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「講座や教室を開く際のいくつかのポイント」


珈琲文明で行なったコーヒー教室

この度私のお店(珈琲文明)にて「コーヒー教室(おいしいコーヒーの淹れ方)」なるものを初めて開催しました。
初めて?いや「コーヒー教室」なるものは他所でこれまで何度もやってきました。
いわゆる「お呼ばれ」で企業のイベントや地域の公民館や地区センターなどでやってきました。
ギャラなどはぶっちゃけ平常営業をしていたほうがずっと収益は多いのですが、目先のことよりも「そういう活動もしている」という実績を積んでいきたかったというのが本音でした。
「え?いやいやその実績がまだ無いわけでまずそういう催事に呼ばれるようにするにはどうすればいいのよ?」っていう声が上がるのはわかっています。
私がこれまではアウェイ(他所で呼ばれて行った)でこの度初めてホーム(自分の店)でやったというのは本来順番が逆であることは承知しております。
ですから基本的には最初からあなた自身の「城」「ホーム」で開催するのがベストです。


ホーム開催のメリットはもしそれを定休日等営業日以外に実施するのであれば純粋にプラスアルファの利益になりますし、先にも述べたようにそもそも目先の利益うんぬんよりもそういう活動をすることにより「信頼」や「安心」を周囲に与えることが出来るということが最大のメリットなのです。
どこかの会場(ハコ)をご自身で借りる場合、それは単に余計に費用をかけることになることに比べ、自身のお店では無料です(定休日を利用する場合)。
休日返上ということにはなりますが実績や信用を生むことに関しては平常営業に勝るとも劣らぬ活動だといえます(※そう考えると平常営業を一日潰してこれに充てても良いくらいです)。


少し視点を変えて他の業種の他店の例のお話をしますね。 
私の地元の商店街にシルバーアクセサリーのお店があります。
そこはもちろん小売りもやっているのですが「彫金教室」というのも頻繁にやっています。
そこに遠方から習いに来る人も多く、さらにはそこの店主の方は受講生の方に珈琲文明のことも勧めてくださって実際に受講生の方がうちに来店してくれたりもして感謝しまくりのお店であります。
さて、このような「彫金教室」で習っていた人たちは自分の作品もそうですが店内のディスプレイ作品や商品を一通り見るわけです。
そこで気になってほしいものはそこで購入します。
新規のお客さんをゲットするためにまず必須である「来店動機」という高いハードルを既にクリアしてることになるし、「ここの先生のお店の商品なら問題はない」という信頼も既に得ているため「欲しいものなら買うし不要ならば買わない」となります。
この度の私の「コーヒー教室」でも受講料は頂いているのに加え、帰りがけにかなり多くの人が当店の新商品である「カフェオレベース」を購入していってくれました。
もう一つ例を挙げます。
通常はフランス料理店を営業しているところが「料理教室」と銘打って定休日などを利用して開催している例があります。
そこでは「今月の料理」と題してそれが今月は「なんちゃらのムニエル」で来月は「なんちゃらのテリーヌ」さらにその翌月はまた異なる「なんちゃらの料理」が続くことになります。
そこの生徒さんたちはおそらく一般のお客さんとしてもそこのシェフ(先生)のお店に行くと思うのです。
ここでもまた新規獲得のために重要かつ困難な「来店動機」というハードルは既に颯爽と越えて受講した人は来店することになります。
さらに実はまだ受講したことなくともこうした取り組みをしているお店なんだなということで「安心、信頼」は生まれ何かきっかけやタイミングあるあると優先候補の上位に上がってくるかもしれません。
さて、それでは皆さんは「何の教室」を開催するのが良いでしょうか?

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