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インド映画「Tanhaji : the unsung warrior」

情報

監督 オーム・ラーウト 公開 2020年1月 

出演 アジャイ・デーヴガン サイフ・アリー・カーン カジョール 他

視聴した方法 英語字幕/spacebox主催の自主上映

あらすじ

ムガル帝国を率いるアウラングゼーブを前に、城を明け渡す条約を締結せざるを得なかった南部の王シヴァラージ。明け渡した城の中には戦略的に重要な難攻不落の城コンダナも含まれていた。

インド全土征服に本腰を入れたアウラングゼーブは、凄腕の戦士ウダイバーンの率いる兵と超巨大大砲ナギンをコンダナに派遣。シヴァラージの部下は戦士タナージを派遣し対抗することを進言する。だが彼の右腕とも言える戦士タナージは、妻と息子を持ち幸せの絶頂にいる。シヴァラージは却下するが...

感想

所謂ヒーロー映画。歴史実話(大砲はフィクション)でヒット映画。アクションはインド映画らしく物理法則無視なとこがある。実生活で結婚しているアジャイデーヴガンとカジョールがこの映画で夫婦役。戦争の話で、裏切りあり愛ありヴィランとヒーローの対決ありで意外と王道。シンプルなキャラクター造形で、アジャイデーヴガンは主人公なので何しても大丈夫で敵のサイフアリーカーンはわるい奴で残忍。ちゃんと伏線がはられて回収されて、必要のないシーンが全くないわけではないけど少なく見やすい。最後のシーンの余韻がおいしく、ヒットも頷ける。

あらすじ全部をあっさり※本編鑑賞後に読んでね

タナージは父に闘いを教え込まれるが、度重なるインドの紛争で父は亡くなってしまう。タナージは父から腕輪を託される。大きくなったタナージは負け知らずの指揮官となっていた。

インド全土征服に本腰を入れたムガル帝国の王アウラングゼーブは、凄腕の戦士ウダイバーンの率いる兵と超巨大大砲ナギンをコンダナに派遣。シヴァラージの部下は戦士タナージを派遣し対抗することを進言する。

息子の結婚式の招待を王シヴァラージに渡すべくラジガッドにやってきた何も知らないタナージ。タナージは妻サヴィトリの欲しがっていた、二人の姿が映る鏡を手に入れるミッションも仰せつかっていた。シヴァラージはタナージを戦争に行かせたくなかった為に、ウダイバーンの件を彼に知らせないように部下に忠告する。彼が戦争の話を聞きつければ必ず出陣しようとするだろう。だがタナージを妬んている1人の部下が裏切り、タナージにウダイバーンの件を話す。ウダイバーンとの戦いでタナージが死ねば邪魔者が消える。誇り高気戦士タナージはマラーター魂をたぎらせ、戦争には必ず出陣すると王に進言。あなたが泣くときが私が死ぬときだと心配するシヴァラージをなだめた。タナージ達はウダイバーン達がコンダナ城に到達する前に闘いを仕掛け妨害する作戦に出る。

ウダイバーンは大砲ナギンと共にコンダナへ移動する。ウダイバーンは美しい女性カムラを捉え連れてこさせていた。カムラはウダイバーンを頑なに拒む。

タナージはウダイバーンの行動を予測。タナージの読みどおりウダイバーンは一番近道の谷間のルートを選択する。だがまもなく裏切った部下の遣いがタナージの作戦を密告する。火薬を地面に仕込み、タナージ軍はウダイバーンを迎え撃つが、タナージが爆破したのは大砲ではなく大きなヤシの木で、戦った相手は同じマラーターの同士の捕虜だった。これは囮だった。タナージの裏をかき戦わずして勝ったウダイバーンは、タナージが囮と戦っている間に川を船で移動しコンダナへ到達した。

コンダナは難攻不落で、1つの入口の細い道は門で固く守られ、断崖絶壁に囲まれていた。巨大大砲ナギンの射程で南部を狙える。タナージは兵を集めさせ待機させておき、単身調査に乗り出す。一方ウダイバーンはコンダナ城内を恐怖で支配していた。タナージはコンダナを良く知る老人からコンダナの弱点を聞き出す。コンダナ城内には秘密の抜け道があり、城外に通じている。タナージは潜入するべく以前はシヴァラージに仕えていたコンダナ城の守衛達(※僕の理解が曖昧で違うかもしれない)を説得。彼らに同行し、ウダイバーンの宴のダンサーの一人として潜入する。

タナージは大胆にダンス中に裏切り者にナイフを投げ殺害。ウダイバーンに自分はタナージであると宣言し捉えられ拷問される。夜幽閉され鎖に繋がれたタナージにウダイバーンの部下が近づいてくる。彼はウダイバーンに捉えられた女性カムラの兄で、実はカムラを守る為にウダイバーンに同行していた。彼はタナージを開放するとウダイバーンの妨害になると謀った。彼によれば、ウダイバーンがアウラングゼーブに仕える前、ある都(※固有名が出てきていたと思うが僕覚えてない)にいた使用人の息子ウダイバーンは姫君カムラに恋をしていた(※記憶が曖昧。少し違うかもしれない)が身分の違いを理由に断られる。自分の産まれを呪ったウダイバーンは母親を手にかけ、その後行方をくらませていたのだった。

なんとか逃げ出したタナージは抜け道を無事発見し脱出。ブチ切れたウダイバーンは血眼になってタナージを捜索するが見つからない。タナージに有利な状況を作ろうとしたカムラの兄は、カムラにウダイバーンからの求婚を受け入れさせウダイバーンを油断させようとする。企みは成功しウダイバーンの注意をタナージからそらせた。

タナージは息子に、父の形見の腕輪を託す。タナージは城を攻め落とす計画を実行する。ウダイバーン達は結婚式の余興で油断していた。発見した抜け道を脱出した時とは逆に通り侵入するチームが、城の内側から、城の唯一の入り口の門を制圧し扉を開ける。タナージはコンダナ城を囲む断崖絶壁を登り奇襲を仕掛ける。大砲ナギンに火をつけようとするウダイバーンを止めるべくタナージは突撃。片腕を失いつつもウダイバーンと闘い、ナギンとウダイバーンを崖から落としとどめを刺した。シヴァラージは自分が泣いていることに気付き、タナージの死を予感した。コンダナ城は奪回したが、タナージはマラーターのサフラン色の旗を持ったまま絶命した。アウラングゼーブのインド制覇の夢は途絶えた。タナージの息子は結婚式を挙げたが、タナージの妻が手に入れた大きめの鏡に、共に映るはずのタナージはもういないのだ.... 

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