花山椒の破壊力がいろいろすごい

たまにお邪魔させていただいてる恵比寿の秀たかさんの鰻の蒲焼など、最近、高級店のテイクアウト系で目立っているのが花山椒。四川の花椒ではなく、日本の山椒の花。こんな薬味があったなんて、まだまだ勉強不足ですね。

山椒に雄株と雌株があり、雌花のほうがお値段が高い。まあ実がなるほうが値が張るのは必然かもしれません。ちなみにどちらもめちゃ高いんですが・・・。でも山椒好きとしてはこれは試さざるを得ないと思い早速、京の錦のお店に注文！

京野菜 錦 川政

意外に早く届いた＆今日現在売り切れているのでちょうどよいタイミング。そして雄株、雌株は書いてなかったんですがたぶん雄株。少しつぼみが大きくなってて黄色くなってるし。雌株は山椒の実になる部分がぷっくりしているようです。

まず、香りを確かめてみたんですが、山椒と柑橘がミックスした香り。これは不思議！そして味見をしてみたのですが、山椒の辛みはマイルドで、柑橘のさわやかな酸味、そして少しの青草さがあっておいしー！濃いめの味つけの肉や魚に合いそう！確かに鰻の蒲焼には最適解。

とはいえ相方が鰻があまり好きではないので、まず最初にすき焼きとホタルイカのしゃぶしゃぶに合わせてみました。
すき焼きはニトリのスキレットを火にかけて、すき焼き用の牛肉を焼き付けたら、ネギとエノキ、そしてたまたま手に入ったニンニクの花を一緒に焼き付け。関東の人間でもないくせに関東風ですが、割り下をジュワーッと入れて煮つけたら、最後に花山椒を散らして完成！

肉をですね、花山椒を巻くようにしてたっぷりのたれと一緒に食べると、柑橘の香り、肉の脂の旨味とタレ甘味、そして山椒の痺れが時間差でくる！ナニコレ、すごい美味！
ちなみにニンニクの花と花山椒っていう花コンビも両雄並び立って、マブダチになっちゃったって感じで、こちらもすごい美味しい。

次にホタルイカ。近所のスーパーがジャンルによって得意不得意があって、その中でも、刺身は成城石井がピカ一なのですが（ちなみに牛肉はドヤ顔感で売ってるけど高いだけで大したことない）この日のホタルイカも超上質。

でかい、太ってる、新しい！の三拍子そろってて良い！ってことで、目を取ってさっと湯通し。お皿に盛ったら、これまた花山椒をたっぷり。

つけ汁として昆布の出汁に塩、酒、白醤油、みりんを入れたものを煮切って、なるべく熱いまま器に。
食べ方はホタルイカの上に、花山椒を乗せたら、つけ汁をたっぷりつけて食べるんですがこれまたホタルイカの濃厚な内臓と花山椒が合いすぎて良い。
食べる直前にほどよく温めると山椒＆柑橘の香りが立ってちょうどよいようです。

また、写真を見ていただくとわかるのですが、写真映えの破壊力もすごい！
緑と黄のあしらいが和の初夏100％で旅気分。GWの旅行は京都に行ってきた！ということにしても良さそう。
（本物の京都にももちろん早く行きたい！）

まだまだ花山椒あるので、その他の肉でも試しつつ、醤油漬けも良いらしいので試してみたいです。