見出し画像

2017.6.6 スティング Live@日本武道館

2017年6月6日(火)@日本武道館


昨年、スティングが久し振りにロック・アルバムを作ったというニュースを聞いて、なんとなく興味が湧いた。
でも、スティングは、ポリスも含めてベスト盤くらいしか持ってないので、到底ファンだとは言えない。だから、慌てて買う様な感じではない。
だけど、そんな僕でも、このアルバムにはなんだか惹かれるものがあったんだよね。
ロックに戻ってきたスティングの姿勢に。

で、日本の音楽番組に出て歌ってるのを聴いて、まずまずいいかなとは思ったのだけれど、やはり熱心なファンではない故、慌てて買う気にもならず、でも、ずっと気にはなっていた。

そこへ、来日公演決定の報だ。
「ああ、観てみたいな」と思った。
スティングのソロなんて、ほとんど知らないのに。
日程を見たら、仕事が休みの日と重なっている。
行こうと思えば行ける。
だけど、そもそもよく知らないスティング。
慌ててチケットを獲りに走る程ではないんだよなあ、と。

そんな感じで気になりつつも、スルーしてたら、チケットは発売と同時にあっという間に売り切れた。
ああ、やっぱりそうなるかあ、と。
あまりの人気ぶりに、追加公演まで決まった。
追加公演ならチケットが獲れそうだった。

今回のツアーのセットリストを調べてみると、NEWアルバムと、ポリスとスティング・ソロのベスト盤を聴いてれば、だいたいはOKな内容なのがわかった。
これなら、初心者の僕でも入り込みやすい。
ソロのアルバムのレア曲とかたくさん演られてたら、僕にはちんぷんかんぷんだからね。
そんな感じでセットリストを確認してしまうと、ますます行きたくなった。
追加公演、獲る?
でも、追加公演の日に行こうと思ったら、仕事の休みを申請しなければならない。
やっぱり、どうせ観に行くんだったら、もともと仕事が休みの火曜日が良かったよなあ、と、チケットを獲ろうとしなかった事をどんどん後悔していった。

しかし、僕は賭けに出た。
どうせ行くんだったら、やっぱり火曜日がいい。
奇跡的に、追加席が出るかどうか、それに賭けよう、もし出たら、即買おう、と。
それから毎日、チケット・サイトのチェックだった。

すると、4月に入ってすぐ、願い通り、追加席が出たのだ。
初日・2日目ともに、「空席あり」の表示に変わったのだった。
「おお、これは、行け、って事か!?」
慌ててチケット購入準備をする。
一般発売なので、座席の確認ができる。
気に入った席番が当たるまで、何度もトライ。
10回目くらいで、ようやく、僕にとっての良席が確保できたので購入!
とうとう買ってしまった。
だって、どんどん「買い」の流れになっていったんだもの。
もう、行くしかない。

チケット購入後、今度は即座にNEWアルバムを購入。
これを聴いてないと話にならないからね。

ライヴは、いろんな意味で「苦手」と思ってる僕なので、よほど好きなアーティストでないと、ライヴには行かない主義なのに、ほとんど初心者のスティングのチケットを獲ってしまって良かったのかどうか...という思いはずっとあったのだけれど、NEWアルバムが期待通りに良かったりして、だんだんと楽しみになってきて。

Prime Musicで無料で聴けるようになってたポリスの2ndを聴いたらものすごく良くて、さらに1stをレンタルしてきて聴いたらもっと良くて、今までどうしてポリス真面目に聴こうとしなかったんだ、くらいの勢いになって、その調子で図書館で3rdと4thを借りてきて(5thだけはもともと持ってた)、ポリスが大好きになった。
まだまだ聴きこみは足りてないけど。

そんな感じで、どんどんスティングのライヴが楽しみになってきて、チケット獲れて良かったなあ、と思ってたのだけど、予習として、YouTubeで、今年のライヴ映像を観てみたら。
冒頭「Massage In A Bottle」「I Can't Stop Thinking About You」のリズムがとても遅くてガッカリ。
ポリス時代の曲は、昔ほど激しくやれない、って事でいくぶんスローになるのはわかるけど、新曲までスローになってる。
すごいタルくて、なんだか聴いてられなくなって、その2曲で観るのをやめてしまった。
今度のライヴ、こんな感じになるの?
こんなにタルいリズムじゃ、熱くなれないよ。
途端に、ライヴが不安になってきたのだった。


