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夏ドラマ③ 金曜日まとめ~脚本家・主題歌にも注目してみた~

今期のドラマ、GP帯はほぼ観ている。いや、やっぱり多すぎてついていけなくなっているので、離脱しかけているドラマもある。でも、とりあえず曜日ごとにまとめると決めたので、今回は金曜放送分を。
主題歌と脚本にも注目しています。


金曜日

しょせん他人事ひとごとですから~とある弁護士の本音の仕事~ 7/19スタート

テレビ東京系 PM8:00~
出演:中島健人、白石聖ほか
原作:「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」(原作:左藤真通/作画:富士屋カツヒト/監修:清水陽平)
脚本:小峯裕之
主題歌:HITOGOTO『ヒトゴト feat.Kento Nakajima』

2話まで視聴済み。中島健人さん演じる主人公の保田弁護士がスイーツ好きとか、いかにも漫画原作ぽいキャラに思えるけれど、弁護士の仕事についてはリアルに描かれており、意外と勉強になって面白い。
ネットの炎上や誹謗中傷に関する案件を「しょせん他人事ひとごと」と言いながらも弁護士が解決していく様子を、リアルにそしてわかりやすく描いている。身近なSNSでのトラブルなど、これって他人事ひとごとではないのでは?と思わされる。このドラマ、1話完結かと思ったら、1話の結末を2話の最初に持ってくるという作り。このパターン、ときどきあるけど、ずるい。絶対に続き観たくなっちゃうから。
原作漫画に弁護士の監修の方がいらっしゃるので、原作からリアルに作りこまれていると思われる。

主題歌は、中島健人が歌唱・作詞を務める音楽プロジェクト「HITOGOTO」による「ヒトゴト feat.Kento Nakajima」。って、ただケンティーのソロプロジェクトってだけじゃない?というか、もう今はソロだけど。まぁ、曲は悪くないです。軽快な感じがドラマにあっています。


ビリオン×スクール 7/5スタート

フジテレビ系 PM9:00~
出演:山田涼介、木南晴夏ほか

脚本:我人祥太 他(オリジナル)
主題歌:Ado『ルル』

日本一の財閥系企業のトップであり“億万長者=ビリオネア”の主人公が、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも生徒とともに成長していく姿を描くオリジナルストーリーの学園コメディー。

ビリオン×スクール公式サイトより

あまり期待していなかったが、思っていたより面白い。学園ものとしてのストーリーは、同じく変わった境遇の教師が主人公の「ごくせん」と似ている。今作はAIや最新技術を使って、学校での問題を解決しようとする。が、結局は人間どうしの感情が動く話。顔の綺麗な山田涼介さんが生徒を見下したりと、教師としては不適切な発言を常にしているが、ちゃんとコメディーとして成り立っているので大丈夫。

このドラマ、ギャグっぽいセリフとか多くて、かなりコメディー色が強い。そこの部分がうるさすぎるみたいなコメントを見たけど、まぁ許容範囲では。脚本を担当しているのが、我人祥太さんって、元芸人さんのようです。

主題歌は、Ado『ルル』。MARETUさんと言うボカロPの楽曲。
Adoの声の「サヨナラ~サヨナラ~サヨナラ~」が耳から離れない。


金曜ドラマ「笑うマトリョーシカ」 6/28スタート

TBS系 PM10:00~
出演:水川あさみ、玉山鉄二、櫻井 翔ほか
原作:早見和真「笑うマトリョーシカ」
脚本:いずみ吉紘、神田 優
主題歌:由薫『Sunshade』

原作は前クールでドラマ化された『95』の作者でもある早見和真さんの小説。
若き政治家・清家一郎(櫻井翔)の周りでは複数の不審な事故死が起こっていた。新聞記者の道上香苗(水川あさみ)は、自分の父親の事故死をきっかけに、清家とその秘書・鈴木俊哉(玉山鉄二)の関係や周りで起こった不審死の謎を追っていく。
1話だけを見た時点では、清家を裏で操っているのは秘書の鈴木なのだろうと、もう展開読めちゃったかぁと思っていたのに、2話、3話で次々に怪しい登場人物が出てきて、推理ものとしてどんどん面白くなってきた。まさにマトリョーシカを1つずつ開けていくような感じ。そのマトリョーシカと重なる櫻井くんの顔がなんだか不気味に見えて、意外と合っている。

主題歌は、由薫の『Sunshade』。ONE OK ROCKのToruと共作で、由薫の歌声とギターの音色が合わさったときの爽快感もあり、けっこう好き。ドラマの雰囲気にも合ってると思う。


