#136 苺のスイーツ ダッチベイビー / 自分の好きなものをとことん楽しむ
春が近づくと
あちらこちらのカフェで苺スイーツメニューが目白押し。
メニューを選ぶ時、
期間限定の苺スイーツに目がいく。
前は値段を見比べて
本当はこれが食べたいけどこっちが安いしな〜という感じで
選んでいた。
自分が食べたいものの中で
「値段」と「食べたい」を天秤にかけて計算が働き、
安い方が、と
第2候補にしたりする。
最近は、
本当に食べたいと思うものを
素直に選べるようになってきた。
まだ計算は働くけど、
人生一回きり。
少し高くても今本当に食べたいものを
心から味わい、楽しみたい。
少しでも安い方が嬉しく
ケチケチ精神も出るんだけど、
100円〜200円、300円多く支払うだけで
自分の満足感は何倍も上がる。
本当に欲しいものを手にできているから。
時々訪れるカフェでも苺の限定期間メニューをやっていた。
ダッチベイビーというドイツのパンケーキ。
迷わず苺を注文した。
注文してから焼くので20分ほど待つ。
本を読んで待つので全然苦じゃない。
いくらでも待ちます。
しばらくすると、
熱々に焼けたダッチオーブンにのって出てきた。
外側はパリパリで、
フォークとナイフでカットしながら食べる。
中はしっとりしてプディングみたいな食感。
生地自体は甘さが抑えてあって、
添えられた苺ソースとバニラアイスと一緒に食べると
ちょうどいい。
カットした生地に苺ものせて、
ソースとアイスを絡ませて食べる時の美味しさ。
いろんなスイーツがあって、
考えた人は本当にすごいと思う。
こんなに幸せと楽しさをもたらしてくれる。
さらに幸せをアップしてくれるのがコーヒー。
甘いスイーツにコーヒー、
最高だ。
いつものように香りをかいで、
それから一口飲み、
はあ、おいしいと心で呟きながらカップをソーサへ戻す。
苺は他のダッチベイビーより少し高めだが、
これだけ満足感を味わえるなら
高くないと思える。
妥協して他のメニューにしていたら
ここまで楽しめるかな?
自分のために選んだメニューを
楽しみ尽くす。
この日は小雨が降ってしっとりした日。
カフェの庭の木も濡れて緑がきれい。
よく手入れされて、
花が生き生きしていた。
小雨の天気で、ライトで照らされた店内がより明るく
暖かさを感じる。
先日寄ったカフェにミモザが飾られていたが、
このお店にも黄色のミモザが生けられて
テーブルを楽しくしていた。
ミモザと苺と。
春だ。
ちなみに、この間友人と行ったカフェでも
苺限定メニューを注文した。
私は苺パフェ、友人は苺ソーダ。
暖かい日で、
運動の為に歩いてきた友人は暑いらしく
「のどがかわいた〜」
と美味しそうに飲んでいた。
薄いすりガラスで仕切られた向こうの席の
おじさん二人もそれぞれパフェを食べていて、
年配の男性二人で
カフェで苺パフェを食べるんだなぁと思うと
なんだか微笑ましい。
甘いものを楽しむのに
年齢も性別も関係ないな!
私の勝手な思い込み。
他のことだっておんなじ。
私が小学生の頃、
ランドセルは男の子は黒、女の子は赤と決まっていた。
今はカラフルで、
子どもたちは好きな色のランドセルを
背負っている。
女の子が水色のランドセルを背負っているのを初めて見た時は
驚いた記憶がある。
最近、男の子が紫にピンク色のラインの入ったランドセルを
背負っているのを見かけて
男の子もピンク色を選ぶんだなと思った。
男の子はそういうものという固定概念が残ってる。
そういうのは古くなってる。
今はとても自由な時代。
おしゃれな若い男の子が
カジュアルな服にパールのネックレスをつけているのを見て
素敵だなと思った。
男性にはめずらしいなと感じたが
その人にとても似合っていたし、
着こなしに好感を持てた。
「アクセサリーが好きなんです」と言っていた。
自分の好きなものを
遠慮せずにとことん楽しめばいいと思った
春の日の午後。
🌱お読みいただき、ありがとうございました(^ω^)
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