そんな不安を抱えたまま迎えたライヴ当日。
開場は17時30分。
開演は18時30分という事だけど、今回は前座があるので、少々遅くなっても大丈夫かな、と思って、九段下の隣の駅の飯田橋まで足を延ばして、BOOK OFFで買い物したりしてた。
時間には充分余裕を持たせてたんだけど、なんだかんだで2時間以上買い物をしてて、武道館に着いたのが18時20分。
「もうすぐ前座が始まります」って、あちこちでアナウンスしてた。
開演直前だったからか、グッズ売り場は既に閑散としてて、ちょっと覗いてみる。
あらかじめネットでグッズはチェックしてて、いいなと思うTシャツがあったんだけど、4000円もする。
まだスティングの大ファンとは決して言えない僕なんかが、Tシャツに4000円も投入するには気が引けた。
ここで4000円も使っちゃうと、今月苦しくなるし...。
迷いつつも、やっぱりスルーして、会場内に入る事にした。

トイレを済ませて、自分の席に着いたのがほとんど18時30分。
僕の席は1階北西J列25番。
追加で出た席なので、角度的にはちょっと辛く、斜め後ろからステージを観る形。
でも、ステージの真横だし、1階だし、って事で、2階席後方なんかよりずっと...もしかしたらアリーナ後方よりもステージは近い。
狙って獲った席は、1階の最後列の通路側の席。
僕の左側の席は閉鎖されてて誰もいないし、後ろにも人がいない。
つまり、他の人からプレッシャーをかけられる事が少ない、僕にとってはとても素晴らしい席。
これなら、かなりリラックスして観れそうだ。


席に着いてほんの1・2分で、会場が暗転。
出て来たのは、なんとスティング。これには驚いた。
あれれ?前座が演るんじゃないの??

モニターに片足を乗せ、アコギをつま弾きながらの「Heading South on the Great North Road」。
とても寂しい曲だ。
ワンコーラス歌い終えると、「ワタシノムスコ、ジョー」。
すると、スティングの息子が登場して、歌い始めた。
そして、スティングとのハモリ。
寂しい曲だったはずが、2人の歌声で印象がガラッと変わった。
これには結構感動してしまった。
前座は観れなくてもいいや、なんて遅く会場入りしてたら、うっかり観逃すところだった。あぶないあぶない。
今回、ツアーのセットリストをネットでチェックしてて、1曲目が「Heading South on the Great North Road」と書いてあったり、日によってはなかったりして、来日直前のアジア公演では書いてなかったりする事がほとんどだったので、この曲は削除する事になったのかなあ、と思ってたのだけど、こういう事だったのね。
前座がある時は、こうやって息子とパフォーマンスをする。前座がない時は演らない。
もしかしたら、演ってたとしても、セットリスト・サイトに投稿した人によって、この曲を1曲目とカウントする人とそうでない人といたのかもしれない。
とにかく、謎が解けた。

そうして、1曲共演が終わると、スティングはステージを去り、息子のジョー・サムナーが1人でパフォーマンスを始める。
4曲くらい、ギターで弾き語りを演ったかなあ。
声は、スティングにやや似ていてハスキーだった。
チケットには、前座として「JOE SUMNER AND THE LAST BANDOLEROS」と書いてあって、これは「Paul McCartney & Wings」みたいな、ジョー・サムナーとバック・バンドなのだろうと思ってたら、これはまったく別の存在で。
あくまで、まずはスティングの息子ジョーのソロ・パフォーマンスと、もう1つ、別のバンドのパフォーマンスという事だった。
ジョーの最後の曲の時にバンドが登場して、途中から演奏に加わり、それが終わるとジョーが引っ込んでバンドが自分達の曲の演奏を始める、という感じだった。
5曲くらい演ったかも。
パワー・ポップみたいな感じで、聴きやすく、ギター2人とベースの計3人がそれぞれリード・ヴォーカルをとれてたり、コール&レスポンスもあったりして、それなりに楽しめた。
でもまあ、やっぱり「早くスティング出てきて!」と思っちゃったかな。
前座が終わると、一旦休憩のアナウンス。
19時13分だった。

