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デアデビル邦訳本

デアデビルの登場する日本語翻訳済みの書籍を紹介。デアデビルのタイトルは基本全部傑作。ほかデアデビルのゲスト出演の邦訳本も紹介。随時更新予定。情報提供歓迎。

デアデビルイエロー

デアデビルの1964年初期のまだコスチュームが黄色だった時の話を切り取り、リメイクした話。デアデビルの正史とは設定とストーリーともに関りのない読み切りシリーズ。デアデビルの必読ストーリーである初期の話を現代風に読める。実際1964年のコミックを今読むと読みずらい。美麗なアートがよい。ストーリーは読みごたえがありおすすめ。回想の体裁でマットマードックのナレーションが入っているため、そのナレを理解しようとなると原書「daredevil :guardian devil」を読んでおく必要があるが、別に読まなくてもよい。daredevil :guardian devilについての解説記事はこちら


デアデビルボーンアゲイン

現在絶版のため入手が少し難しい。※原書版なら簡単に手に入る。本書はデアデビル正史の80年代ごろのストーリーを翻訳したもの。傑作と名高い本書はデアデビルのなかでもかなりの人気を誇り、デアデビルのファン外からの支持も厚い。デアデビルのアイデンティティを確立したアーティストフランクミラーが手掛ける。麻薬の為に身をやつしたカレンペイジは、金のためにデアデビルの正体を売る。それを入手したキングピンは、長年の敵デアデビルを追い詰める計画を実行する。すべてを奪われたマットマードックは再び立ち上がれるのか。必ず読んでおきたい名作。


デアデビル:マンウィズアウトフィアー

本書はデアデビル正史とは関係のない読み切り。同じくフランクミラーがストーリーを手掛け、アートはデアデビル90年代を支えた天才ジョンロミータjrが担当。デアデビルのオリジンを語りなおした本書は、マットマードックが黒いマスクを着けて活動していたという設定を新たに創造。Netflix版デアデビルに影響を与えた。ぜひ読んでおいてほしい名作。


デアデビルVSパニッシャー

デアデビルとパニッシャーが戦う。両者の哲学が激突。実際はパニッシャーと少年の交流や、パニッシャーの掘り下げの方が多め。だけれども非常にドラマティックな展開になっており非常に面白いのでお勧め。


マーヴルクロス11号~13号

アマゾンに在庫がありましたが、ほか中古のアメコミを扱うまんだらけや神保町アットワンダーなどをあたれば手に入るんじゃないかと思います。毎号マーベルコミックの邦訳を載せていた雑誌で、11、12、13号にわたって全三話の「デアデビル ラヴアンドウォー」が掲載されている。フランクミラーの語る、キングピンの愛の話。原書では、フランクミラーオムニバスの巻末に付属しているため持っている人は多いんじゃないかと思う。


ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト/ニューアベンジャーズ:セントリー

新生アベンジャーズにデアデビルも登場。この時、本書とデアデビルのストーリーライターが同じだった為かな。できればデアデビル二期の前半は読み終えたうえで本書を読んでほしいところ。ライカー刑務所にマットとフォギーが訪れた時、何者かの手によって刑務所が攻撃され、凶悪なヴィラン達が脱走してしまう。映画アベンジャーズ:エンドゲームに登場したローニンというキャラクターはこのシリーズが初出。なんとそのオリジンにはデアデビルがかかわっていました。


スパイダーグウェン/スパイダーグウェン:グレイター・パワー

「スパイダーバース」(※邦訳済み)で人気がでたキャラクター、スパイダーグウェンの単独タイトル。このストーリーはアース65の世界線(※正史世界はアース616)で、放射能蜘蛛にかまれたのがピーターではなくグウェンだったら?というコンセプト。この世界ではパニッシャーは警官で、マットマードックはなんと悪の権化となったヴィランになっている。ゲスいマットマードックが登場する、一部のファンにはたまらない仕様。


スパイダーマン:エレクション・デイ

私未読なので商品紹介から引用します。そのうちよみたい。

市長選の投票日がいよいよ目前となり、ニューヨークの街は慌ただしさを増していた。ピーターの親友ハリーが恋人のリリーにプロポーズする一方、鑑識官のカーリーはスパイダーマンが容疑者となっている“スパイダートレーサー殺人事件"の真相に迫ろうとしていた……。そんな中、ついにメナスの正体が判明する!! しかし、スパイダーマンはメナスとの死闘に傷つき、警察に捕まってしまう。窮地に現れた弁護士マット・マードック(デアデビル)は絶体絶命のスパイディを救えるのか!? 『ブランニュー・デイ』開始時から散りばめられた数々の謎が今、明らかとなる!!


デッドプール:スーサイド・キングス

デップーがぬれぎぬを着せられ奮闘。デアデビルとベンユーリック(デアデビルお馴染みキャラ。記者でデアデビルを助ける。ドラマにも登場した)が登場。スパイダーマンとデッドプールのやり取りにあきれるデアデビルがかわいい。


イモータル・アイアンフィスト

本書の巻末に「シビル・ウォー:チュージング・サイズ」というクロスオーバーエピソードが収録。全八ページ。デアデビル二期中盤で、デアデビルの正体を暴露されたマットは刑務所に収監される。そのあいだ、謎の人物がデアデビルとして活動していた。その人物はストーリーでしばらく伏せられ、なんと正体がダニーランド(アイアンフィスト)だったことが判明する。この「シビル・ウォー:チュージング・サイズ」は、このデアデビル誌の話とアイアンフィストとシビルウォーをつなぐ話。だが、デアデビル誌の話と大きく矛盾しているため意味不明。それ以外の本編は本編で超絶面白いのでお勧め。


エッジ・オブ・ヴェノムバース

色々なキャラクターがヴェノム化する一話読み切りが毎号続いたシリーズの邦訳版。ヴェノムバースを読む必要はなく、それぞれのキャラクターのスピンオフといった側面が強い。#2ではグウェンプールがヴェノム化。このストーリーでなんとグウェンプールは憧れのマットマードックと初めて会うことになる。私はこの#2だけ原書リーフで持ってます。

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