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黄金休暇と味噌汁とレジリエンス

黄金休暇も終わりましたね。
出かけることは一度しかできませんでしたが、数ヵ月分の仕事のキャッチアップができたので感無量です。

黄金休暇は時間的に少し余裕があったため、日々の料理について考えることもできました。もうずっと諸々に追われ、きちんとした食事を作ることもままならなかったのです。良くないのは重々承知ながらも、一日一食きちんと用意できるかどうかが私の毎日の最大のチャレンジでした。

料理ってつくづく創造的思考力が必要な作業だと思います。マルチタスクがまったくできない私ですから、料理以外のところでかなりの思考をしていたりすると、献立を考えるための思考力というのが笑えるほど残りません。

昔はエスニック料理やら創造的な何やらをかなりの頻度で作っていました。今は麻婆豆腐ですらインスタントに頼り切っています。豆板醤も甜麺醤も、さようなら~。

凝ったものでなくても栄養価が高く、基本「切る」だけで簡単に作れて、毎日食べても(家族も)飽きず、野菜たっぷり鍋料理のような、それだけで立派な一品になる料理はないだろうか・・・

黄金休暇中に考えて考えてたどり着いた答えは「具沢山味噌汁」でした。

あちこちで言ってる気がしますが、じつは私は和食があまり得意ではありません。味噌汁もわりと嫌いで、定食屋さんでも「汁物から始めるのが和食のマナー」故に本当にそれだけする感じ。この20年も味噌汁というものは滅多に作りませんでした。(年に1〜2回くらい)

味噌汁のいったい何が苦手なんだろう?

実家の味噌汁がとくに一番苦手でしたが、はるか昔の給食の味噌汁は美味しくてびっくりしたのを覚えています。給食の味噌汁は赤だしでした。母は赤だしが嫌いなので、私が苦手なのは母が好んで使っていた味噌なのかもしれません。

そんなわけで、この黄金休暇に赤だしの味噌汁を一度作ってみることにしたのでした。いや、一度というより何度も。味噌ってどーんっと売っているので、大量に残ってしまうでしょ、、 もったいないし、家族はなんと味噌汁が好きだったので、黄金休暇中は毎日作ってみたのでした。

そして、気づいてしまったのです。
味噌汁って超優秀な時短料理であることを。

そういえば太古の昔、具沢山味噌汁とかいう言葉を耳にしたことがあったような・・

時間的余裕があるといろいろ思い出します。

そして具沢山味噌汁の数々をネットで発見し、これぞ私が探し求めていた救いの料理なんではと心が震えました。具沢山味噌汁は栄養価が高く、基本なんでもぽいぽい入れられ、立派なメインディッシュになってくれるようだし、野菜もたっぷり摂取でき、しかも「切る」だけで作ることができる故に思考力も多分そこまで要さない、かつ時短で家族も好き。私のニーズをすべて満たしてくれそうです。

鶏もも肉の味噌汁、豆乳味噌汁、落とし卵の味噌汁などなど、ごちそうのような味噌汁に早速挑戦してみよう。いろいろな味噌を試しても楽しいかもしれません。これから実験で忙しくなりそうです。

実験の一例。具沢山ではないほう


そういえば味噌の量り売りというのがあるそうです。近所のスーパーはどこもそのスタイルを導入していませんが、そういうのがあるようです。高級スーパーやデパ地下にあるのかな。めんどくさがり屋の私がデパ地下まで出向くとはとても思えませんが、いつの日か流れ着いたら挑戦してみましょう。



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