退廃したイラン?変わらないイラン?...映画「クリティカル・ゾーン」
東京フィルメックスがいよいよ開幕。まず、イラン映画「クリティカル・ゾーン」をみた。
革命による政体転換から40数年。イスラム国家イランの現実を凝った映像で表現する。メガロポリスの首都テヘランを車で縦横に走り回って取り引きする麻薬の売人と、彼と関わる人々を通じて。
作品に登場するさまざまな人物、たとえば、麻薬密輸に手を貸すキャビン・アテンダントなど、さすがに、登場人物たちは誇張されすぎだろう、という声もあるかも知れない。実際はどうなのだろう。
私自身、イランに何年か住んだこ