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エアロヴァイロンメント(AVAV) 23Q4決算速報

企業概要

米国内外の政府機関や企業向けに、ロボットシステム(主に軍事用ドローン)の設計、開発、生産、納入、サポートを提供。本社は米バージニア州。
🔸無人航空機システム(UAS)
🔸戦術ミサイルシステム(TMS)
🔸中型無人航空機システム(MUAS)
🔸高高度擬似衛星システム(HAPS)

決算数字およびガイダンス

23Q4
⭕️売 0.186B$(予0.165), YoY+40%
内訳
UAS(無人航空機) +160%
MUAS(中型無人航空機) +13%
TMS(戦術ミサイル) +110%
その他 +35%
❌EPS 0.99$(予1.00), YoY+725%

24通年(ガ)
⭕️売 0.63~0.66B$(予0.60)
⭕️EPS 2.3~2.6$(予2.0)

トピック

23Q4期末の受注残高 0.424B$で過去最高を記録し前年度末に対して2倍に拡大しています。

株価と株価収益率(PER)

PER(TTM)N/A, (FWD)44倍
時間外株価 +5.4%📈

ひとこと

今回の決算ではウクライナにおける強いパフォーマンスが事業の拡大をサポートしています。来期の売上ガイダンスも対前年比で19%の成長が継続を見込んでいます。

あまりなじみのない製品かもしれませんので無人飛行体について少し説明します。無人飛行体には以下のようなものがあります。
🔸気球(Balloon):最軽量で必要動力は少ないが制御性低い
🔸固定翼(Fixed-Wing):飛行機に近く高精度
🔸飛行船(Aieship):より大きくより正確

先般米国上空を飛行していた中国の気球が米国よって撃墜されていましたがこの分類と解説で「なるほどね」と思われるのではないでしょうか。バイデン米大統領も「(気球は)あの場所を飛行しているはずではなかった。コースを外れたのだ」と記者会見で述べています。

エアロヴァイロンメントの現在の事業領域は2番目の固定翼です。下の図は同社の製品カタログからの引用です。

https://www.avinc.com/images/uploads/product_docs/2023_Product_Catalog.pdf

AVAVの固有技術、固有の強みが何であるのか、業界について情報を収集していこうと思います

一次情報はこちら👇
決算プレスリリース

プレゼンテーション

https://investor.avinc.com/static-files/a1d253e9-3c2a-4e31-85cb-e1d1eb8dd4ef

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