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にっこり笑ってフリージャズ その9


高木元輝さんについて

このところ未発表音源のCDが立て続けに発売され書籍出版の準備も進んでいるという高木元輝さん。日本でも再評価され知名度も上がっているかと思いきや、意外にウィキペディアには英語のページしかないのです。

その高木さんの1975年の写真が仙台市にあったジャズ喫茶アヴァンの落書き帳にありました。マスターの森健二郎さんが文章を書いていて(当日の演奏には直接触れていませんが)学生時代の回顧などもありますので、スキャンしたものを載せます。

 

この日は、豊住芳三郎 ds. 徳弘崇 b. のトリオでした。私は従業員で現場に。その後にはサックス・ソロでもアヴァンに来たはずです。ほかにも、仙台ではライヴハウス「JAM」や仙台歯科医師会館で演奏したという記録があります。これは、共演経験のあるベーシストの安斉久さんが仙台にいたためですが、私の兄貴分だった安斉さんに関しては改めて(長々と)書くつもりです。2002年に安斉さんが亡くなったあと、しばらくして高木さんから私に電話があり、電話口でもわかるぐらいに泣きながら亡くなる前の病状などを聞いてきました。どこをどう伝手をたどって私の家の電話番号を知ったのかは聞けませんでしたが、「盟友」だったのだな、と改めて感じたものです。

故人の話ばかりで湿っぽくなりますので、今回は短めにしておきます。
締めは豊住芳三郎・高木元輝『もしも海が壊れたら』1971年のライヴ録音。


 

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