休憩をはさみ19時30分、ようやくスティングのライヴが「再開」した。


01. Heading South on the Great North Road
(before the opening acts)
02. Synchronicity II
03. Spirits in the Material World
04. Englishman in New York
05. I Can't Stop Thinking About You
06. Every Little Thing She Does Is Magic
07. One Fine Day
08. She's Too Good for Me
09. Mad About You
10. Fields of Gold
11. Petrol Head
12. Down, Down, Down
13. Shape of My Heart
14. Message in a Bottle
15. Ashes to Ashes
16. 50,000
17. Walking on the Moon
18. So Lonely
19. Desert Rose
20. Roxanne / Ain't No Sunshine
(Encore 1)
21. Next to You
22. Every Breath You Take
(Encore 2)
23. Fragile


前座として出て来た時には、長袖のシャツを羽織っていたスティングだったけれど、この本編からはピチピチのTシャツにジーンズ姿で、鍛えられた身体が素晴らしいシルエットで若々しく、ものすごくカッコいい。
僕が抱いていたスティングのイメージそのまんま。とても65歳になってるとは思えない。

いきなりポリスの「Synchronicity II」。
冒頭にこのロック・ナンバーを持って来た事で、スティングが本当にロック回帰をしたのだと実感する。
ライヴの冒頭で聴くと、この曲はより色彩豊かで華やかなものに感じる。

いくぶんレゲエ的な要素もある「Spirits in the Material World」。

イントロでスティングがベース・ソロを弾き始めた所で大歓声。
ファンはみんな、この曲のライヴ・ヴァージョンはこんな風に始まると知ってたのかな?
で、スティングがAメロを歌い始めると、さらに大歓声。みんな、「Englishman in New York」だと知ってたくせに。
僕も、スティングのソロで1番最初に気に入ったのがこの曲だ。ライヴ序盤でもうこの代表曲を持って来てしまう所が憎い。

そして、NEWアルバムのリード曲「I Can't Stop Thinking About You」。
これも、始まった瞬間、大歓声が上がった。
みんな、こういうスティングを待ってたんだね。スティングのロック回帰は大好評のようだ。
もちろん、僕も大好きな曲だったのだが、心配してたテンポは、スローにはなってなくて、CDで聴いた感じそのままのビート。良かった。
ていうか、僕が観たYouTubeでの演奏はなんだったんだろ。YouTubeにUPする際に加工でもしてあったのかな。
あんなタルい演奏じゃなくて良かった...。

演奏前にスティングが「Every Little Thing She Does Is?」と問いかけて、観客が「Magic!!」と応えて始まった「Every Little Thing She Does Is Magic」。
今までそんなに好きな曲ではなかったけれど、サビでは自然と体がフニフニと動いてしまったよ。

NEWアルバムの中でも、飛び抜けて穏やかかつポップな「One Fine Day」。これも大好きなので、生で聴くのを楽しみにしていた。優しいのに力強くもある演奏が素晴らしい。

今回のセットリストは、だいたいが僕の知ってる曲だけど、中には馴染みのないソロの曲もあって、その中の1つが「She's Too Good for Me」。
とりあえず予習としてネットで1・2回試聴はしてたんだけど、あんまり耳に残らない曲かなと思ってたら、生で聴いてみると、意外にノリのいい曲で憶えやすく、後半では一緒になって歌ってた僕。この曲は良かったな。

この辺は日替わりメニューの選曲で、またもや馴染みのないソロの曲かなと思ったんだけど、でもなんかどこかで聴いた事もある気がするなあと思って、帰って来てから調べてみると「Mad About You」で、僕の持ってるベスト盤にちゃんと入ってた曲だった。

グッと渋く「Fields of Gold」。

ノイジーなギター・サウンドが印象的で、NEWアルバムがロック・アルバムであるという事を強烈に印象付ける「Petrol Head」。
この曲も大好きで、暴れまくるスティングを是非観たいと思ってたから、セットリストにしっかり組み入れてくれて嬉しい。

