＃33　美しく食べる

私の知り合いに、とてもきれいな食べ方をする人がいる。

レストランで食事中、彼女が用事で席を立った時に
何気に食べかけの彼女のお皿に目がいくと、とてもきれいだった。

お皿は汚れておらず、料理をいじることなく食べる分だけ端から取り、
残りはきれいなまま。
箸もきちんとお皿の横に揃えて置いて、清潔感あふれていて感心したのを覚えている。

もう一人、同じような友人がいて、
居酒屋で、彼女のテーブル周りがとてもきれいなのが印象的だった。
料理のタレなど垂れたりすることがあるが、汁気一滴落ちていない。


どちらも、いつどこを切り取って見られてもきれいな状態。
彼女たちの食事風景を見て、こういう風にしたいなと意識するようになったが油断すると雑な食べ方になりがち。。。

息子に小さい時から彼女たちのことを話ししていたら
息子もきれいに食べる人になった。
食事中の息子のお皿を見るとちょっと嬉しい気分になる。

そういえば、ギャル曽根さんの食べ方も見ていて気持ちよく、彼女が大きな口でパクッと食べるシーンが大好き。
何かでギャル曽根さんが、美しい食べ方に見えるように、鏡を見ながら何回も何回も研究したと知った。きれいに見えるよう、顔の角度まで考えているそう。
麺をすする時は、見苦しくなく一息で口に入る量も計算していると言っていた。
見る人を魅了するのは、陰のそんな努力の賜物だったんだ。
本当においしそうに食べる。

誰が見ていなくても、一人の時もきれいに気持ちよく食べたいなと思う。
付け焼き刃でない所作が身につくのは、本当の美しさ。
その人がグレードアップすること。

それに、きれいに食べるということは、食事にきちんと向き合えてる気がする。

お読みいただき、ありがとうございます（＾_＾）