トルコの雪国が舞台の映画「About Dry Grasses」
東京フィルメックス2023に出品された中東映画2作のひとつ。約3時間の大作で、長いといえば長かったが、トルコ東部を舞台にした重厚な心理劇に引き込まれ、時間をあまり感じさせなかった。
長尺の議論や会話のシーンや、終盤の主人公によるモノローグは、フランス映画を思わせる雰囲気もあった。カンヌ国際映画祭にも出品されたようだ。フランスでの反応がどうだったか、気になる。
舞台は、トルコの最東部の雪国。イスタンブールへの転勤を望む公立学校の美術教師サメットとその周辺の教師や生徒、友人と