前曲の激しさから、まさしくクール・ダウンの「Down, Down, Down」。

映画『レオン』で聴いた時から大好きな「Shape of My Heart」。
侘しくて、沁みる曲だ。悲しげなギターのフレーズと、アコーディオンの響きが耳に残る。
たしかこの曲だったかなあ、息子のジョーが出てきて、スティングと一緒に歌ってたのは。

また激しくロックしたのが「Message in a Bottle」。
これもスリルと疾走感があっていい。

またもや「ワタシノムスコ」と紹介されて、ジョーが出てきて、センター・マイクで歌い始める。おっ、この曲は聴いた事あるぞ、スティングの...なんの曲だっけ...と思い出してたら、これはデヴィッド・ボウイの「Ashes to Ashes」だった。
この曲がセットリストに組み込まれているのは知ってたけど、息子が歌うのだとは思ってなかった。この間、スティングはステージの端で控えめにベースを弾きながら息子を見守る。
それにしても、なんでこの曲をカヴァーしたんだろ。昨年から始まったツアーだから、昨年亡くなったボウイの追悼?スティングとボウイの関係って?

妖しくもささやくように歌う前半から、サビで解放される「50,000」。

レゲエのリズムに、洗練された都会的なギターのカッティングの「Walking on the Moon」。
後半の「イエーイヨ」とか「ヨーイヨイヨイヨ」とかっていうコール&レスポンスも楽しかったな。

どことなく陽気でコミカルな前半から、サビで一気にスピード・アップして盛り上がる「So Lonely」も最高だったな。
思わず拳を振り上げて大爆発。

馴染みのないソロ曲の1つ「Desert Rose」。
間奏でパーカッショニストがステージ前方に出てきて太鼓を叩くと、アフリカン・ビートみたいな感じに。アフリカン...だからDesert Roseなのかと納得。

本編最後は、いくぶんオリジナルよりもテンポが遅かったかなあ、って感じの「Roxanne」。
この曲もみんな大好き。サビでは思わず一緒になって歌ってしまう。
中盤から「Ain't No Sunshine」が組み込まれて...僕はよく知らないんだけど、これってタイトルから察するにカヴァー曲?...そして終盤また「Roxanne」のメロディに戻る。

本編終了。
メンバーがみな袖に引っ込んで、僕も「いま何時かな?」と時計を見てたら、なんと、もうメンバー再登場!
まだ、観客もアンコールのコールもしてないのに。
ちょっと舞台袖まで歩いてみただけ、って感じのとんぼ返りの再登場にびっくり。
まったく休んでないよ。

アンコール1発目はパンキッシュな「Next to You」。
ポリスの1stアルバムの1曲目だった曲を、最新ライヴに組み込むんだからね。ちょっと驚きだけど、大好きな曲なので超大歓迎。
こんな若かりし頃の激しい曲にチャレンジするスティング。全然老け込んでない。俺はまだまだやれる。そんな意気込みの表れだろうか。

この日1番の大歓声だったのが「Every Breath You Take」。
さすが、「見つめていたい」は人気だね。
実は僕は、この曲はあまり好きではなくて、これが代表曲と言われているからか、今までポリス&スティングにのめり込まなかったのかなあ、なんて思ってもいるんだけど、生で聴いてみると、この曲はライヴで聴いた方がずっといいね。
しっかりとしたバンド・サウンドが耳に届いてきて体にしっかりと響くし、今まで凡庸なバラード曲と感じていたのがちょっと印象変わったよ。

メンバーがステージ前方に並んで挨拶。
そして、袖に引っ込んでいった...と思ったら、また数秒でとんぼ返り!(笑)
この、休む間もない引っ込み、必要あります?
引っ込むなら、もうちょっと休んでくれていいのに。
アンコールのコールと拍手くらいさせてよ。その「間」も楽しみの1つなんだからさ。

最後の最後は「Fragile」。
しっとりと、これまた寂しげで儚い曲。
これもスティングの代表曲。やってくれなくちゃ困る。
でも、この曲、ものすごく短く感じたなあ。あっという間に終わってしまった。

