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デパート催事出店あるあるPart2

①高いセキュリティ


朝の8時、搬入口に商品を降ろしたあと、車を近くの駐車場に止めるため移動する。止めたあと、何も考えずにデパートに入ろうとすると扉は全てしまっている。ちょっと考えればわかることだが、デパートの開店は10時からなのである。
「しまった。駐車場に止めたあと、どこから入館するのか聞いていなかった・・」
あせった私はグルグルデパートの周囲を回ってみるが、入館証を持っていないのでガードマンが入れてくれない。泣く泣く担当者に電話して迎えに来てもらうハメに。お迎えは幼稚園以来なので、ちょっとテレた。

②社販はお得


帰り際に通路で人だかりができている。何事かと覗き込むと売れ残った商品の社内販売をやっている。当日が賞味期限のものばかりだが、かなりのお得感である。
ここにくる入館証がほしい。

③退社時は手荷物チェック


閉店後にデパートから出るときはゲートを通らなければならない。この時にカメラに手荷物を見せてチェックが入る。
何も取っていないのに、なぜ私はちょっとドキドキするのだろう?

④搬入用のエレベーターが巨大


日ごろ乗るようなエレベーターとは違い、車でも入りそうなほど巨大なエレベーターに乗ることができる。タイミングによっては一人占めで乗ることがあるのだが、なぜかリッチな気分になる。
「ちょっと走ってみたい」誰しもがこの衝動に駆られることになる。

⑤エレベーター待ち30分


催事の最終日にあたると、搬出と次の催事の搬入とが被ってしまう。搬入用のエレベーターは限られているので行列に並んで待たなくてはいけない。
ワクワク感のないアトラクション待ち。

⑥最終日の撤収の圧力がすごい

催事の最終日は次の催事への準備を一晩で作り変えるという大仕事がある。もたもた片付けをしていると周りで設備の撤収がどんどん進んでいく。屈強なおじさん達がいっぱいで、うっかりぶつかっても気にも止められない。
あやうく私も片付けられるところであった。

⑦駅ビルの場合は雨や暑い日に強い


商売をしている人には共感いただけると思うが、雨の日や夏の暑い日はお客さんがこなくなる。しかし、逆に駅ビルはお客さんが増えるそうである。これは移動を嫌ってのことと思われるが実にうらやましい。「リスクヘッジのためにはこういう所にも出店しておくべきかな」なんて考えるが、デパート側からしてみれば私はリスクでしかないので呼ばれることはない。

⑧しばらくお店に来ていなかったお客さんがくる


催事にでるとしばらくお店にきていなかったお客さんがきてくれたりする。なんだかんだSNSなどの情報は見てくれているんだなと嬉しくなる。
いや、待てよ。そうであれば毎日「今日も営業しています」みたいな案内をあげると、来店頻度も上がるのではないか?
でも、めんどくさい。

⑨どうしてもラーメンが食べたい


私は最終日にデパート内にあるラーメン街道でラーメンを食べることを楽しみにしていた。しかし、荷物を撤収して搬出口から車を出すと、もう一度駐車場に止めなおさなくてはならない。この場合の駐車料金は自腹なのでラーメンの値段が倍になってしまう。かといってラーメンを食べ終わるまで撤収を遅らせてくれとは恥ずかしくてとても言えない。
「なんのためにここにきたんだ!」私は断腸の思いでデパートを後にした。
その後、全力で魁力屋に向かったことは言うまでもない。

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