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佐野元春 Live@TOKYO DOME CITY HALL

TOUR 2022 WHERE ARE YOU NOW

2022年7月2日(土)@TOKYO DOME CITY HALL


今回のツアー、埼玉の三郷公演と東京公演の日程が近かったら、どちらかに絞ったでしょうが、三郷公演がツアー初日、東京公演がツアー最終日という日程だったので、両方行く事に決めました。
何が飛び出すかわからない初日と、締めくくりとなる最終日、どちらにも魅力があるので、両方体験できるというのはとても楽しみでした。

東京公演は1日だけで、キャパ的に、需要と供給のバランスはどうなのだろうと思ったのですが、先行抽選の1回目で見事に当選。
一般発売では速攻でソールド・アウトになったようですから、結構ギリギリというか、チケット獲るのもそんなに簡単ではなかったんだと思われます。

三郷公演が期待以上の良いセットリストと演奏で、あれがもう一度観れるのか、という安心感と期待値で、あっという間に東京公演当日。


家を出る直前、スマホでYahooニュースを見たら、『KDDIが通信障害』というトピックが出てるのを知りました。
最初はふーん、と軽く見てたのですが、よく考えたら、電子チケット。
通信障害でネットに繋がらなかったら、チケット表示が出来ないのでは?と気付き、青くなりました。
電車の中で、ネットに繋いでみると、たしかに繋がりにくいというか、遅い感じはあったのですが、何度か試したらちゃんと繋がったので、大丈夫かな、と。
で、その時は10時頃だったので、ライヴが行われる夕方には復旧するでしょ、と軽く考えてました。

その後、会場に行くまでに途中下車して、あちこちで買い物してたんですが、時々ネットに繋ごうとすると、繋がらなかったり、でも何回かやり直したら繋がったり。
まあ、いつもとは違うんだなとは思ってました。
そして16時30分頃、会場に到着して、ネットに繋ごうとすると『圏外』になってました。その時まで、そういう表示にはなってなかったので、少し不安になりましたが、それまでも場所を変えたり、何度かやり直せば繋がったので、なんとかなるだろうとは思ってました。

開場時間は過ぎてたのですが、長蛇の列で、20分くらい並んでましたかね。
ようやく入場、という事で、スマホをいじると、無事に電子チケットは表示されました。
すんなり入場できました。

チケットには、ドリンク代必要と書いてあったのだけど、そういえばドリンク代の請求なかった。
どうしたんだろう。
まあ、僕は高いドリンクいらないので、なくて良かったんだけどね。

僕の席は第3バルコニー3列64番。
一番高所の第3バルコニーというのはガックリきたけど、64番というのは、ステージの真正面にあたる席だったので、ステージ全体が観やすくて、結果的にとても良かったと思えた。
僕の席は3列だけど、前には1列しかなくて、つまり、2列が最前列。
で、この最前列、足元が網目みたいになってて、下がよく観えるのだ。これは、超高所恐怖症の僕にとっては恐ろしくて座れないと思った。
今後、この会場に来た時、バルコニーの最前列になったらどうしよう、と不安になったのでした(誰かに席変わってもらうしかない)。

開演時間を過ぎてから、僕の席の近くで、「そこは私の席では?」事案が発生。
周辺の人が皆チケットを取り出して、合ってますか?どうですか?と。
そしたら、僕の隣の席の人のチケットが第2バルコニーである事が判明。
それは下の階ですよ!と指摘したら、慌てて出ていかれました。

そんなバタバタもあって、開演時間の17時30分を10分過ぎ、ようやく始まりました。



01. 彼女はデリケート
02. ハッピーマン
03. マンハッタンブリッヂにたたずんで
04. アイム・イン・ブルー
05. ヴァニティ・ファクトリー
06. ハートビート
07. 東京に雨が降っている
08. 悲しい話
09. 禅ビート
10. ポーラスタア
11. 世界は慈悲を待っている
12. 境界線
13. 愛が分母
14. 銀の月
15. 純恋(すみれ)
16. エンタテイメント!
17. La Vita e Bella
18. 優しい闇
19. 約束の橋
20. アンジェリーナ
(Encore 1)
21. 悲しきレイディオ
22. サムデイ
23. ヤング・フォーエバー
(Encore 2)
24. インディビジュアリスト
25. ニューエイジ



ステージにメンバーが出てきたと思ったら、僕の席の列に遅れてやって来たお客さんの影響で周りがドタバタ。
おかげで佐野さんが登場した瞬間もよくわからなかったし、演奏が始まったというのに集中できませんでした。もう!


