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カフェ開業前に知っておきたい「絶対したほうがいいことと、しなくてもいいこと」

私の身の回りにかなり近々お店を開こうとしている人が数組いらっしゃるので、今回は「絶対にしたほうがいいこと」と「しなくてもいいこと」を述べておきます。重ね重ね、あくまでも「ワンオペ」のお店という前提ですからね。

まず「絶対にしたほうがいいこと」からいきます。それは、「食器洗浄機」の導入です。

私のお店はあくまでもコーヒー専門店なので、フードは少なく、油物も極めて少ないお店です。しかし、食洗機が無かったらと思うと本当にゾッとします。逆に言えば「余裕で洗い物が出来るくらいの閑散としたお店にしない」ことも大事ともいいますが・・・。冗談じゃなく、「食洗機くん」はバイトスタッフの半分近く、厳しく見ても20%分くらいの労働力には確実に匹敵します。

人件費とのコスト比較をすると、軽く一年以内に代金回収が出来てその後はひたすらにプラスです。ワンオペ店はもちろんのこと二人体制でやるお店であったとしても、私は食洗機の導入を推奨します。お弟子さんや見習いがいて、「わしからは教えんよ、勝手に技を盗め。はい、じゃあまずは洗い物から」とかいう趣旨でないのであれば、洗い物に割く時間を他の何か有意義なことに当てたほうがいいと思います。

さらに、なんでもいいんですけど、例えばコンロの五徳(鍋ややかんが上に乗る)部分を洗うのって、なんだか(大掃除と言わないまでも)イレギュラーなことだと思います。しかし、食洗機であれば入れるラックのスペースに空きがあるときにこういったちょっとした物を放り込んでおくだけで手軽に洗うことが可能です。

水道代の節約の話は言うまでもないとして、「すすぎ」は80℃くらいの高温湯でされるので、
拭く前段階で自然乾燥も早いというメリットもあります。どこぞのメーカーの回し者じゃないんでこのへんでやめます。

次に、視点を変えて、「ポイントカード」についてです。ぜひ作ったほうが良いのはそうなんですが、ショップカード(店の名刺、電話番号、最寄り駅からの地図、HPアドレスの情報が必ず含まれている)も兼ねて、比較的上質な紙で、かつやはり財布に入る大きさにしましょう。と、最も強調したいのはここじゃないんです。強調したいのは、、、「ポイントカードに有効期限を設けない(無期限)」ということです。

これは本当に重要です。

何年ぶりだろうが関係なく、必ずポイントを押すようにすることで、相手にとっても「捨てる」即ち「お店への常連形態を消す」行為が軽減されます。全国にあるCDチェーン店のどこも必ずポイントカードに期限があります。どこか一社だけが「無期限のポイントカード」を発行した瞬間に、その一社のみユーザー殺到の一人勝ちになるのになぁとよく思いますが、一社やると必ず他も追随するから「秘密裏に各社取り決めをしているのかも」とさえ思うほどです。全くの新規のお客さんへの宣伝広告行為及びコストを考えると、リピーターさんへの営業努力のほうが何倍も「楽(ラク、なのと文字通り【楽しい】の二つ)」なのは言うまでもありません。

さて、次に「やるべきじゃない」というか、「やらなくても良い」ことを述べます。
一言でいうと、「必要以上にコスト削減に神経をすり減らさない」ということです。

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