金曜ナイトドラマ『伝説の頭 翔』7/19スタート

テレビ朝日系 PM11:15~
出演:高橋文哉、関水渚、井桁弘恵ほか
原作:『伝説の頭(ヘッド) 翔』(原作・夏原 武 漫画・刃森 尊)
脚本:古家和尚
主題歌:TREASURE『REVERSE』

こちらも漫画原作。『クロサギ』『正直不動産』の作者・夏原武のデビュー作とのこと。まだ1話も観れていないけど、もしかしたらパスしちゃうかも。
主題歌、TREASUREってどんなグループでしたっけ?韓国のボーイズグループのようです。

錦糸町パラダイス~渋谷から一本~ 7/12スタート

テレビ東京系 24:12~
出演:賀来賢人、柄本時生、落合モトキ、岡田将生ほか
企画・原案:柄本時生、今井隆文、太田勇(テレビ東京)
脚本:今井隆文、太田勇(テレビ東京)、石黒麻衣
主題歌:MOROHA『燦美歌』

俳優でもある柄本時生と今井隆文がドラマ初プロデュース。

過去の「汚れ」を掃除する掃除屋の3人と、
過去の「過ち」を暴くルポライターの蒼が、
東京・墨田区錦糸町を舞台に様々な人との出会い、出来事を通じ、自らの過去と向き合っていく…

ドラマ「錦糸町パラダイス」公式サイトより

2話まで視聴済み。1話では特に大きなドラマが起こらなかったが、2話まで観て、少しずつ登場人物のドラマが見えてきた感じ。日常の中での感情の動きを丁寧に描いている印象。

このドラマを制作するきっかけについて、プロデューサーの一人でもある太田勇(テレビ東京)さんが公式サイトでこうコメントしている。

1年前に時生くんと今井さんと3人で渋谷で会ったのが最初でした。その時に時生くんから、「どっちが良いとか悪いとか決めつけたくないというか、決めつけられない群像劇ドラマをやりたいんです」と相談されました。

時生くんはひとつの動画を見せてくれました。白髪まじりの外国人の男性がコンビニでタバコを買う時に、年齢を尋ねられて怒る、という動画でした。外国人男性は、最初は年齢について怒っていましたが、途中から日本で受ける外国人差別の話にスライドしました。時生くんは、「これって誰が悪いんでしょうね?明らかに20歳以上なのに年齢確認をした店員なのか、全員に聞くようにルールを決めた店長なのか、怒ったお客さんか。でも店員は店長に従っただけだし、店長だって国のルールに従っただけです。その外国人男性だって、自分が日本人だったら聞かれなかった、と愚痴を言いたくなる気持ちもわかります」

自分も似た感覚を持つことがあったので、「面白そう」と思い、3人で脚本作りが始まりました。目指したのは映画『ナッシュビル』の錦糸町バージョンです。

ドラマ「錦糸町パラダイス」公式サイトより

柄本時生さんが感じたことを具現化するために、廣木隆一監督をはじめとするスタッフ、そして多くの俳優陣が集まってできあがったドラマということでしょうか。
今後、岡田将生さん演じる蒼がどう絡んでくるかも楽しみなところ。

主題歌は、MOROHAさん。実はちょっと苦手に思っていたのですが、ドラマには合っているのかな。柄本時生さんがオファーしたそうです。


私をもらって 7/5スタート

日本テレビ系 24:30~
出演:前田公輝、久保田紗友ほか
原作:『私をもらって』(原作:RoseBean 作画:One Punch Rabbit)
脚本:下田悠子、目黒啓太、本田周、髙橋泉
主題歌:shallm『ヘミニス』

こちらも深夜枠だけど、面白そうだなと思って気になっている。が、観れていない。御曹司とか幽霊とか、出てくるワードは思いっきりファンタジーだが、主演の前田公輝さんのお芝居けっこう好きなんですよ。

時間があったらHuluで追いたいなと思っている。

金曜日だけで、こんなにドラマがあった。
ケンティーのドラマは観る予定なかったのだが、観てみたら面白かったので、継続視聴決定。「ビリオンスクール」は、ちょっと離脱しかけです。

今のところ、ここであげた中では「笑うマトリョーシカ」が一番楽しみにして観てるかな。

月曜・火曜のドラマについては、こちら↓


水曜・木曜のドラマについては、こちら↓


土曜・日曜放送のドラマについては、こちら↓


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