「彼女はデリケート」。
軽快なビートに合わせて始まりました。
「♪ And it makes me down」は思わず口ずさみます。
Bメロの「♪ Come on baby」の所は、パパン、パンと手拍子。
サビは「♪ デリケー、デリケー!」とコーラス部分を拳を上げながら歌って、気分も上がります。
深沼さんがギター・ソロ。

「ハッピーマン」。
これもポップで陽気な曲。
ピアノの跳ね具合が気持ちいいです。
「♪ 世界中のインチキにアイアイアイ」とぶっ飛びフレーズが決まる。
楽しい、楽しい!
今度は藤田さんがギター・ソロ。
ステージの背景にはアルバム『SOMEDAY』のジャケットが描かれたスクリーンが映えてます。

ちょうど40年前、『SOMEDAY』と『NIAGARA TRIANGLE VOL.2』がリリースされたという事を振り返って、それらの曲をやる、というMC。
佐野さんはキーボード前に座ります。

「マンハッタンブリッヂにたたずんで」。
Aメロの「Yeah」という所は、歌わなかったり、ファルセットで歌ったり。佐野さんの気分かな。
「♪ Love is here Love is here」が耳に残ります。

引き続き佐野さんはキーボード前で「アイム・イン・ブルー」。
さりげない良さがあるこの曲。
「♪ Maybe I’m a loser Baby I’m just a dreamer」が爽やかです。
変拍子になる「♪ Don’t Worry」の所がクセになって好きです。

佐野さんはキーボードから離れます。

前回はすぐには気付けなかったこの曲、今度はピアノのイントロが始まった瞬間わかります。
お客さんたちが、おおっと息を吞んだのも伝わってきました。
「ヴァニティ・ファクトリー」です。
冒頭から「♪ ヴァニティ!ヴァニティ!」とコーラスを歌って盛り上がります。
とてもハードなロックンロールに痺れます。
「♪ Oh~ ヴァニティ・ファクトリー」の後のリズムが超絶カッコいい。
終盤は深沼さんのギター・ソロ、その後に藤田さんのギター・ソロと続いて、次は2人のツイン・ギター・フレーズで昇天。
文句なく序盤のハイライトで、会場全体が熱くなってましたね。すごかったです。

前曲の熱気を一気に冷ますような、バラードの「ハートビート」。
「♪ かすかに聞こえてくる トワイライト・ミュージック」の所は、バンドにサックス奏者がいればサックスが吹かれる所ですが、今回はいないので、深沼さんがギターのフレーズを奏でます。
「♪ 数えきれないくらいの君のボーイフレンド」「♪ こっちこっちこっち」と印象的なフレーズも多く、特に佐野さんが時計を見ながら「♪ でもまだ4時半だぜ」と呟くのも堪能できました。
繰り返される「♪ Can you hear my heart beat」のシャウトが耳をつんざく。
終盤は、佐野さんのハーモニカ・ソロ。これが激しく心に突き刺さりました。
これまでこの曲にはあまり思い入れはなかったのですが、今回初めて「なかなかいいな」と思いました。聴き応えがありました。

4月にNEWアルバム『ENTERTAINMENT!』を出しました、その中から何曲かやりたいと思いますとのMC。

「東京に雨が降っている」。
軽快で、どこかサザン・ロックのような、少しカントリー・ロックも入ってるような。
「♪ 濡れた街を歩いていこう」と、雨が降っている事をポジティブに捉えている様子が伝わってきます。

コロナ禍でレコーディングしていて、そんなセッションの中から生まれた曲です、とのMC。
明日投票に行ってきますと言い出して、たしかに明日は日曜日だけど、投票日は1週間後だよ?佐野さん天然だから間違ってない?と、お客さんも少しザワついたのですが、たぶん期日前投票なんだろうという事にして。
「世の中が変な方向に行かないように、権利を使ってきます」の宣言が頼もしかった。

