海外文学好きにはたまらない競訳「MONKEY vol.23 特集 ここにいいものがある。」
文学ラジオ第33回の紹介本
「MONKEY vol.23 特集 ここにいいものがある。」
柴田元幸、岸本佐知子 短篇競訳
SwitchPublishing
翻訳家柴田元幸さん責任編集の文芸誌MONKEYを紹介しています。特集の「ここにいいものがある。」は同じく翻訳家岸本佐知子さんとの競訳と題し、二人がいま紹介したい作家を選び、翻訳しています。
ラジオでは6人の作家と作品をそれぞれ取り上げています。ミエが一番好きなのは「オール女子フットボールチーム」。女装するお父さんのキャラクターと、女装させられる少年がおもしろすぎました。合間合間に挟まれる柴田さんと岸本さんの兢訳余話が読書会みたいだとダイチが言っていますが、翻訳者二人の応酬も読み応えがあります。どの作家もおもしろく、充実の一冊です。
収録作
「大きな赤いスーツケースを持った女の子」
レイチェル・クスナー、柴田元幸訳
「オール女子フットボールチーム」
ルイス・ノーダン、岸本佐知子訳
「足の悪い人にはそれぞれの歩き方がある」
アン・クイン、柴田元幸訳
「アホウドリの迷信」
デイジー・ジョンソン、岸本佐知子訳
「アガタの機械」
カミラ・グルドーヴァ、柴田元幸訳
「野良のミルク」「名簿」「あなたがわたしの母親ですか?」
サブリナ・オラ・マーク、岸本佐知子訳
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ラジオ案内役の二人
ダイチ | 小説家が好き!の会
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ミエ | 羊をめぐるカフェ
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