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​お客様へのお願いや禁止事項はどう伝えればよいのか

先日私の現場で実際に起きたトラブルの話をします。
公の場でこれを書くと炎上しそうなんで(笑)個人のフェイスブック投稿に限定しました。
その投稿記事をまず以下に貼り付けますのでザ~っと目を通してください。
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2階席にいたひとりの男性お客さん(40代くらい)がパソコンでZOOM会議を始めた。
2階席はテーブルがふたつしかなく、既にその人よりも前にもうひとつのテーブルはおふたりの女性客が座っていた。少しだけ様子をうかがったが止める気配がなかったため、行って画面に映り込まないように横に回り、小声で「お客様」と言い、手で「×バツ印」をした。するとその男性は店の外を指さしながら「どこかに書いてあった?」と言うので、「いえ、メニューブックに『携帯の通話はご遠慮ください』とあるのでそれで察してもらうしか」と言うと「察せない察せない!」と言われた。
すごく大事な商談かもしれないという一縷の情から「ある程度キリの良いところで構いませんので」と言うと「キリいいとこなんて無い無い!」と言われたんで、こっちは「もうええわ、どうもありがとうございました~」と漫才の締めくくり調に脳内呟きが生まれるも、もちろん口には出さずにいると会計しに降りてきて、「察せない察せない、今の時代ダメなんておかしいんだからデカデカと書いて出しときなよ」と怒りはなかなか収まらないようだった。
「察せない」「サッセナイ」という言葉がなんか新鮮だなぁと思って、合ってんだっけ?と思い「察する」はサ行変格活用だから未然形は「せ」になるから合ってるなぁとかこれまた脳内のみの呟きで、実際には「ありがとうございました」とだけ言って終了。
先日、「なぜ狭い空間において通話がダメなのか」の科学的根拠で「人間は会話の片方だけが聞こえる状態だと返答を無意識に脳が期待しそれが無いと不安になる」みたいな記事を、確かペンギンカフェの二羽マスターがシェアしてて凄い納得して膝を打った記憶がある。
あの記事もっかい読みたいな。ところでパソコンに向かってオンラインで会話することを「通話」とは言わないんだっけ?
よく店内にいろんな貼り紙で諸注意や説明がたくさん書いてある店ってあるけど、こういういろんなクレームがあってしかもどこかに書いて成文化してないと納得しない人っていうのが一定数いるから、どんどん諸注意とかが増えていくんだろうなぁ・・・世知辛い。
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以上、書いたところが私個人FBの「友人のみ公開」のところということもあって友人からの共感、激励、共闘(共怒?)などなど一様に店側を応援してくれる書き込みが多数寄せられ、友達っていいな(笑)ということの他に「察せない」というワードが局地的に流行って可笑しかったです。

さて、今回はこの「諸注意及び禁止事項を貼りだしておく」ことについて述べてみます。

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