「悲しい話」。
選挙の話に触れたのは、この曲がたぶんそういう要素を持ってるから。
「♪ でたらめな話はもうたくさんだ」。
政治不信に溢れたブルースですね。

サイケな「禅ビート」。
以前から、この曲は佐野さんのお気に入りなんだろうなと思ってましたが、冒頭の「♪ ヒトとヒトが殺しあう世界なんて まるでこのままじゃ理解できない」が象徴するように、時世に合った曲にもなりました。
情報によると、この時、背景のスクリーンはウクライナ・カラーに照らし出されてたとの事なんですが、またしても僕は見逃してしまいました。

「ポーラスタア」。
2人のギターのリズムの刻み具合が最高です。
「♪ ほら見上げてごらん 冬の星空あれはポーラスタア」の時に、天高く指さすのが気持ちいいんです。
ギター・ソロも、深沼さん、藤田さん共に見せ場があって。
大好きな曲です。

「世界は慈悲を待っている」。
ポップなモータウン・ビート。
メロディ的には展開の乏しい曲で、どこがサビなの?という感はありますが、サウンド的には好きな曲です。

前回観た三郷公演では、ここで「食事とベッド」でしたが、各会場で日替わりメニューになるのは知ってました。
今日は「境界線」。
イントロのベースとピアノの絡み具合から、ポップなサウンドに開ける瞬間がたまりません。
なんかとても新鮮な感じがしたので、もしかしたら、ライヴで初聴き?とも思いましたが、後で調べたら、昨秋のツアーで聴いてましたね。
とても柔らかい感触のあるサウンドが心地良かったです。

一緒に歌おう、とはまだ言えないんだけど、一緒にロックしよう!とのMCで「愛が分母」。
この強烈なスカ・ビート。
一緒にロックするというか、思わず踊りだしてしまう曲です。
サビの「♪ あーいがぶんぼっ」は一緒に歌うと気分が上がるし、締めの「♪ Say Yeah」は、拳を上げてハマりまくり。
ただ、やっぱり、願わくばこの曲はホーン・セクションが欲しいんだよなあ。

「銀の月」。
7月発売のNEWアルバムに収録されるこの曲。
初めに聴いた時は、抑揚のない曲かなあと思ってたのですが、聴く度に好きになってきました。
ピコピコと、近未来的なサウンドに合わせて、レーザービームによるライティングの演出があって、異空間に連れていかれます。
今回のライヴでは、原曲にないキーボード・ソロが。これが多彩な色を見せる激情型の演奏。
そして、それが終わると、今度はドラム・ソロ。この時のライティングが凄かった。ドラムを叩くタイミングに合わせて、ライティングが激しく変わるんです。これは、三郷公演の1階席で観た時はよくわからなかったのですが、今回は最上階から見下ろす形でライティングを観たので、その効果がよくわかりました。とても興奮しました。素晴らしい演出でした。

「純恋(すみれ)」。
これは、イントロでピンク色のライトに照らされた佐野さんが両手を広げて天を仰ぐのが恒例でカッコいいと思ってたのですが、今回はピンク色でもなかったし、佐野さんの両手の広がり具合も控えめで、あれ?といった感じ。
サビの「♪ 恋に落ちればもう誰もが愚かになるよ」というのは少年少女へのメッセージ。
「♪ 夜空の星にそっと導かれて 君がいなければこの心は闇に彷徨うだけ」も胸が熱くなるフレーズです。
中盤のポエトリー・リーディングのささやきもグッときます。
誰もが青春のあの頃に若返る曲です。

「エンタテイメント!」。
畳み掛ける華々しいロックンロールに心が踊ります。
サビで「♪ It’s just a entertainment」と合いの手コーラスを歌うのが気持ちいい。
高桑さんのベース・ラインがグルーヴィーに動き回ります。

「La Vita e Bella」。
これも、イントロからしてワクワクする曲です。ポップでキャッチー。それでいて大人の深みも感じられます。
「♪ 君が愛しい 理由はない」のフレーズが最高です。
サビの「♪ 朝は誰にでも訪れる」という歌詞も希望を感じられて好きです。

