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ゼルダの伝説をやってたら、だんだん算数がゼルダに見えてきた件。

こんにちは、今年5月に発売されたゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダムにどっぷりはまっている、コウです。

このゲーム、危険ですね。楽しすぎます。工作と実験と理科が大好きな私には、もうわくわくが止まりません。というのも、このゲームはアクションRPGでありながら豊富な素材を組み合わせて自由に工作し、それを使って敵と戦うもよし、謎解きをするもよし、アイテム収集をするもよし、なんでも出来てしまうのです。アイテムの特性や癖を実験して探りながら、組み合わせては解体し、試行錯誤を繰り返してオリジナルの装置を開発する。で、実際にそれを使って効果を検証。私にはもう…たまらないです。
私以外でもゼルダの世界に魅了されるプレーヤーが後をたたないみたいですね。発売当初から今もなお、Twitter界隈では日々オリジナルの工作作品が紹介されていますし、「時間泥棒」「時間が溶ける」なんてレビューが飛び交っています。前作「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」が非常に高い評価を受け、今作は発売前の期待も高かったことから一部では期待外れも懸念されていましたが、おそらく多くのプレーヤーが「期待をはるかに超えてきた」と度肝を抜かれたのでは無いでしょうか。前作、評判だったフィールド探索の自由度の高さはもちろん受け継がれていますが、さらに自由工作が加わり、遊び方の自由度も爆発的に高まりました。

あまりにも自由度が高い世界なので、ゲーム内の各所にチュートリアルや工作のアイディアがちりばめられています。それもまた親切設計ですよね。ぽつりぽつりと置いてあるヒントを参考にしながら、浮かんできた自分のアイディアを形にして問題を解決していく……。

……プレイし始めて数週間、だいぶゼルダに脳を支配されてきた頃のことです。ちびっこ研究員と一緒に算数の問題を解きながら「あれ?ゼルダって、算数とか数学に似てね?」とじわじわと思いはじめました。
算数って、足し算、引き算をはじめ、分数、小数、図形の性質、公式など、いろんな性質をもった道具があって、それを組み合わせて問題を解いていくわけですよね。教科書とか参考書には、まずこれらの道具のちょっとした説明が書いてあって、次に道具の使い方を練習するための練習問題があります。そこで練習してその道具のことが理解出来たら、あとはそれらを自由に組み合わせて応用問題を解いていけばいい。もちろん、得られた道具たちは日常生活でも使うことができる。

【 ↓ ゼルダと算数ってなんか似てるなぁと思って描いたらくがき】(ネタバレに敏感な方は注意!)

らくがきその1
らくがきその2

ちびっこ研究員(ゼルダ大好き)は今、中学受験の勉強をしているのでよく私も教材を覗き見するのですが、特に算数に関して「解き方のチュートリアル→練習→応用」の一連の流れがまさにゼルダと同じなんですよね。新しい能力やアイテムを手に入れたら、少しだけ例題があって、あとは練習して身につけてね、身についたら応用問題やってみてねって流れ。
これは利用しない手はない、と思って算数をゼルダの伝説で例えたら、ちびっこ研究員さん、面白がってどんどん自分で勉強するようになりました。
例題を「チュートリアル」、練習問題は「祠」、応用問題は「コログチャレンジ(ミニクエスト)」とか「神殿(ダンジョン)攻略」、公式は「ゾナウギア(アイテム)」って言葉を変えただけ。それだけでもちょっとわくわくしません?きっと私だけじゃないはず。

もし、ゼルダの伝説は楽しめる、でも算数は「つまらない」「何の意味があるのかわからない」と思っている子供たちがいるとしたら、私は伝えたい。算数もゲームもやってることあんまり変わらないよ。
ゲームでクリアするために頑張れる人は、勉強についても必ず頑張れる、と私は思っています。必要なのは「見方を変える」だけ。勉強をした先にどんな未来が待っているのかをイメージして、そこまでの道のりを「ミニクエスト」のサイズまで分割して一つ一つコツコツとこなしながら、自分の経験値や能力、ゲットしたアイテム(知識)を見える化できたら、もはやゲームと一緒です。楽しみながら攻略できるのではないでしょうか。

もう夏休み目前。夏休みの宿題をゲーム化して、楽しい夏休みを過ごしちゃいましょう!


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