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新井和輝使用機材 ベース編②

目次

W/M Twitterより


King Gnu/millennium  parade/君島大空合奏形態/高井息吹と眠る星座などバンド・サポートを多岐にわたってこなすベーシスト新井先生の機材まとめ。

新井和輝使用機材 ベース編①」に続いて、
本編では新井先生使用のFenderの4弦ベースにのみフォーカスしている。また、各ベースの詳細な使用機会は別ページにてまとめている(後日公開)。
他のベースや機材については以下を参照。
・Fender 5弦ベース
→「新井和輝使用機材 ベース編①
・他社製(Fender以外)ベース
→「新井和輝使用機材 ベース編③
・エフェクター
→「新井和輝使用機材 エフェクター編」(後日公開)
・アンプ
→「新井和輝使用機材 アンプ編」(後日公開)
・シンセ,その他機材
→「新井和輝使用機材 その他機材編」(後日公開)

尚、本文では文章の簡潔化を図って新井先生を含むすべて方々を敬称を省いて記載している。


本編

Jazz Bass

American Professional Ⅱ Jazz Bass

Fender 商品ページより引用

先代 American Professionalを引き継ぎ、トラッドなシェイプにモダンなブラッシュアップを施した American Professional ⅡJazz Bass(以下、アメプロ2)。
オーセンティックなJazz Bassの仕様を継承しながらも、
・HiMass Vintage Bridge 
・V-Mod II single-coil Jazz Bass Pickups 搭載
・ネックヒール加工
・Slim Cシェイプネック
・豊富なカラーラインナップ
などプレイヤビリティーを向上させる様々な要素が盛り込まれている。アメプロ2を使用するアーティストとしてはJIROあきらかにあきらなどが挙げられる。

本人使用機はMystic Surf Greenのアルダーメイプルの個体で、FenderのB x B 対談の時に提供されたものである。

使用機会としてはKing Gnuなどのリハーサルでのみが確認できる。また、佐々木集が小原稜斗とフランチャイズオーナーに参加する際貸し出していたこともInstagramのストーリーで確認できた。
アメプロ使用機会まとめ
→「新井和輝 American Professional Ⅱ Jazz Bass」(後日公開)


1966年製 Jazz Bass

新井和輝(@K_and _his_B) Twitterより引用

Fenderの1966年製Jazz Bass(以下、1966JB)。
数あるFenderのビンテージJazz Bassの中でも1966年(前半)製は、
・パドルペグ
・ドットインレイ
・バインディング
とレアな仕様がてんこ盛りで特に人気を誇る。1966 JBを使用するアーティストとしてはハマ・オカモト亀田誠司などがいる。

本人使用機は3 Color-Sunburstに鼈甲のピックガードの個体。入手に際しての詳しい経緯や秘話はFender Jazz Player's Bookにおいて語られている。また、American Vintage Ⅱの発売に際したポップアップイベントでもこのベースについて語られている一幕がある。

使用機会としては
・King Gnu
・佐瀬バンド
・高井息吹と眠る星座
などが挙げられる他、Answer to Rememberなどでも確認できる。
1966 JB使用機会まとめ
→「新井和輝 1966年製Jazz Bass」(後日公開)


Fender Custom Shop MBS 1966 Jazz Bass

RollingStone Japan インタビューより引用

Fender Custom ShopMBS 1966 Jazz Bass(以下、FCS JB)。
Fender Custom Shopの1966レイシューのJazz Bassだが
・クローバー型ペグ
・通常ヘッド
となっている。詳しい仕様はベースプラネットのページを参照。

使用機会としては
・君島大空合奏形態
・高井息吹と眠る星座
・佐瀬バンド
が基本で、King Gnu・millennium paradeのライブや新年会トリオなどでも確認できる。
FCS JB使用機会まとめ
→「新井和輝 FCS Jazz Bass」(後日公開)


