えたとして、「わかってるならやりなさいよ」と叱責されるだけなのは目に見えて明らかで、それを考えるだけでもう胃が重たくなってしまう。

息子のパニックに付き合うのも、しんどい時はしんどい。
でも、息子のためだから、と頑張ることはできる。
頑張ってるんだ。頑張ってるのに、それを横目で見て(時には見ることもせず)、ちっとも寄り添ってくれずに肉親からかけられる配慮のない一言一言が、わたしから余裕を奪う。
余裕がないと、わたしは息子に寄り添ってあげることができなくなる。
「あんたがそんなんだと、じぃじとばぁばにまた言われるじゃん!」と怒鳴りたくなるし、これまでの7年間、何度か言ってしまったことはあると思う。

わたしにとって、実家のシステム自体はサポートになるけれど、環境そのものはメンタル的に助けになっていない。
システムというのは、専業主婦の母がいて、家事を大体やってくれていて、家賃光熱費食費の一部を出さなくていいというものだ。
わたしの体調がよくない時に、息子の食事の心配をしなくていいとか、仕事の関係でちょっとした子守を頼みやすいとか、そういうことだ。
ものすごく助かっているし、これからも助けてほしい。もはやわたしだけでは対応できないことが多いから。
ただ、わたしのメンタルにおいて、実家の環境は助けにならない。両親が努力してくれているのは感じているけれど、コミュニケーション不全家族なのでうまく回らない。
わたしの方からあれこれ働きかけてきたけれど、わかったつもりで話を切り上げてしまう父と、正解なんてなくてあれこれ試行錯誤しているんだということを言葉だけで理解して「じゃあどうしたらいいの」と詰ってくる母相手に、細やかにサポートするだけの気力はもう残ってない。
息子の状態があまりよくないな、すぐにパニックになってしまうな、という時に「今はわたしが対応するから待って、ほっといて」と言って、息子と話をするので精一杯だ。

小学校に上がってから、月日が経つごとに、保育園や幼稚園のときと比べて「ワガママになった」息子を、うちの両親はそう言って叱る。
違うと思うのだ。
これまで、何と表現していいかわからず飲み込んでいた自分の気持ちを、ちゃんと表に出せるようになってきたのが今なんだろうと思うのだ。
今日の息子も、わたしが帰ろうとするのを引き止めて、それでも言葉が出てこないから身振り手振りで「ここにいてほしい」を伝えてきた。
どうしたらいいのかわたしだってわからない。今のわたしのスタンスが本当に正しいのか、彼の今と将来にとって最善なのか、自信がない。
それでもやっていかなきゃいけない、というのは、結構怖いことだ。
育児をしていて、みんな「これでいいんだろうか」って悩むことがあると思う。母だってそうだったと自分で言っていた。
それでも、喉元をすぎれば熱さは忘れ、その熱さを何とかしようとしている人に、親切のつもりで残酷なことを次々にぶつけてくる。

ものすごく支離滅裂な2000字以上の文章だけど、結論は出ていて、さっさと実家を出るべきなのだ。
いくら息子が「ぼくとお母さんだけだと寂しい」「この家から引っ越したくない」と言っていたとしても、申し訳ないけどわたしにとって現況は最善ではない。
物件を探しているけれど、収入と支出のバランスを考えた時、どうしても厳しいものがある。なんでこの校区の賃貸物件はこんなに家賃が高いのか。

父が9月に、延長していた定年退職を迎える。
毎日毎日家に父がいる状況に、家族が慣れるまで少し時間がかかると思う。
特に母は、自分のペースで過ごせる時間に父がいる、ということを去年からずっと危惧していて、きっと不機嫌な時間が長くなるだろうと、わたしはそれを危惧している。
せめて父が退職するまでには引っ越ししなくては。
役場に行って、母子世帯が利用できる制度をフル活用してでも、早く出なければ。

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