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クリエイティブの力で未来を創る、CafeGroupの新たな挑戦

こんにちは!CafeGroup広報部です。
CafeGroupでは2024年7月より、新たな取り組みとしてエンジニアリング事業とAI事業をリリースいたしました。
私たちはこれまでCG制作を中心に事業を展開していましたが、なぜ2つの事業が発足したのか、その経緯とこれからのビジョンを代表と新規事業責任者の2人にインタビューしました。


対談者プロフィール

岸本 浩一 | CafeGroup代表取締役社長
神戸芸術工科大学を卒業後、CGプロダクションに就職し6年間勤務。2012年に日本初の3DCGモデリング専門会社である株式会社ModelingCafeを起業し、2014年には株式会社AnimationCafeも立ち上げる。投資家としても数十社に出資し、周りの成功をサポートしている。

橋本 圭 |開発責任者および新規事業責任者
ゲームエンジニアとして様々なゲームタイトルの開発・運用に携わった後、株式会社Awwにて開発責任者を務める。CG×Techの領域を中心に、バーチャルヒューマン、リアルタイムCG、AIなどの研究開発に注力。現在はModelingCafeに所属し、CafeGroup全体の開発責任者および新規事業責任者を務める。

新規事業立ち上げの背景

―CafeGroupの新規事業について教えてください。

岸本:  CafeGroupは今年で創業13年目を迎え、今年度より制作事業から軸足を伸ばし「CafeEngineering」と「CafeAI」を新たに新規事業としてスタートしました。

CafeGroup代表 岸本浩一

―2つの新規事業をはじめたきっかけを教えてください。

橋本:  会社の強みであるCGを他のものと掛け合わせることで、他のCGプロダクションでは出せない価値を作り出す可能性を感じたからです。私がゲームエンジニア出身なので、その経験を活かして新しい事業を展開することで会社全体の成長につなげたいと考えました。

新規事業責任者 橋本圭

Cafe Engineering:CGと技術の融合

―Cafe Engineeringについて詳しく教えてください。

橋本: 「Cafe Engineering」は、CGと技術を融合させたシステム開発をメインとした事業です。これまでは、リアルタイム系のプロジェクトではアセット制作が中心でしたが、今後はプログラミングを含むアプリケーション開発まで一貫して対応できるようになります。例えば、VTuberプロジェクトや小規模なゲーム開発を始め、AR/VR/AI/Webといった様々なシステム開発を行います。

Cafe Engineering

―TDチームとはどのように違うのでしょうか?

橋本:  アーティスト出身のメンバーが多いTDチームと異なり、エンジニア出身のメンバーが中心という点です。技術領域を広くカバーし、業界では珍しいエンジニアの強みを活かして、さらに強力な組織を目指していきます。

岸本:  日本のCG会社は小規模の会社が多く、エンジニアが複数名在籍している会社は多くありませんので、CafeGroupの開発力でサポートできる体制を組めればと思っています。

Cafe AI:AI導入支援と研究開発

―Cafe AI事業について教えてください。

橋本:  Cafe AIでは、AIに関するコンサルティングやAIの研究開発を行います。AIに関する情報を週次でまとめたリサーチレポートを作成し、その最新情報を提供することで、まずはCG業界の企業にAI導入を支援し、業界の発展を目指します。

Cafe AI

―CG以外の業界向けてはどのようにアプローチしていますか?

橋本:  他業界に対しても、AIをうまく使っていけるような下支えをしていきたいです。我々はAI全般に対する知見をもったメンバーが俯瞰して調査・研究を行っているため、質の高い情報やノウハウを得ることができます。それらを提供することで業界あるいは世の中に対して力添えしたいと思っています。
岸本:  AIを上手く扱えるエンジニアが不足しているというのはCG業界に限ったことではありませんので、日本の抱える課題と結びついて貢献できるんじゃないかと思っています。

AIの影響と今後の展望

―AIの進化は社会にどのように影響を与えると思いますか?

橋本:  近い将来、3DCGの生成AIも登場すると予想しています。これにより、CG業界の働き方が大きく変わると思います。我々は、会社はもちろん、CG業界全体をより発展させていくために、この変化にどう適応し、発展させていくかを常に考えています。

岸本:  AIの進化と活用により、今後10年以内に個人の能力差が劇的に広がると見ています。それも2〜3倍などの差ではなく数百倍かそれ以上に広がる可能性があると思います。CafeGroupでは、AIへの投資を通じて会社全体のパフォーマンス向上を目指しています。また、自社だけに限らず、グループ会社や投資先、更には業界全体のパフォーマンス向上に貢献できるところまでできると、この事業を始めた価値があるなと思います。

新たな挑戦:CG×他分野

―CG×他分野という新しい展開についてはどうお考えですか?

橋本:  例えば、医療分野でのリハビリに、VRとゲーミフィケーション要素を取り入れることで、患者が楽しみながらリハビリに取り組めるようになるといった事例があります。このように、CGや技術と他分野を掛け合わせた新しい価値創造を目指しています。
我々だけでは気づかないアイデアもあるので、他の会社とコミュニケーションを取りながら、新しいアイデアが生まれたら積極的に取り組んでいきたいです。そうすることで、唯一無二の体制の会社になっていけると考えています。

岸本:  掛け算というのは1つのテーマです。掛け算するためには、かけるものがないといけません。エンジニアリングはとても重要で、例えば飲食業でもシステム開発ができるかどうかで結果が大きく変わってきます。また、当社の強みであるCG×開発×○○で様々な可能性が広がりますし、将来的にはAIやxRも広がっていくでしょう。これまでなかったことが掛け算によって生まれていくので、その掛け算するための土台として、どんどん掛けるもののベースを作っていきたいと考えています。

CafeGroupの未来

―10年後のCafeグループについてどうお考えですか?

橋本:  CafeEngineeringとCafeAIがメイン事業の柱になっているようにしていきたいです。売上比率も同じくらいにして、メンバーも同じくらい増やしていきたいです。

―これまでの10年はどうでしたか?

岸本:  CafeGroupはCG制作からスタートして、業界の方々に認知してもらえるようこれまで注力してきました。次は業界の垣根を越えて、より広範囲に価値を提供できるように、これまで培ったハイクオリティCG制作技術や、エンジニアリングなどの掛け算によって、新しいことにチャレンジしていきたいです。

読者へのメッセージ

―さいごに読者に向けてひとことお願いします。

橋本:  CafeGroupはこれからもどんどん発展していく予定ですのでご期待ください。CG業界の発展、CGを絡めたエンジニアリングやAIなど、他にも一緒に盛り上げていきたい方がいましたら、ぜひお気軽にご連絡いただけると嬉しいです。

岸本:  これからもやりたいことはいっぱいあります。さらに次に進むためには武器や道具が必要となります。その道具はあなたの持っているアイディアやスキルかもしれません。一緒にやれる仲間を募集中なのでお問い合わせください!


CafeGroupは日本最高の3DCGコンテンツを制作するクリエイティブスタジオや、投資先のスタートアップ群で構成されています。
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