1on1の聴き手のトレーニング方法としてやってみたいこと

1on1についてはいろいろな定義があると思うが、少なくとも話し手と１対１の状況の中で話し手が自由に話をするために、話し手の話を聴く必要がある。話し手の話を聴くといっても、単に声を聞けばよいというわけではなく、話し手の真意を捉えたり、話し手の気づきを促したり、話し手の内省を促進するために、積極的に聴く必要がある。そのためには聴く側にはそれなりのスキルやマインドが必要に思う。そのスキルをトレーニングする方法として下記を行ってみたい。なお、これまで私が体験学習の中で体験してきたこともあり、内容はプロセス・エデュケーションに掲載されている実習「はなし・きく・みる」や「きく」に近く、枠組みはトレーナートレーニングのセッション及びフィードバックに近い。

人数
3人（聴く人、話す人、観察する人）

手順
5分：チェックイン・導入
～１人目ここから～
30分：1on1セッション
10分：ふりかえり
・聴く人：ふりかえりシートを記入する
・話す人：ふりかえりシートを記入する
・観察する人：1on1セッションで話されたこととともに聴く人の問いかけや聴き方にフォーカスしたまとめを行う
20分：ふりかえりのフィードバック
・聴く人から1on1セッションを終えて率直な感想一言
・観察する人から①1on1セッションの流れ②聴く人にとってこのセッションのポイントとなる箇所とその理由③良かったことをフィードバック
・話す人から良かったことをフィードバック
・聴く人から①フィードバックを受けて感想②意図して行ったこと（問いかけたこと、問いかけなかったこと）③フィードバックを受けて気になったこと、話す人、観察する人に聞いてみたいこと
・聴く人の③を受けて、聴き方や問いかけ方についてどんな可能性があるか探求する。特にセッションのポイントとなる部分で他の選択肢を検討したり、話す人、観察する人が気になったこと・もっと良くするためのポイントについてもその中でフィードバックする。
～１人目ここまで終わったら２人目、３人目を繰り返す～
5分：チェックアウト

ポイント
フィードバックの時間は聴く人のための時間であり、1on1の続きや単なる批判を行うのではなく、聴く人の聴くスキル向上のための建設的なフィードバックを行い、話す人と観察する人は聴く人の成長を願ってフィードバックを行うこと。
１人あたり約60分で全体では3時間くらい必要なため、１人１時間で３回に区切って行うことも可。

聴く人と話す人のふりかえりシートは下記準備中
もし一緒にやってみたい人がいたらお声がけください。