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「さらに効率良くオーダーを提供するためのコツ」

先週の内容の続編的なものになりますが、とにかく軌道にしっかり乗ったお店に立ちはだかる壁は「混雑時の効率的なオーダーの捌き方」みたいなことが日々の悩み種になります。
もちろんこういう悩みで支配されているお店はまずは恵まれているのでまずはそういうお店になりましょう(どうすればなるのかはここカフェラボでこれからも細かくお伝えしていきます)。
さて、本題にいきます。
では仮に「3組様、計6名でコーヒー×4杯、カフェオレ1杯、紅茶1杯、チョコレートケーキ1個、チーズケーキ2個、季節のケーキ1個」(※つまり向こう3組分のウェイティングオーダーということ)が出たとしましょう。
重要なことなので何度も繰り返しますがまず「最も時間がかかるものから手掛ける」という大鉄則により以下の手順になります→
①    カフェオレのミルクを温める(最弱火で7分)
②    コーヒー4杯分のセット(計6分弱)
③    紅茶(4分茶葉とお湯浸漬放置)
④    ケーキセッティング
以上のような流れですが、今回強調しておきたいことは④の「ケーキセッティング」に関することです。
私のお店は創業10年まではチョコ&チーズを自家製で提供していましたが、2017年以降は全てのケーキを仕入れに切り替えました。
特に自家製だろうが仕入れだろうがここでは議論しません。
今回重要なのは上記ケーキ3種、つまりチョコ&チーズ&季節のケーキが出ているのであれば、まずその箱(各ケーキが入った箱、またはラッピングされた皿)全てを作業台にドーンと出してください。
大事なことなのでもう一度言いますね。
「オーダーが入ったケーキの箱や容器を全てドーンと冷蔵庫から出す」のです。
もちろん長時間出しっぱなしはよくありませんが、個別に何回も冷蔵庫から出し入れするほうが冷蔵庫内の衛生上もよくないですし電気代もかかります。
そしてそんなことよりこの「一度にドーンと出しておく」という行為がかなり時短になるのです。
ただし、今は向こう3組という条件のもとですので、4組以降もいるのであればいったんそのオーダーは後回し(箱や容器もいったん冷蔵庫に戻す)とします。
これは私の場合は3組先までと勝手に決めているだけですので各自の力量に応じて変えてみてください。
私は結構トロいタイプなのでもっとキビキビ動ける人はもう少し先のオーダーまで同時作成しても良いかもしれません。
次にこれまた非常に重要なことを続けます。

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