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君を思う時、やわらかな優しさになる

音楽に興味を持ち始めたのは小学5年生ぐらいの頃だろうか。

その頃からランキング形式でヒット曲を発表するテレビ番組やラジオ番組を好んで視聴し始めたと思う。

いや、音楽自体に興味を持ち始めたというなら、小学生の低学年まで遡るかもしれない。よくテレビで流れてくる音楽をラジカセでカセットテープに録音して遊んでいた記憶があるので。

覚えているのはスタジオジブリの映画「天空の城ラピュタ」のエンディングテーマや「ちびまる子ちゃん」の主題歌、曲に限らず「とんねるずのみなさんのおかげです」のコントも録音していた記憶がある。

僕らの世代のあるあるですね。家にいる家族に「今から録音するで静かにしてな」と忠告して、ラジカセで再生ボタンと録画ボタンを同時に押すやつです。そして録音中、急にお父さんが帰ってきて「ただいま〜」の声が入ってしまい録り直しっていうあれです。懐かしい。

CDというメディアもこの頃から出てき始めたのではないでしょうか?

小学6年生の時だったと思うのですが、誕生日か何か特別な日に親におねだりして、CDはもちろん、ラジオもカセットテープも聴けるミニコンポを買ってもらいました。

そのミニコンポを買ってもらってからしばらくの間はレンタルしたCDをミニコンポで聴いたりカセットテープに録音したりしていたのですが、ついに初めて欲しいと思ったCDに出会い親に頼んでCDを買いに連れて行ってもらいました。


初めて買ったCDはWANDSの「もっと強く抱きしめたなら」だった。


当時のシングルCDはまだ長方形のケースに入った直径8cmの小さなディスク。この8cmCDの価格は1枚1,000円ぐらいでカップリング曲が1曲入って、さらにオリジナル・カラオケ付きが当たり前で、歌詞カードを見ながらよく口ずさんでいた。

メイン曲はA面、そのカップリング曲はB面と言われていた。

当時なんでA面B面と言われていたのか分からなかったけど、後に、レコードの名残だということを知る。


この「もっと強く抱きしめたなら」は多分CMのタイアップ曲で、テレビでそのCMを見て気になったのだと思う。WANDS最大のヒット曲で、初回限定版も無ければ握手券も無いシングルCDで166万枚以上も売れている。

この曲からWANDSのファンになり新譜を発売するたびに買ってもらっていました。


今の楽曲はネットでダウンロードするか、ストリーミングで音楽を聴く時代になってしまったので、CDを買う機会が減ってしまったのですが、CDが全盛期の頃はよく友達にCDを貸したり借りたりしていて、一つのコミュニケーションツールでもあったように思えます。


あの子に借りたCD。


あの子に貸したCD。


懐かしい青春の記憶です。



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