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大河ドラマ「どうする家康」、次回が楽しみすぎる(ネタばれあり)

「どうする家康」の26話「ぶらり富士遊覧」を見た。いよいよ後半戦。
先週の築山事件を機に、家康は覚醒したのか。

26話の前に、24話・25話の築山事件にも触れたい。これまた、斬新な描き方で。私は好き。さすが古沢さん(私は脚本家:古沢良太のファンである。第18話には本当に感動した。)
23話の「瀬名覚醒」というタイトルを見たとき、瀬名を悪女に近い形で描いていくのかと思っていた。が、なんか違う意味で覚醒していた。

24話「築山へ集え!」

戦をしなくてもよい世界。瀬名が見た夢は幻だったかもしれない。けど、今の時代にも通じるメッセージみたいなもの、あったと思う。

私は大河ドラマや歴史が好きなほうだが、実は家康の歴史についてはあまり詳しくなかった。2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」で初めて、築山事件というものに触れた。「おんな城主 直虎」では、確か、五徳の密告がきっかけとなり、信長が、信康を処分しろと、家康に指示をする。そして瀬名が罪をかぶろうとして。。みたいな。主人公の直虎は瀬名と友達で、何とか瀬名を守ろうとするような内容が描かれていた。
私は、家康の周りでこんなに悲しい事件が起きていたことも知らなかったので、ドラマを見てとても衝撃を受けた。特に、信康の最期のシーンがあまりに感動的だったので、信康役の役者さん誰なの?ってすぐ調べたのを覚えてる。→平埜生成さん、とても良かった。

ちなみに「おんな城主 直虎」では、阿部サダヲさんが家康役をやっており、このときの家康像と今回の家康は似ているなと最初から私は感じている。どちらも、ちょっとヘタレキャラで描かれている。

とにかく、瀬名が悪女として描かれてなくて良かった。

26話「ぶらり富士遊覧」

なんだかほんわかしたタイトル。楽しそう(笑)
大まかにいうと、織田・徳川軍が武田を滅ぼした後、家康が信長をもてなすツアーをする。みたいな内容。
(勝頼役の眞栄田郷敦くん良かった。もうあの姿を見られないのね)

妻と息子を失った家康は、信長を恨むでもなく、信長の犬となり、接待までする。本田忠勝を筆頭に納得がいかない家臣たち。「殿には何かお考えがあるのでしょう」と思いたい家臣たち。
信長に「逆さ富士」を見せてあげたり、踊りを踊ったり。接待ツアーが、コミカルな感じで進んでいく。これまでの話でも、松潤演じる家康は、頼りなくコミカルな感じで描かれるシーンは多いのだが、ここでの家康は、ただコミカルなだけでなく、心をどっかにおいてきたんじゃないか、という冷たさも秘めている。なんか一生懸命くすりをゴリゴリやってるのが、また怖い(笑)

そして、最後のシーン。夜、家臣たちが家康の部屋に集まっている。
忠次「殿、お心のうちをそろそろお打ち明けくださってもよいころ合いでは?」
家康「わしもそう思っておった」
障子を閉めさせ、くすりをゴクリ、

「信長を殺す」
「わしは天下をとる」

私の想像を超えたワードだった。そこには「どうする?」の迷いもない。

ちょっと待って!もう「本能寺の変」まであと46日だって。
どんなふうに描かれるの?
確か、直虎のときは家康と明智がつながってたような。記憶が定かではない。。
それにしても、今回の明智光秀が嫌な人すぎる。「麒麟が来る」の明智光秀が好きだったので、というか長谷川博己さんが大好きなので、あまりの違いに見てられない。
「本能寺の変」って誰もが知ってる史実だけど、家臣が殿を裏切るっていうドラマチックな内容ということもあり、いろんな説や解釈が出てきてしまう。信長はあの後やっぱり生き延びていた、とかもたまに見るし(笑)
そういえば、映画「レジェンド&バタフライ」も古沢さん脚本。こちらは信長が主役のラブストーリー。キムタク信長と、岡田くん信長、見比べても面白いかも。

次回、もう「本能寺の変」なの?と思ったら、
その前に、安土城にお呼ばれするんだった。あの、魚が腐ってる話。
ムロツヨシさん演じる秀吉も、なんか変な動きしてるし。
秀吉、光秀、家康、この3人がどう絡みあうのか?
きっと何か面白いしかけあるはず。なんて期待しちゃっていいかな。


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