ピシンギーニャ
サンバより古いブラジルの音楽、ショーロ。
ショーロは、ポルトガル語の「chorar:泣く」にも因んだ、リズミカルでありながらも抒情的で綺麗なメロディを特徴とする音楽です。
今回ご紹介するのは、ショーロの時代から、ショーロに続くサンバの時期にかけて活躍した、ピシンギーニャ(Pixinguinha)です。
ピシンギーニャは、1897年リオデジャネイロ生まれ。
作曲家、ショーロの演奏家(フルート)として活動を開始し、後に演奏する楽器をサックスに換えたようです。
数々の名曲を作曲し、ブラジル・ポピュラー音楽の父と呼ばれています。
まず、ご紹介するのは、ブラジル第二の国歌とも呼ばれる「カリニョーゾ(Carinhoso)」!
多くのミュージシャンが演奏していますが、中でもグッとくるのは、アントニオ・カルロス・ジョビンによるシンプルにしてメロディの美しさが引き立つ演奏です。
ピシンギーニャはリズムが目立つ曲も作曲していれば、メローな曲も作曲していますが、特におススメしたいのは、やはりメロディの美しさが際立つメローな曲です。
中でも、極めつけはこの2曲!
「Rosa」
「Lamentos」
芳醇なブラジル音楽の根幹をなすピシンギーニャの音楽。
そして、伝統を引き継ぎ、現在もショーロを演奏するブラジルの人々。
大いなる遺産に乾杯です!!
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