終了は21時10分頃。


で、ライヴの合間に考えていた。
やっぱり、Tシャツ欲しい、と。
昨年、ブライアン・ウィルソンのライヴの時にTシャツを買わなかった事を今でも後悔している。
ツアー・グッズはその時でしか手に入らない。
少々高くても、後では買えないんだ。
欲しいと思ったら買っておくべき。
昨年学んだ教訓だった。
それを思い出し、やっぱり買う事に決めた。
ライヴも良かった。これで僕もスティングの大ファンになったと言ってもいいだろう。ならば、Tシャツに4000円投入してもよかろう。
たぶん、終演後もグッズ販売はしている、はず。
幸運な事に、今回の席は他の人を気にせずすぐに離れる事ができるし、北西エリアは、出口がすぐで、グッズ売り場の目の前に出る事が出来る。
なので、「Fragile」が終わった瞬間、席を離れてダッシュ。
観客の声援に応えるスティングに、僕も拍手しながら走って出口へと向かった。
外に出ると、まだ人はほとんどおらず、グッズ売り場もガラガラ。
そこへ駆けこんで、急いで目当てのTシャツを購入。

そして、混まないうちに、九段下の駅まで。
いつも武道館ライヴの終演後は、九段下駅まで大混雑で、なかなか進めないんだけど、今回みたいにスイスイ帰れたのは初めてだよ。
電車も運良くすぐに座れて帰れた。
平日の夜なのに、会社帰りの人たちで混雑してるって事もなくて、結構空いてた。ちょうどいい時間帯だったのかな。
快適な帰り道だった。

とにもかくにも今回のスティング。
渋みもあって艶もあるヴォーカル、全盛期の頃は知らないので比較はできないけど、きっと、まったく衰えてないと言っていいんだろう。
引き締まった身体でベースを弾く姿もカッコ良かったし、想像以上にすべての面で良かった。

バンド・メンバーは、ベースのスティングの他にはギター2人とドラム。
キーボードはいなくて、その代わりにアコーディオンを弾く人が1人。このアコーディオンは、様々な曲の間奏とかで印象的なサウンドを奏でていたな。かなり重要な役回りだった。
コーラス隊は賑やかで、男性3人女性3人くらいいたように感じた。曲によって入れ替わり立ち替わりだったので、正確な所はわからない。この中の人が、曲によってタンバリンなどパーカッション系を担当してたのかもしれない。

あと、今回感じたのは、音がとても良かったなあ、という事。
そりゃあ武道館は、東京ドームなんかよりはずっといい音だろうとは思ってたけど、今まで武道館で観たライヴで、ここまで音が良く聴こえると思ったのって記憶にない。
各楽器の音はクリアに聴こえるし、なにより、ヴォーカルが楽器の音に負けないではっきりと聴き取れる。
最近のライヴでは、ヴォーカルが楽器の音に負けてて、何歌ってるのか歌詞がほとんど聴き取れない、っていうものが少なくなくてフラストレーションだったから、今回の音の良さにはビックリした。
席の位置が良かったから?
音響スタッフが良い仕事をしたから?
とにかく良かった。

斜め後ろからステージを観る形なので、基本的に、スティングの横顔...というか後姿?を眺めるといった感じだったのだけれど、なにしろ近かった。2階後方で表情が読み取れない豆粒姿を眺めて聴くのよりずっと良かった。
良い席が獲れた。

スティングがこういう、ポリスとソロのキャリアから、ベスト的なセットリストにしたライヴをする来日って、久し振りなの?
代表曲+新曲。やっぱり、ベテランのアーティストには、こういうライヴをやってほしいものだよね。
初心者の僕でも知ってて、生で聴いてみたいと思ってた曲はみんな演ってくれた感じだ。
席も良かったし、音も良かったし、行って本当に良かった。かなり満足した。
これからもっとポリス&スティングを好きになっていくと思う。


最後まで読んでいただきありがとうございます。楽しんでいただけましたか? もしもサポートしていただけましたら、今後もライヴをたくさん観て、がんばって感想書きたいと思います。