American Vintage Ⅱ Jazz Bass 

American Vintage II Pop-up in Tokyo インタビューページより引用

惜しまれつつも廃盤となった先代 American Vintageに次ぐビンテージレイシューシリーズ American Vintage ⅡJazz Bass(以下、アメビン2)。
1966年製のJazz Bassをフォーカスし、
・パドルペグ
・ラッカー塗装*(Gloss Nitrocellulose Lacquer)
・Uシェイプネック
などレイシューモデルとして数々の特徴を高品質で再現しているモデル。
アメビン2を使用しているアーティストとしては亀田誠治JINOなどがいる。

本人使用機は3 Color-Sunbursの個体で、Fenderのポップアップイベントに際して贈呈されたものと思われる。2023年現在ライブなどでの使用機会は確認できたいない。


Precision Bass 

1961年製 Precision Bass 

VIVA LA ROCK 2022より引用

Fenderの1961年製Precision Bass(以下、1961PB)。
数々のベーシストを魅了する1961 Precision Bass。アルダーボディーにスラブのローズウッド指板と現代でも定番で幾度となくレイシューが作成されてきた。
1961 Precision Bassを使用するアーティストとしては関谷友貴草刈愛美などが挙げられる。

本人使用機は3 Color-Sunburstに鼈甲のピックガードの個体で、弦は緑色の飾り糸が特徴のFenderのフラットワウンドを貼っていると思われる。尚、詳しいセッティングや状態などは Bass Magazine 2023年5月号Fender Jazz Player's Bookなどに記載がある。

使用機会としては
・King Gnu
・君島大空合奏形態
・佐瀬バンド
などが挙げられ、他のベースと併用していることが多い。
1961 PB使用機会まとめ
→「新井和輝 1961年製Precision Bass」(後日公開)


1973年製 Precision Bass 

BARKS 君島大空合奏形態ライブレポートより引用

Fenderの1973年製Precision Bass(以下1973 PB)。
1960年代製のPrecision Bassに比べると特段これといった大きな特徴はないものの、定評を集めている1970年代製のPrecison Bass。

本人使用機はBlackのアルダーボディにローズ指板の個体だと思われる。Fender Jazz Player's Book内にてこのベースに関する情報が記載されている。

使用機会としては
・君島大空合奏形態
・佐瀬バンド
・高井息吹と眠る星座
などの他、millennium paradeの「Bon dance」レコーディングなどでも確認できる。
1973PB使用機会まとめ
→「新井和輝 1973年製Precision Bass」(後日公開)


詳細不明

American Performer Precision Bass

Fender 商品ページより引用

FenderのUSA製ラインナップの中で最もリーズナブルなシリーズとなっているAmerican PerformerPrecision Bass(以下アメパフォ)。
Fenderらしいオーセンティックなシェイプ・サウンドをそのままに
・Yosemite スプリット&シングルコイル ピックアップ搭載
・Modern Cシェイプネック
・"F" Light-Weight Vintage-Paddle Keys with Tapered Shafts搭載
などモダンな使用を盛り込んだPJベース。

本人使用機はArctic Whiteのアルダーローズの個体。

使用機会として、2019年夏頃の
・君島大空合奏形態
・高井息吹と眠る星座
などでのみ確認できるため詳細不明。Fenderや知り合いから一時的に借りていたものだと考えるのが一番妥当だと思われる。
アメパフォ使用機会まとめ
→「新井和輝 American Performer Precision Bass


まとめ

高木祥太(@shortakagi) Twitter より引用

以上、新井和輝使用のFender 4弦ベースまとめ。ビンテージが3本、FCSが1本。
少々下品だが概算でも61が300万,73が50万,66が250万,FCSが80万、総額約680万と見ているだけでも失神しそうなレベル。それでも新井先生の君島大空合奏形態などでのプレベの”美味しいとこ”をふんだんにと引き出したプレイ、高井息吹と眠る星座などでも見られるジャズベらしい煌びやかさが絶妙にマッチしたサウンド感はやはり唸ってしまうほどに素晴らしい。是非、一度はYoutubeや音源(できることならライブ)で堪能してほしい。新井先生のファンならば新井先生のプレイは然る事乍ら、君島大空・高井息吹それぞれのアーティストの音像感は虜になること間違いない。引き続き新たな情報の提供や他の機材まとめも読んでいただけるとありがたい。


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