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にっこり笑ってフリージャズ その15


CD-Rという発表の場

ライヴの現場で録音をしてCD-Rに焼いたものをミュージシャン自ら販売するということは以前からありましたが、コンサート/ライヴの開催が難しかったり集客が思うようにならない昨今、自分(たち)の演奏をCD-Rにして定期的に通販するという試みが見うけられるようになりました。プレスCDと違い自分のパソコンで作成できますし、機材やソフトウェアが格段の進歩を遂げていますから音質も問題なく聴けるレベルです。今回は、そんな中からいくつか紹介します。

(新作が届くたびにSNSで取り上げているネタです)

はじめに、本当に「週刊」で出し続けているこれを。

「週刊イズミンゴス」

創刊号から9号(vol.1〜vol.9)と最新の90号から92号(vol.90〜vol.92)

作者の泉さんのブログです、泉邦宏ブログ「キタカラ通信」

ブログに各号の説明がありますが、気のむくままの即興一発録りから多重録音、自作・民謡・童謡・俗謡・(ジャズ)スタンダード・中世西欧音楽・賛美歌・渋さ知らズ作品集・鈴木常吉作品集、などなど手元にある楽器は使い放題、歌もホーミーもあります。最近は遂に息子との共演も。それらを組み合わせていまだ尽きぬ音楽の泉、3月末には100号となりますが、それを越えて出し続けるようです。

週刊イズミンゴス(キタカラレコードの商品一覧その2)

週刊のvol.1からvol.35まで

週刊イズミンゴス(キタカラレコードの商品一覧その3)

週刊のvol.36から最新号まで

こちらは1年前の記事ですが、内容は今もそのまま継続しています。

松山晋也「全身音楽家・泉邦宏:2021年の注目アーチスト」

次に、泉さんとも付き合いのある谷本仰さんの「ほぼ月刊谷本仰」を

画像は創刊号と最新の11号、手造り感満載です。

(谷本さんは日本バプテスト連盟南小倉バプテスト教会牧師の牧師)

自分のタンゴトリオ(トリオ・ロス・ファンダンゴス)やファンクオーケストラなどから舞踏や美術との共演、そしてフリー・インプロまで、振り幅広い音楽を展開しているヴァイオリニスト谷本さんならではの演奏が並びます。もちろん賛美歌も。ヴァイオリンなど楽器(でないものも)にはエフェクターを通したり、一筋縄ではいかないひねった録音も多いです。詳しくはブログの解説をご覧ください。

谷本仰ブログ

最後に紹介するのは高岡大祐さん。ハイレゾ録音のCDやアナログ盤を自主製作し、音源の配信も行っている高岡さんですが、最近はCD-Rも通販に加わりました。ジャケットは知る人ぞ知る自作ダンボール・パッケージです。ハイレゾをダウンロードして聴くのもいいですが、PCの性能やソフトウェアの環境に左右されがち。CD-Rなら盤に入っている音が何とか引き出せますから、私としてはありがたいです。

詳しくはこちらを御覧ください。

高岡大祐通販ページ

締めは紹介した3人の共演動画を2本。

泉邦宏・谷本仰 北九州市八幡東区「デルソル」2014年3月18日

谷本仰・高岡大祐 北九州市小倉北区 旦過市場「大學堂」2010年11月15日


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