「優しい闇」。
闇なのに優しいというのは、良いものに思えます。
「♪ あれからみんな変わってしまった」とか「♪ 人はみな残酷だ」とか、悲しい事も言ってるのですが、それでも最後には希望を抱かせます。
サビの「♪ なんだろう」という所で、グッとギアが上がるのがいいです。
ポップなサウンドで迫るロックンロールです。

みんなで一緒に歌いたい。でもまだ無理だ、というMCがあって「約束の橋」。
「♪ 今までの君は間違いじゃない」の歌詞には自分を肯定してもらえた気持ちになるし、「♪ これからの君は間違いじゃない」と言われたら、明日からもがんばろうと思えます。
最後の「♪ ラララーララー」は一緒に歌いました。

三郷公演では、これにて本編終了でしたが、その後の、とある会場では「アンジェリーナ」をやっていた所もあったので、期待してました。
まだ佐野さんはステージを降りる様子がない。
よし、来そうだぞ。
「アンジェリーナ」!
僕の熱も一段と高まりました。
ホント、よく出来たデビュー曲で、佐野さんの持つ才能のエッセンスが凝縮されてます。
「♪ オー、アンジェリーナ、君はバレリーナ」の所は拳を上げて応えます。
サビ直前で、佐野さんがカモン、カモン!と煽るので、「♪ 今夜も愛を探して」と、観客大合唱です。
大合唱と言っても、みんなが全開で大声を出すわけではなく、思わず声が漏れちゃったよ的な、適度な音量です。これくらいなら許されるし、これすらも許されないのはロックのライヴとは言わない。
もういいじゃん、これがライヴの醍醐味だよと、お客さんみんなが楽しんでたと思います。
ツアー最終日、この曲があってホント良かったなあ。盛り上がりました。
そして本編終了。

アンコール。
お客さんの拍手を促し、煽る佐野さん。
拍手が一段と大きくなったところで、それを制し、ピタッと止んだところでキーボードの渡辺さんに合図。
軽快なピアノのイントロで始まる「悲しきレイディオ」です。
「♪ レイディオー!レイディオー!」の所は拳を振り上げて大合唱。
「♪ 心はいつでもオーバーヒート」の後、佐野さんも興奮してるのが伝わってきて、スライディングが観れるのではないかと一瞬期待しましたが、出ませんでした。
そして、スローになる終盤。
「♪ ムード盛り上がれ~ば~」の所は、お客さんも控えめながらも合唱。佐野さんも満足そうに頷きます。
そしてまたテンポが速くなっての「♪ レイディオー!レイディオー!」の合唱のお客さんの興奮、盛り上がりはすごかったですね。
やりきったという感じの演奏も見事でした。

そして「サムデイ」。
これがまず、イントロの小松さんのドラムの音がすごいんです。普通の「サムデイ」のドラムのイントロはドロロドン!という感じなのですが、今回のツアーではドロロズバーン!!という感じで、ドラムにリヴァーヴがかかってて物凄い爆裂音なんです。
これでもうみんな大興奮なんですよね。
そして歌われる甘美な青春ソング。
佐野さんも声を振り絞るように歌います。
もう言葉にならないですよね。
「♪ Happiness & Rest」の所は、やはり原曲とは違って崩して歌ってましたけど。
サビは「♪ Woo someday baby」のコーラス部分をメンバーと一緒に歌いました。
そして原曲では間奏はサックス・ソロなのですが、今回はサックス奏者はいないので、佐野さんのハーモニカ・ソロ。これもまた、青春の切ない味が表現されてて良かったです。

「ヤング・フォーエバー」。
一転して、渋いロック・ナンバーです。
佐野さんがまだ若い頃に作った曲ですが、年月を経るごとに、佐野さんもファンのみんなも歳を取るごとに、意味合いが深まっていく曲です。
「♪ ヤング・フォーエバー 君のその心若く」と歌ってくれると、そうだ、まだまだ若いぞという気持ちにさせてもらえます。

