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デアデビル2期-⑩「Daredevil: Hell To Pay Vol. 2」


情報

収録:Daredevil (1998) #100-105, Daredevil Annual (2007) #1

ライター:エドブルベイカー/ イラスト:マイケルラーク他

あらすじ

癇癪を起したミラはリリーにどついたが、その拍子に駅にいた男性が線路に落下し帰らぬ人となる事故が発生。

ラリークランストン改めミスターフィアーの罠にかかったデアデビルは、ミスターフィアーのガスによってレーダーセンスを混乱させられ無実の警官をのしてしまう。ミスターフィアーの策略を突き止めるためデアデビルは奔走する。

ミラはミスターフィアーのガスによって狂暴になるよう操作されていたのだ....。

感想

たぶんこのストーリーと並行して他誌と何かあったのかな。ご存じの方教えてください。

マットマードックが追い詰められていく。結果的にミスターフィアーの勝利で終わった感。デアデビルは恋人や婚約者を失うことはあったが、今回はそれよりつらいかもしれない。完全に失ったわけではないが、元の関係を続けられるわけでもない。マットの心に風穴を開けることになり、しかも永遠に解決しない。

ミスターフィアーの策略は、読んでいるときに驚きをもたらしてくれるサプライズがあり面白かった。また、デアデビルが幻覚を見ているときにイラストが変わる場面もよい。

キャラクター/※ネタばれあり

マット・マードック/デアデビル・・・恐れを知らぬ男。ミスターフィアーによる策略に惑わされるが、最後には彼をぶちのめして逮捕させる。ミラが拘束されることになり、愛する人を治せず力になれないことに苦悩することになる。

ミラ・ドノヴァン・・・マットの妻。ミスターフィアーのガスによって狂暴に、そして恐れが増幅されてしまっていた。ミスターフィアーのガスの開発に携わった博士が殺害されたことにより、ミラを治す方法が事実上封印される。ミスターフィアーがリリーを仕向けた際、リリーがきっかけとなり狂暴になったミラが自宅療養の監察官に暴行を加える。ミラは隔離された施設で治療を受けることになった。

フォギー・ネルソン・・・マットの親友で弁護士事務所の同僚。今回も振り回された。

リリー・ルッカ・・・マットをたぶらかした罪でミラから恨まれている。ミスターフィアーとの取引により、指示に従えば男を惑わせる香水の効果を消し、マットマードックをお前にやると言われしたがってしまう。以降姿をくらます。

ミスターフィアー・・・ダースベイダーに似ている。ハンサムな金持ちで、マットマードックに恨みがある。恐怖を操るガスを武器にしている。ガスによって自分の体を恐怖を感じないように改造しているため、脅しは通じない。

オックス・・・デアデビルの超初期から登場しているヴィラン。力持ちで巨大な体躯を生かし突進してくる。ミスターフィアーのもとで働いていたが、ボスが変わったようだ。

レッキングクルー・・・アスガルドの魔法が宿ったバール(のようなもの)によって超人的なパワーを得たダサいコスチュームの四人組。バールさえ奪えば常人に戻るので、デアデビルのようにパワー負けするヒーローの勝ち筋はこれしかない。よくアベンジャーズと渡り合ったんだぜとか自慢しているが、基本的にかませ犬である。

ザ・フード・・・ミスターフィアーを影で援助していたヴィラン。アヴェンジャーズのリーダーとなったノーマンオズボーンの命により町を監視していたと思われる。


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