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ラ・リーガクラブ "グローカル化" のこだわり ープラットフォーム選びのはなしー

こんにちは、カディス・ジャパン(CJ)です。

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THE INSIDE LOOKを立ち上げた理由

海外のスポーツ団体の活動を日本市場でも発信していくこと(これをローカライゼーションなんて呼んだりもします)は、コンテンツ内容・プラットフォーム選定・言葉選びなど、どうしたら日本のファンの方に伝わりやすくなるんだろう?と考えながら行う、意外と悩み多き作業です。

"グローバルの戦略を理解した上でローカライズを行う=グローカル化"ー。私たちも日々トライ&エラーしながら、ワクワクする、そして独自の情報を伝えていけるよう取り組んでいますが、その裏側を赤裸々に書いてみようではないか!という思いで『THE INSIDE LOOK カディス・ジャパンのこだわり』というコーナーを立ち上げました。

・同じように海外チームの日本展開事業に関わっている中の方
・海外のプロスポーツ業界で奮闘している方
・これからスポーツ業界に関わりたい方
・単純にスポーツやサッカーが大好きな方

といったみなさんと、「そんな工夫してるんだ!」「こんなんやったら面白いんじゃない?」等々意見交換ができる場にもなったらなぁなんて妄想も膨らましています。

それではゆるりと第1回をお届けしてまいります。


プラットフォームのはなし

メディアが多様化し、各チャンネルでの発信内容の見極めが重要になってきました。Instagramではかっこいい写真、Twitterではさくっと見られる動画やニュース、などツールによって取る情報を分けている方がほとんどだと思います。今日はそのプラットフォームについてのお話しをしたいと思います。

プラットフォームの話をする前に、まず大前提として、カディスジャパンのメンバーがSNSの活動に限らず、すべての活動において最も大切にし、意識し続けていることがあります。
それは、カディスCFが持つ哲学、歴史、パーソナリティを尊重し、活動する際にそれらを落とし込むということです。これらを意識することが、それぞれの活動における指針や意思決定の軸となり、活動における一貫性を持たせてくれます。

カディスCFについて知らないことがまだ多く残されているため、走りながらではありますが、学び続けていく必要があると考えています。

前提はこのあたりにしておいて、プラットフォームの話に戻ります。
SNSや発信プラットフォームを考える上で、カディス・ジャパン(CJ)は、
・バーバル(言語) ⇔ ノンバーバル(視覚)
・フロー ⇔ ストック

のシンプルな2軸をベースとして考えています。まだまだ立ち上げ期でカバーできていない部分はありますが、これらをうまくカバーできるタッチポイントを意識しながらカディスCFをプロモーションしていきたいと考えています。

また、グローバル ⇔ ローカル(日本)の視点もターゲットを考える上で重要視しています。
「カディスCFがスペインのラリーガクラブである」という点をいかにローカル(日本)マーケットで活かすことができるのか。
また逆に、「カディス・ジャパンはラリーガクラブの日本デスクである」という点をいかにグローバルマーケットで活かすことができるのか。

つまり、海外サッカークラブが日本で活動していることを最大限活かす。この視点をチームメンバーと常に議論し、考えながら取り組んでいます。

将来的には、カディスCF日本デスクであるカディスジャパンが生み出したローカル(日本)コンテンツが、スペイン本国や欧州で逆輸入的に使用され、話題を呼ぶことを狙っています。実際に日本でのコンテンツが本国スペインのコンテンツとして使われているケースがすでに出てき始めています。
日本でのコンテンツの質が本国スペインの質を超えることをベンチマークとしていきたいと考えています。

本題に戻りますが、現在カディス・ジャパン(CJ)では下記4つのチャンネルを日常的に更新しています。

1) Twitter

上記の2軸で考えた場合、Twitterはバーバル(言語)+フローの象限にあてはまります。また、Twitterはバーバル(言語)の性質が強いプラットフォームであるため、ターゲットとしてはローカル(日本人)になります。



2) Instagram

一方、Instagramはノンバーバル(視覚)+フローの象限にあてはまります。InstagramはTwitterとは逆でノンバーバル(視覚)の性質が強いプラットフォームであるため、ターゲットとしてはグローバルを意識した運用としています。

ただし、Instagramはタイムライン表示ではフローですが、グリッド表示にした場合にフロー → ストックに性質が変わるため、グリッド表示にした時の世界観やパーソナリティがどのように感じられるか、一貫性を感じられるかは強く意識しています。

カディスCF日本公式アカウントでは、一貫性や世界観を本国のアカウントより強く意識しているため、投稿する写真も選別していますし、すべての写真をレタッチしています。参考までに、本国と日本アカウントのグリッド表示を以下に載せています。それぞれの違いは簡単に見て取れるかと思います。

カディスCF日本公式のグリッド表示

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カディスCF本国スペインのグリッド表示

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カディスCF日本公式の投稿
(1部プリメーラ昇格が決まり、歓喜のカディスCFメンバー)



3) Podcast


Apple Podcast

Spotify


他スポーツ団体さんのチャンネルをチェックしてみると、1) Twitterはほぼマスト、2) Instagramはまちまち、加えて大きな(お金のありそうな)ところでは公式HPが存在しますが、CJが他とちょっと違うところとしては3) Podcastと4)noteを活用している点があります。

まずPodcastですが、Podcastはバーバル(言語)+ストックの象限にあてはまります。バーバル(言語)の性質が強いプラットフォームであるため、ターゲットとしてはローカル(日本人)を意識した運用としています。

カディス・ジャパンでは、ラ・リーガやカディスCF、スペインについて幅広く語る『ラリーガらぼ』というコンテンツを音声メディアで配信しています。ニッチな立ち位置であった音声メディアが、世界でもコアなコンテンツを作ることでその需要を伸ばしているという分析もあり、取り入れることにしました。”ながら聞き”ができるので、別の作業をしながら、お散歩しながら、気軽にコンテンツ消費ができるのも狙い。まだまだ日本では知名度が低いカディスCFのPRをするにあたり、興味を持ってもらう接点を多く持つためにもテーマはあえて幅広に設定しました。

このPodcastじわじわと多くの方に聞いてもらっており、ランキングでも見かけるようになってきました。スペインのサッカー界で活躍する日本人や、現地のクラブ関係者などのインタビュー等、CJならではのツテも活かしながら取材に関しては濃度高いコンテンツ作りを心がけています。スペイン語の取材音声もあるので、語学を勉強している方はリスニングの練習にも◎!

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4) note

最後に、noteはバーバル(言語)+ストックの象限にあてはまります。バーバル(言語)の性質が強いプラットフォームであるため、ターゲットとしてはローカル(日本人)を意識した運用としています。
Podcastと同じ象限に入りますが、文字と音声に違いがあるため、補完性のあるプラットフォームと考えています。

noteでは、今まさにこうして書いているようなTwitterの文字数ではでは伝えきれない中側を文章情報として発信しています。上述したPodcastも、もちろん文字ベースで読みたい方もいるので(読んだ方がスピードとしては早いですからね)文字起こしを投稿+Twitterで拡散、という使い方もしています。


THE INSIDE LOOKの今後の発信内容

今後は、メディアさんがまだ取り上げていないような現地情報などフレッシュな情報もお伝えしていく予定です。冒頭で触れたように、ここからカディスの、そしてスペインサッカーの輪がさらに広がればと一同思っておりますので、是非気軽に感想コメントなどもくださいね!(われわれとても喜びます)

#サッカー #ラリーガ #スペイン #スポーツビジネス




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