演奏が終わると、佐野さんは一目散にステージ裏へ走っていきました。
ちょっと笑えた。

そしてダブル・アンコール。
「インディビジュアリスト」。
ホーボー・キング・バンドがアレンジしたヴァージョンです。
最初は戸惑った、この強力なスカ・ヴージョンですが、どんどんクセになってきて、今は大好きです。
ベースの強力なビート、ギターの跳ね具合に自然と心は疼き、体が動きます。
左右に体を揺らしまくって、最後の「♪ インディビジュアリスト」の決めの所で人差し指を高々と突き上げると爽快です。
ライヴではこのアレンジも大正解。盛り上がるなあ。毎回聴きたい。

パンデミック後の新しい世代に贈りますと、「ニューエイジ」。
「♪ トゥットゥ、トゥールットゥルッ」というコーラスを聴いてるだけで楽しくなります。
「♪ 数えきれない痛みのキス 星屑みたいに降ってくる」の所は、光り輝いてた星が一斉に降ってくるようなライティングの演出。
「♪ 昔のピンナップはみんな壁からはがして捨ててしまった」は少し切ない。
「♪ 彼女は虚ろなマーマレード 雨に向かって歩いていく」の所は、佐野さんと一緒に歩くポーズをとると楽しい。
「♪ 心のスクラッチを抱いてお前を激しくノックする」は力が入ります。
終盤にビートルズのバンガロー・ビルのフレーズが入る所は、佐野さんは後ろを向いて歌ってました。
演奏終盤は、バンドのメンバー全員が、ああ、もうすぐこのツアーが終わる...と、万感の思いを込めて演奏してるのが伝わってきました。


最後にメンバー紹介をして、ツアー最終日という事で、ツアー・スタッフの紹介もして。
そして、最後の最後にようやく、数日後に出るNEWアルバムの事にも触れて。
終了はちょうど20時でした。



佐野さんのヴォーカルは、決して調子がいいとは思えませんでした。
1日を通して、声はあんまり出てないなあという感じで、「サムデイ」の辺りはもうヘロヘロだったのですが、それでも、力の限り声を絞り出すようにして歌う佐野さんの姿が、逆にカッコ良く、胸を打たれました。

80年代と10年代以降の曲がほとんどで、90年代・00年代の曲はほぼなかったのですが、それでも、とても良いセットリストだなあと思いました。
同じツアーを2度観た事になったのですが、まったく飽きる事ない、素晴らしい展開で、大満足です。

コヨーテ・バンドも完璧な演奏で、佐野さんも厚い信頼を寄せ、結束力が強いのがわかります。
このままずっとコヨーテ・バンドが続いてほしいなと思います。
NEWアルバムに合わせた新しいツアー、今年中に始まるでしょうか。
これからも期待大です。


帰りの電車の中で、スマホでニュースを見ると、KDDIの通信障害の続報が出ていました。
まだ復旧せず、各所、いろんな影響が出ているとの事で、なんと、【文京区で行われた佐野元春のライヴに出掛けた人の声】というのも記事になってました。
「チケットサイトに繋がらず、電子チケットの表示が出来なくて、それを係員に説明するために2時間以上早く会場に来た。同じように困っている人はたくさんいると思う」
こんな記事を読んで、僕も青褪めました。運良くというか、何故か僕の場合はチケット表示が出来て、事なきを得たけど、困ってた人がいたんだなあ、その人たちはどうなったんだろう。無事にライヴを観る事が出来たのだろうか。もし僕もそうなってたら、どうなってたんだろう。
危ないところだったんだなと思いつつ、自宅に電話しようとしたら、繋がらない。場所を変え、何度試しても繋がらない。
ネットは大丈夫だったけれど、電話は完全にダメになってるのか...と、これで事の重大さに気付きました。
で、公衆電話を探すも、駅のどこにもないんですよね。まいりました。
結局、自宅の最寄り駅まで到着、その駅の改札周辺にも公衆電話はなく、駅前に出てようやく見つかりました。
で、その電話機には蜘蛛の巣がはってたりして。
ホント、今や公衆電話の需要はないんだなと。でも、こうやって何かあった時に公衆電話がないってのは不便な事だよなと実感しました。

とまあ、こんなトラブルがあった日なのですが、無事にライヴを観る事が出来て、一切眠くなる事もなく楽しめたし、満足できたのでした。




最後まで読んでいただきありがとうございます。楽しんでいただけましたか? もしもサポートしていただけましたら、今後もライヴをたくさん観て、がんばって感想書きたいと思います。