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ツバメの話

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2020年。 ツバメがお店の玄関で子育てを始めました。今年もやってきたツバメ達。 彼らの世界を少しだけ、 観察させてもらってます😌
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#meso

コロナ禍にやってきたツバメご夫婦の話。9

コロナ禍にやってきたツバメご夫婦の話。9

お話の時系列が前後するのですが、
忘れもしない8月の4日。

雛たちがまだ「飛ぶ」前の出来事です。

雛たちが眠りにつくのは
お店の外看板をしまう頃
ごちゃごちゃ言いながら床につきます。

看板をしまうふりをして主人の目を盗み、
雛たちが無事に眠るのを見届けて
自分の仕事に戻るのが日課でした。

が、
その日は違いました。

看板をしまおうと外に出ると
みんな黙りこくって遠くのある場所をみてました

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コロナ禍にやってきたツバメご夫婦の話。8

コロナ禍にやってきたツバメご夫婦の話。8

あんな小さな卵から
孵った雛たちが、
ツバメご夫婦の運ぶ餌を
我先にと、お互いを押しのけながらゲットし、

ぐんぐんと成長してく。

お店のドアの開閉に反応しては騒ぎ、
トラックの通る音に反応しては騒ぎ、
スマホカメラのシャッター音にはちょっとだけ騒ぎ、

なんやかんやといっちょ前になっていく。

そして、
お母さんのぬくもりの中で眠っていた雛たちが
今夜からは自分たちだけで寝ることを決めた日。

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コロナ禍にやってきたツバメご夫婦の話7

コロナ禍にやってきたツバメご夫婦の話7

「ツバメの卵の殻って
こんなにも薄いんだ!!!」

前回の記事で孵化した卵の殻を
手にとって観察した第一印象。

生卵割った後の殻のあの感じは全くなく、
薄皮一枚すらついてなことに
妙に感動したのを覚えてます。

そしてここから始まる怒涛のの日々。

ツバメのおうんち対策。

私が作った受けは
1時間しないうちに剥がれ落ち、
(↓これです)

結果、主人の手を借りる始末、、、
(↓さくーっと作って

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